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ひろがりし噂は事実冬座敷

■200612_03
海紅 2006/12/18-08:32 No.[326]----------------------------------------

ひろがりし噂は事実冬座敷


千葉ちちろ 2006/12/19-09:37 No.[328]----------------------------------------

17日の忘年句会には義母の7回忌のために出席できませんでした。親戚が集まったお寺さんの控え座敷では法事とも思えない程色々な話が飛び交って笑い声の渦。食事の席でもアルコールが入って一段とにぎやかなこと。寒い冬を吹き飛ばすような勢いでした。


千葉ちちろ 2006/12/20-10:03 No.[329]----------------------------------------

噂の内容は何だったのでしょうか?
「紀香と陣内の結婚は本当だったんだね〜」なんてね。
井戸端会議のようにペチャクチャ噂話をしてるんでしょうね。女性が中心でしょうか。


海紅 2006/12/20-15:04 No.[330]----------------------------------------

噂の内容ネ…、「冬座敷」の一語がそのすべてを物語ったっている、ということでいかがでしょう。


千葉ちちろ 2006/12/21-15:36 No.[331]----------------------------------------

噂の内容について、先生より「冬座敷」の一語がすべてを物語っているとのお言葉でした。つらつら考えてみるに概ねその意味についての取り様は二つあるのではないでしょうか。先の「思ひつめるくせや火鉢に手をかざし」の句でも宇佐美小梅さんがおっしゃっておりましたが、「『思ひつめる』は心に冷たいものがある感じ。『火鉢に手をかざし』はそのままの情景であたたかい幹事がするので、その対照的な表現がおもしろい」とのコメントがありました。
「冬座敷」も考えてみると、俳句的には「冬」なのだから、その噂も暗く切ないものの方が合っていて、場合によっては他人の誹謗中傷の噂のような陰湿な感じだったりするものかもしれません。
しかし、小生的には敢えて冬だからこそ、明るい話題の噂話の方が大好きですね。
皆様はどのように解釈されるでしょうか。


千葉ちちろ 2006/12/21-15:42 No.[332]----------------------------------------

訂正いたします。
当然皆様はわかっていらっしゃると思いますが、「あたたかい幹事がする」の「幹事」は変換ミスで「感じ」です。ごめんなさい。


海紅 2006/12/21-17:26 No.[333]----------------------------------------

おもしろい問題提起ですね。師走で忙しいでしょうが、この談話に御参加くださいナ。


海紅 2006/12/22-10:09 No.[334]----------------------------------------

1 ひろがりし噂は事実冬座敷
2 ひろがしり噂は事実牡丹鍋

 というふうにして比較すると、どうなるだろうか。



堀口希望 2006/12/24-00:26 No.[335]----------------------------------------

上五中七即ち「ひろがりし噂は事実」は具体的な「物」を含まず、抽象的かつ漠然とした措辞ですから、下五の季語はなるべく具体的な「物」をあしらった方が景が一層はっきりと見えるのではないでしょうか。そういう観点から私は、漠然とした「冬座敷」より、具体性のある「牡丹鍋」の方を採りたいと思います。そうすることによって、噂話の現場の雰囲気が彷彿するように思いますが…。



千葉ちちろ 2006/12/24-07:57 No.[336]----------------------------------------

堀口さん、お久しぶりです。
おっしゃるように「牡丹鍋」の方が具体的でいいような気がします。ただ、こうなると当然明るい噂話でないと合わない感じがしますね。もちろん、小生は明るい噂話の方に賛成なのですが、先生の意図したというか、詠んだ時の「冬座敷」での噂話はもしかしたら違っているのかもしれませんね。
話変わって堀口さんのお名前の「希望」は本名だったのですね。俳号だとばかり思っておりました。でもそのまま俳号としてもとても素敵だと思います。ご両親の粋な感じがなんとなくわかります。


荻原しんいち 2007/01/03-05:04 No.[341]----------------------------------------

もしかしたら、初めての書き込みかもしれません。

座敷と牡丹鍋のどちらが良いかというより、それぞれ別の風景が思い浮かびます。
(いずれにしろ冷たいものではないように感じました)

【冬座敷】
年末に都会から帰って来た息子とか娘を迎えた座敷を想像しました。
噂というのは、都会に行っていた息子(あるいは娘)に、どうやら相手がいるらしい、といった内容で、今回の帰省に息子(あるいは娘)がその相手を連れてきた。親父はちょっと緊張し、母親は張り切って料理を拵えての席。
ちょっとだけ畏まったからこそ「座敷」。幾日か過ぎて新しい年を迎え、そのうち新しい家族を迎えることになる期待。
【牡丹鍋】
牡丹鍋を日常的に食べる姿は今ひとつ想像できず、どちらかと言うと高級食材?小部屋で少人数の企業の接待の席での牡丹鍋。噂といえば株価か人事か買収劇?

頓珍漢なことを言っているかもしれません。掲示板投稿のお作法も不承知なため、ご指摘いただければ幸いです。

ちなみにわが賢妻は私とは全く逆の意見だそうです・・・



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