■白山連句会第二十回興行 2015/10/26-14:13 No.[177] |
|||
芭蕉会議十周年祝賀百韻 「たとふれば」の巻 1 たとふれば零余子の蔓の如き仲 海紅 2 思はず笑みをこぼす満月 瑛子 3 秋の浜朝の日差しに身を寄せて 千年 4 十年の時一誌にと編む 文子 5 近頃の生徒はなどか影薄く 石動 6 宿直室は猪の鍋 由美 7 燗の酒ひと杯だけでまどろみぬ 草栞 8 金々先生放蕩の果て 酢豚 ウ 1 雪虫の故郷(さと)に生涯住むといふ 美知子 2 霞の海や人の恋しき 喜美子 3 若緑客布団干す御新造 無迅 4 太棹三味のかかる猫板 石動 5 宮仕へならず水蟲にもならず 千年 6 塩を片手になめくじ狩へ 無迅 7 影追へば江戸川乱歩夏の月 瑛子 8 乙女の湯あみゆららゆらゆら 喜美子 9 シガレット微かに匂ふ貴賓室 酢豚 10 「経は法華経 仏は如意輪」 石動 11 不二の峰人の行列蟻のやう 喜美子 12 木の間隠れに遠花火見る 海紅 13 欄干に吊るされてゐる忘れ物 千年 14 けんけんばーの兄と弟 喜美子 二オ 1 起きたらね見渡す限り銀世界 瑛子 2 マフラー軽く巻いて青春 酢豚 3 自転車の広き荷台は君がため 石動 4 出前に走るロック聴きつつ 由美 5 洋犬も主人もずっと寝たきりに 千年 6 窓辺の小鳥代る代るに 喜美子 7 ありあひの花瓶にあふれ猫じやらし 石動 8 空澄むごとし九条の言 千年 9 血の現場いま月光の下にあり 酢豚 10 祈り深まる木の実降る頃 瑛子 11 靴の紐しっかり締めて門に立つ 喜美子 12 山の神ゐる箱根駅伝 由美 13 幼な等の双六遊びきりも無く 石動 14 免震耐震軋む列島 千年 二ウ 1 闇市に真偽明々瓢鮎図 石動 2 縁台将棋浴衣羽織って 草栞 3 独り居の隣へ西瓜おすそ分け 喜美子 4 涼しき道のあの蝉時雨 千年 5 サヌカイト二上山に採りに行く 無迅 6 君の父君坐骨庵とか 瑛子 7 夢占はぴたり第三子は男児 海紅 8 大縄飛を跳ぶよ健気に 美知子 9 足伸ばしスワン着水月冴ゆる 喜美子 10 聖樹の下に集ひ合ひたり 草栞 11 折紙の赤青緑〇◆ 酢豚 12 雨の上がりし停車場の朝 千年 13 花明り深呼吸して目をつむる 瑛子 14 森羅影裏蔵身春 千年 三オ 1 蚕のねむりシルクロードといふロマン 文緒 2 蜃楼はるか母の呼ぶ声 喜美子 3 抽斗の油の滲む柘植の櫛 無迅 4 相対死にの腕のからまる 由美 5 藍染の羅若き木偶遣ひ 石動 6 回転ずしへどっと繰り出す 酢豚 7 夏館爆買ひされてしまひけり 文子 8 色なき風と妻の眇と 無迅 9 新生姜薬味に添へて恙無し 千年 10 開拓進み露宿す畝 喜美子 11 月の船コロボックルと交信す 石動 12 招待状がかぐや姫から 文子 13 これ読んで『老老介護物語』 由美 14 壁くり抜いて窓を作ろう 瑛子 三ウ 1 サングラスかけて含羞焼跡派 石動 2 一族集ひ酌む冷し酒 希望 3 洗鯉親の財産気にかかる 酢豚 4 大黒天の笑ふ掛け軸 海紅 5 天神に順洋丸の寄進あり 千年 6 高台移転祖母の手を引く 喜美子 7 花嫁はさんさ時雨に濡れかかり 由美 8 雄蝶雌蝶の注ぐ杯 文子 9 月の眉旅にしたがふ影朧 文緒 10 閑かに蛙出づる古池 石動 11 風もなくふるひとひらの山櫻 喜美子 12 貴殿の歌は鬼も笑ふよ 千年 13 音程に合はせてくれるピアニスト 由美 14 柿好きな孫梨好きな孫 千年 ナオ 1 棚葡萄瑠璃に琥珀に日は染めて 石動 2 子規を迎へに秋の夕暮 瑛子 3 見渡せば墨絵のやうな京の町 酢豚 4 志士の皆さんいいお方どす 千年 5 面影をいつまでも追ふ面打師 執筆 6 土佐源氏から恋を教はれ 千年 7 ふと見ればつかず離れず寒の月 喜美子 8 前行く上司滑る雪道 由美 9 ペンギンの飼育係が泣いてゐた 千年 10 絆深めむ仲間信じて つゆ草 11 国境をつなぐ橋あり大瀑布 瑛子 12 わびさびしをりハルトマン美学 文子 13 ヤマネコの緑の眼我を見し 千年 14 二百海里の波穏やかに いろは ナウ 1 草を引きつつ貫之の話する 海紅 2 夜汽車で通ふサマースクール いろは 3 闇突いて近づいてくる大太鼓 千年 4 金星周る軌道突入 由美 5 暁の空に初音を追ひ求め 草栞 6 快癒の便り届く清明 文子 7 ひらきたる百の花々千代の花 石動 8 芭蕉会議に点る春灯 執筆 (千年捌 平成27年11月2日首 同12月26日尾) |
|||
千年
2015/11/02-05:32 No.[182]
| |||
それでは、連衆の皆様始めましょう。芭蕉会議十周年祝賀事業・俳諧之連歌百韻。一句一句を言葉のたまとして、つなげていきましょう俳諧の未来の風が吹くように。 脇をお願いします。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/02-07:55 No.[183] | |||
千年さん いよいよ出発のときですね。思う存分お捌きください! おことばに甘えます。賑やかな座をねがって、脇をふたつ考えてみました。 たとふれば零余子の蔓の如き仲 海紅 あるがままなる百生りの歌 思わず笑みのこぼれ霜月 瑛子 | |||
yumi 2015/11/02-08:53 No.[184] | |||
よろしくお願いいたします。 *秋霖漏るる山の分校 *流れ星見た山の分校 | |||
yumi 2015/11/02-16:28 No.[185] | |||
*鮭塩焼きと俳諧好む *猪狩りと俳諧好む | |||
希望 2015/11/02-17:46 No.[186] | |||
一族集ふ重陽の宴 希望 | |||
酢豚 2015/11/02-19:21 No.[187] | |||
よろしくお願いします。 秋空の下二人三脚 酢豚 | |||
石動 2015/11/02-19:29 No.[188] | |||
喜んで 参加。 二番 まったくあをく深き秋天(三秋) 色なき風のわたる茅屋(三秋) 陰を濃くせる山は晩秋(晩秋) 秋日に照らふ川の一筋(三秋) | |||
千年 2015/11/02-19:45 No.[189] | |||
はい、それでは、ここは瑛子さんの「思わず笑みのこぼれ霜月」を、この百韻を月も祝福してくれているとしてこういたしましょう。 〇思はず笑みをこぼす満月 | |||
千年 2015/11/02-19:54 No.[190] | |||
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也。 第三 〇秋の浜朝の日差しに身を寄せて といたします。 | |||
千年 2015/11/02-19:57 No.[191] | |||
表八句、もう少し秋を楽しんでも・・・ | |||
eiko yachimoto 2015/11/02-20:59 No.[192] | |||
Wow! 千年さん、ご治定ありがとうございます。最初、初月だったので、 おつきさまが輝いてとても嬉しいです。第三でお日様も海も燦々。 百韻は秋を3句で突如切ることもなく自然ですね! | |||
yumi 2015/11/03-01:36 No.[193] | |||
*貝拾ふ手に水しんと澄む | |||
yumi 2015/11/03-02:36 No.[194] | |||
*たぐる投網に鰯が光る | |||
千年 2015/11/03-05:48 No.[195] | |||
秋は三句から五句まで。ここで切って雑(無季)の句でいってもいいし、秋を続けるなら晩秋でお願いします。 これまでの芭蕉会議の一泊旅行のスナップショットも百韻のどこかにいれたいですね。 それでは、連衆の皆様、また夜お会いしましょう。 | |||
文子 2015/11/03-07:01 No.[196] | |||
お早うございます、もう一夜にして第三までいったのですね。すごーい。 十年の日々一誌にと編む 文子 | |||
無迅 2015/11/03-10:49 No.[197] | |||
それでは、二句を。 出掛けに手折る垣の金柑 ぶらりぶらりと高根の通草 | |||
石動 2015/11/03-12:49 No.[198] | |||
第四 (一応すべて晩秋・・の つもり) 雀舞へ舞へ出でよ蛤 尾越の鴨は準備運動 鎮守の森の色のさまざま ことしの新酒十年の栄え 茸汁ならやはりシメジぞ | |||
酢豚 2015/11/03-14:39 No.[199] | |||
紅葉かつ散る里の静けさ 酢豚 | |||
千年 2015/11/03-17:43 No.[200] | |||
「水澄む」「出掛けに手折る」「新酒の栄え」「紅葉かつ散る」と付けていただけました。 ここは、朝日に身を寄せている人の心中の世界ということで、文子さんの句をいただきます。 次はご自在にどうぞ。 | |||
千年 2015/11/03-20:16 No.[201] | |||
打越の満月はmoon、日々は時ですから天象の打越ではないのですが、ここは日々を時にいたします。 | |||
千年 2015/11/03-21:47 No.[202] | |||
諸橋轍次の大漢和辞典の字訓索引で「とき」を引くと、寸、旬、辰、刻、季、宙、秋、時、・・、場、・, 期、會、漏、節、鴇・・とありました。 前句のどこかに「関係性としての我」を見つけることが「付ける」ということかもしれませんね。 | |||
石動 2015/11/03-21:48 No.[203] | |||
第五 かりかりと弾けばお馬走りだし 近頃の生徒はなどか影薄く 診療所ひとりで建てた医師がゐる 明鴉カアとひと啼夜の明くる | |||
千年 2015/11/03-22:00 No.[204] | |||
さっそく、石動さんからいただきました。 「近頃の生徒」いただきます。 | |||
千年 2015/11/03-22:21 No.[205] | |||
ここで、由美さんに登場していただきましょう。 〇猪荒らす分校の庭 あっと、猪は晩秋か・・・ ◎宿職室に猪の鍋 生類憐れみの令にも猪は入っていなかったそうです。 | |||
千年 2015/11/03-22:25 No.[206] | |||
次は冬の長句をお願いします。 | |||
千年 2015/11/03-22:38 No.[207] | |||
宿直室はに訂正します。 | |||
草栞 2015/11/03-23:55 No.[208] | |||
ご無沙汰しておりました。 今回の百韻は参加させて頂きたく思います。 7 熱燗は一杯だけでまどろみぬ 草栞 猫ニ匹炬燵の中にもぐり込み 草栞 | |||
千年 2015/11/04-05:51 No.[209] | |||
草栞さん、よろしくお願いいたします。 一杯でまどろむところがいいですね。いただきます。 次は冬でも雑でも。季移りの技が冴えれば夏でも・・・ | |||
千年 2015/11/04-06:04 No.[210] | |||
「・・・は」が三句続きますから、熱燗を「燗の酒」とします。 それでは、また夜お会いしましょう。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/04-09:32 No.[211] | |||
ーー前句のどこかに関係性としての我をみつけるーー 千年宗匠の含蓄あるフレーズをハイライトしたくなりました。 基督教入門講座の用語に翻訳!すると 聖書の読み方に3通りあり、1。技術者(専門家) 2。傍観者 3。当事者(瞑想家) 付けは,前句を当事者として読み,瞑想にはいってでてくるもの といえるかもしれないなどとおもいました。 | |||
酢豚 2015/11/04-10:47 No.[212] | |||
金々先生放蕩の果て 酢豚 はやぶさ2の軌道修正 酢豚 | |||
石動 2015/11/04-15:02 No.[213] | |||
捌さま、第五 採択 多謝。 流れが、迅速で おもしろし。 ご参集のみなさま、難しいことは「捌さま」に ほっ放り投げて、海紅先生のおっしゃる「詩ごころ」だけを抱いて、我等は お気楽に やりませう。 道のりは長けれど 愉しみます。 満尾のあかつきには 百韻の瞳に 乾杯を! | |||
千年 2015/11/04-17:33 No.[214] | |||
表八句の最後を飾る一句・・金々先生=恋川春町の黄表紙の金村屋金兵衛=放蕩のメタファー=百韻もまた放蕩なり・・・・ 野暮はいわずにいただきます。 | |||
千年 2015/11/04-17:43 No.[215] | |||
連歌の表八句は和歌が背景にあるせいか、叙景句が続いていくケースが多いような気がしますが、今回の表八句はそれから非常にずれてしまいました。 さて、次はウラ14句の世界に入っていきます。 叙景句で軌道修正もよし・・・ぼちぼち行きましょう。まだまだ一巡が終わっていないということで、よろしくお願いいたします。 | |||
yumi 2015/11/05-11:29 No.[216] | |||
宿直室の句ありがとうございます。 たしか美智子さんは白山連句会初めてですよね。 今だったら季語入れても入れなくてもていいので、比較的作りやすいですよ。詩人の発想力で放蕩先生を救ってやってください。 私の句みたいにお捌きが直して入れてくださることもあるので、気軽に投句するのが一番です。 | |||
美知子 2015/11/05-12:19 No.[217] | |||
千年さん、お久しぶりです。それではお言葉に甘えて末座にお邪魔します。恋句がこの辺に入ってもいいのかなと。 雪虫の故郷に生涯住むといふ 美知子 故郷はさととルビをふりたいのですがじゃまになりそうなので。初めてですので切り捨てご遠慮なく。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/05-12:44 No.[218] | |||
Welcome、 dear Michiko!!!!! Let us enjoy renku to our hearts' content. こころゆくまでたのしみましょう。 | |||
美知子 2015/11/05-14:07 No.[219] | |||
表は八句なのですね。ウラの一句めですね。百韻の構成がわからなくて、裏にすでに入っていると勘違いしてしまいました。あわてんぼで。恋の句ははやいですね。でもおもしろそう。道案内よろしくお願いします。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/05-14:25 No.[220] | |||
美智子さん、はじまりとおわりをわかっているとあとは 簡単(内容ではなく、100の数え方においてです)です。 8句+14句ーーーーーはじめの2面 14句+8句ーーーーー終わりの2面 以上合計44句 はじめとおわりの間に14句x4面=56句 44+56=100句 このあいだに7回、月が出て,4回、花が咲きますが、それは 千年宗匠がタイミングを見て下さいます。 恋といっても恋のよびだしですもの、ここでも絶対ダメと云うことではないと感じます。 それではまた。 瑛子 | |||
尾崎喜美子 2015/11/05-16:14 No.[221] | |||
千年宗匠、張り切っていらっしゃいますネ。おげんきそうでなによりです。考えに考えて、末席を汚させてくださいませ。 9、いざ行かんマスク片手に被災地へ | |||
美知子 2015/11/05-18:06 No.[222] | |||
eikoさん、かさねてありがとうございます。新しいことがわかると嬉しいです。これからもあーそうなのかがたくさんありそう。楽しくなります。どうぞよろしくお願いします。ゆっくりペースになりますがついてゆきます。尾崎さん、これから楽しみです。どうぞよろしくお願いします。 | |||
千年 2015/11/05-18:55 No.[223] | |||
美知子さん、喜美子さんどうもごぶさたしております。 これで、百韻に厚みが増します。 時事句もいいのですが、ここは美知子さんの雪虫(仲春)をいただきます。春は三句〜五句続けてみましょう。 | |||
尾崎喜美子 2015/11/05-21:08 No.[224] | |||
裏 2 霞の空にかまどの煙 | |||
千年 2015/11/06-03:36 No.[225] | |||
ここは、恋っぽくいきましょうよ。 〇霞の海や人の恋しき 霞ヶ浦の高浜を思い出しますね。 | |||
千年 2015/11/06-03:42 No.[226] | |||
次は花の長句か・・・ | |||
尾崎喜美子 2015/11/06-09:06 No.[227] | |||
千年宗匠有難うございました。 もう少し、発想を豊かにしませんと連句はついていけないかもしれません。確かに、名にし負う霞ケ浦でした。 | |||
文子 2015/11/06-10:02 No.[228] | |||
千年さん ありがとうございます。私も投句したあと月との関係が気になりましたが、時に訂正して頂き感謝です。では芭蕉さんの思いを想像して一句。 みちのくの花を信じて旅に出る 文子 | |||
石動 2015/11/06-17:32 No.[229] | |||
裏 三 〇若桜灯ともしころを散つてゆく 「人の恋しき」に惹かれて・・のフライング闖入。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/06-19:42 No.[230] | |||
霞の海や人の恋しき 喜美子 むらさきの夕暮れの角花のぞく 瑛子 ーーー 希望さん,無迅さ〜ん,そろそろ出番です。 | |||
千年 2015/11/06-20:06 No.[231] | |||
希望さん、無迅さん、よろしくお願いいたします。 石動さんのように、どこかで桜を付けるのもいいかも・・・歌仙ではなかなか桜といえない・・・ 御幸する桜が本の今日の春 と、しだれ桜のもとの連歌会を寿ぐ句に 花に相(あひ)あふ日こそ稀なれ と挙句を付けた、室町時代の連歌があります。 それでは、また明日お待ちしております。 | |||
yumi 2015/11/07-00:45 No.[232] | |||
*残る花灯漏るるジャズハウス | |||
千年 2015/11/07-09:10 No.[233] | |||
「和歌では「花」といえば「桜」を指すが、連句では「花」といっても「桜」の意とはならず、ただ単に「桜の花」といってもそれは「花の句」としての扱いを受けない。その理由は「花」といえば春の句とされるが、「花の句」は四季に咲く花々の美しさを含めての賞翫の総称を意味するものであり、「桜の花」といっただけでは植物個有の特性を表すだけで賞翫の意はないと考えられるからである」(連句辞典) 「花とは万物の心の花なり」「華は桜にあらず、桜にあらざるにもあらず」(二十五ヶ条) 独して沙魚釣兼し高瀬守 等躬 笠の端をする芦のうら枯 栗齋 梅に出て初瀬や芳野は花の時 芭蕉 恋くさの何をたねにや云よらん 蕪村 ともし火消へて春の夜の月 几董 憎まるゝ烏も花の森へゆく 竹護 | |||
yumi 2015/11/07-10:46 No.[234] | |||
恋好きなもので……。 今は花の定座ではないから、花を入れなくてもいいですか。 *春闌けて灯漏るるジャズハウス | |||
千年 2015/11/07-12:05 No.[235] | |||
まだ一巡しておりませんので悪しからず。 花の定座は「とりあえず」のものです。 | |||
千年 2015/11/07-12:41 No.[236] | |||
ここは花にこだわらず、春は三句から五句続けますから、四句目、五句目に花をもってきてもいいし、素春(「花」の句のない春の句の一連)にしてもかまいません。 あるいは、春季の他の草花にお出ましいただいてもおもしろいですね。歌仙では「花」のためになかなか出場機会がありませんので。 | |||
千年 2015/11/07-12:58 No.[237] | |||
山茶花のこゝを書斎と定めたり 正岡子規 それでは、また明日おめにかかります。 | |||
伊藤無迅 2015/11/07-23:18 No.[238] | |||
この掲示板何故か「ひらがな」の入力モードにならない・・・・ 出遅れの無迅です。 コピペで、2句ほど 春野より薬籠ならし薬売り 二組の客布団干す御新造 宜しくお願いしま〜す。 | |||
千年 2015/11/08-07:41 No.[239] | |||
お待ちしておりました。 薬売りと御新造・・・ここは恋の収めどころとして、御新造をいただきます。客布団を干すというのもなかなかいいですね。しかし、いかんせん春の季語がない・・・ 〇若緑客布団干す御新造 といきましょう。若緑=晩春 松にお出ましいただけました。めでたしめでたし。 私の知人で、二回離婚した女性が「男運はよかったけど、旦那運が悪かった」と宣っておりましたが、さて・・ 次は、春でもいいですが、雑の句でも。人情なしでいってみましょうか。 11人が一巡りしましたので、ここからは出勝を基本にいきたいと思いますが、希望さんや月子さん、つゆ草さん等々芭蕉会議の皆様の投句お待ちしております。 | |||
石動 2015/11/08-10:12 No.[240] | |||
裏四(雑) 小皿載りたる厚き猫板 透かし衣桁に江戸小紋垂れ 太棹三味の残る傷跡 | |||
千年 2015/11/08-10:51 No.[241] | |||
白山連句初登場の火鉢の猫板、太棹三味線。景気よく合体させていただきます。 〇太棹三味のかかる猫板 次は皆さまご自在に。恋は三句去りですからここはご遠慮を。軽く遣句でいなしてください。 それではまた夜お会いしましょう。 | |||
酢豚 2015/11/08-12:33 No.[242] | |||
丹精の鉢植ゑ並ぶ路地抜けて 酢豚 | |||
石動 2015/11/08-15:11 No.[243] | |||
裏四 合体採択 多謝。 こういう手法があったか・・と、目からウロコ。 愉しいですね。 向後も、頑張るゾ。 | |||
千年 2015/11/08-18:35 No.[244] | |||
酢豚さん、松の若緑と鉢植えはどうも打越です。 | |||
千年 2015/11/08-18:44 No.[245] | |||
ここは病体夏の陣 〇宮仕へならず水蟲にもならず またまた放蕩息子があらわれました・・・ | |||
千年 2015/11/08-18:48 No.[246] | |||
夏、夏と続けていきましょうか。 | |||
伊藤無迅 2015/11/08-21:29 No.[247] | |||
千年さん、ウの三ご治定有難うございます。 竿で突っつく竹の皮脱ぎ 塩を片手になめくじ狩へ | |||
千年 2015/11/08-21:45 No.[248] | |||
蛞蝓急ぎ出てゆく人ばかり 波郷 水蟲の友達はナメクジだったような付けをいただきます。 なめくじ狩りは少年の心か・・・ 次は夏の月をお願いいたします。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/08-23:54 No.[249] | |||
前句 塩を片手になめくじ狩へ 付け 影追えば江戸川乱歩夏の月 | |||
尾崎喜美子 2015/11/08-23:57 No.[250] | |||
裏7 ちょっとゆきすぎかも *ゆらゆらと乙女の湯あみ夏の月 | |||
千年 2015/11/09-06:28 No.[252] | |||
喜美子さん、ヴィーナス誕生のような夏の月、文句なしなんですが、恋三句去りですが御新造さんが・・・こうしましょう。 影追へば江戸川乱歩夏の月 乙女の湯あみゆらゆらゆらら 水蟲、ナメクジの世界から一気に転換できました。 さて、次は・・・ | |||
酢豚 2015/11/09-10:54 No.[253] | |||
オーデコロンほのかに匂ふ昇降機 酢豚 | |||
尾崎喜美子 2015/11/09-12:20 No.[254] | |||
千年宗匠、 またまた、お世話をおかけしました。 有難うございました。 頭をフル回転して、がんばりま〜す。 | |||
莉由 2015/11/09-14:04 No.[255] | |||
閲覧のみ、楽しませていただいております。 (会員更新していないのですが、お知らせは戴いているので・・・) | |||
yumi 2015/11/09-14:49 No.[256] | |||
莉由さん、そんなことおっしゃらずに入ってくださいよ。年会費千円でいくらでもやり放題です! | |||
yumi 2015/11/09-15:09 No.[257] | |||
*ねえあなた衣返してくださいな | |||
千年 2015/11/09-18:08 No.[258] | |||
今日寝起きに「乙女の湯あみ」ときたので、三句去りの恋の連弾初体験に踏み込めなかったんですが、いい付けでしたね。ゆらゆらゆらら→ゆららゆらゆら と訂正します。 | |||
千年 2015/11/09-18:42 No.[259] | |||
「娘・女房・夫・婿・嫁も句柄によって恋にならない場合もあり、爺・婆も句柄によって恋になる」(俳諧大辞典) 恋の句で「女」「女」と続くとかしましくなりますねえ。 酢豚さんの昇降機はちょっと前句と離れすぎてる感じがしますので、バルコニーでなく貴賓室といたしましょう。 〇オーデコロンほのかに匂ふ貴賓室 次の展開が楽しみ・・ | |||
石動 2015/11/09-19:15 No.[260] | |||
ウ九番 しみじみと見るや鏡の寝起き跡 薬師寺の塔の笛吹地に立つか 雲湧いて海に帆舟の富士の山 | |||
石動 2015/11/09-19:18 No.[261] | |||
今、ウ九番打ったのですが、既に治定すみでしたね。 謹んで、没にしてください。 確認したのですが、表示にタイムラグがあるみたいです。また、同じ「あやまち」を起こしたなら、ご容赦くださいね。 | |||
石動 2015/11/09-20:48 No.[262] | |||
ウ 十番 さねさし相模快晴の富士 日知りの御代ゆ橿原の宮 ふくら鼠の孫・子連れたる | |||
千年 2015/11/09-21:51 No.[273] | |||
石動さん、同時多発進行した場合、ちょっとずれがでてきます。 さて、橿原神宮は明治22年の創建なんですね。 ここに神祇・釈教はいいかも。 こういきましょう。 〇経は法華経 仏は如意輪 『枕草子』198段、199段の引用です。 すみません、「の」も残りませなんだ。 | |||
千年 2015/11/09-22:11 No.[274] | |||
そろそろかるみの叙景句を。 ウラ14句のどこかに花の句を。 | |||
尾崎喜美子 2015/11/10-00:00 No.[275] | |||
うら11 吉野山人の行列蟻のやう | |||
千年 2015/11/10-06:39 No.[327] | |||
ここは地上の物を詠んだ喜美子さんの句をいただきます。 次に花の句をお願いいたします。 蟻は夏ですが比喩ですが、ここで夏をもってくるとは。喜美子さんは連句をダイナミックにしてくれます。夏季冬期は二句去で式目には障りません。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/10-07:10 No.[328] | |||
おはようございます。 ここのながれは 夏の月, 雑、夏,春となるのでしょうか?二句去りのかぞえかたが わかりません。もしや吉野山の句は雑としたほうがよくありませんか? | |||
石動 2015/11/10-07:48 No.[329] | |||
裏十番 一直治定 多謝。 私の案が、ものの見事に大変貌。付句の一字すら残りませんでしたが、私の「神祇・釈教」は、ちゃんと残してくれました。これぞ 連衆としての愉しみ、醍醐味。 大きなデザインを構築し始めている「捌」さんの 今後の「絵図」を ワクワクしながら私なりに感じ取りつつ 参加していく所存。 連句は 愉し・・・・です。 | |||
石動 2015/11/10-08:32 No.[350] | |||
裏 十二番 波ども荒るな舟よ壊るな(野暮蛇足:地中海難民) 日輪入れよ病躯戻れよ 百足競争禁止寸前 | |||
伊藤無迅 2015/11/10-11:17 No.[351] | |||
ここは「夏」を続けていいのでしょうか。 駄目でしたら没OK、吉野の連想を続けます。 夏草波の果ては日輪 赤銅色はマタギの腕(かいな) | |||
尾崎喜美子 2015/11/10-13:40 No.[352] | |||
ご冶定有難うございました。 ウラ10に 経は法華経 仏は如意輪 とありましたので、本当は西行や吉野の桜でよみたかったのですが、季節が戻るかと思いまして・・・。瑛子さんのおっしゃるように蟻は比喩なので雑でも良いとおもいます。よくわからないので、ご教授お願い致します。 | |||
研究室の海紅 2015/11/10-17:44 No.[353] | |||
そろそろ、メンバーが整いつつあるとみて割り込みます。景気の句が足りないので、付合がちと窮屈とみましたがいかがでしょう。そこで、試みに三句。ひと雨の句は雑。 草に隱るる自然薯の穴 雨に痛みて菊の花びら ひと雨降れば濁る川水 | |||
yumi 2015/11/10-17:44 No.[354] | |||
投句していいのかどうか分かりませんが、 花の句をということなので 裏12 御来光にて花浮かび上ぐ 花けざやかに御来光たり | |||
千年 2015/11/10-17:48 No.[355] | |||
夏の月と蟻の間、三句が雑ですから蟻の比喩でも夏でいきましょう。 吉野ときた以上、次は春の花の座の短句をお願いいたします。そうしないと、打越に吉野があって花がくると、やはりおかしい。(夏の正花という手もある) 「季節が戻る」ことはありません。 夏から春の花の句へ季移りということです。同じ季節の場合は晩春の季語の次に仲春をもってくると「季戻り」で普通は避けるしきたりにはなっています。 | |||
yumi 2015/11/10-17:50 No.[356] | |||
きゃ〜!同時発信でした。読み飛ばしてください。 | |||
千年 2015/11/10-17:54 No.[357] | |||
同時多発でした。また夜中にお会いします。 | |||
研究室の海紅 2015/11/10-17:56 No.[358] | |||
そうか、花を出すしかないか。吉野だものネ。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/10-19:15 No.[359] | |||
オーデコロンは香水とみて夏の季語と とったのは まちがいだったのでしょうかしら??? (声なきつぶやき) | |||
石動 2015/11/10-20:29 No.[360] | |||
裏十二番(花で 再チャレンジ) 鯉の背鰭に花の降り積む 百花萬花の舞つて町まで 朝の膳へ花の迷ひ子 | |||
yumi 2015/11/10-21:04 No.[361] | |||
私も「オーデコロン」は夏だと思っていましたが、それだと「夏の月」との間が二句去りにならないので、アリャ、やっぱり季語じゃないんだと思ってしまいました。 夏の正花というものをやってみたく、記念投句。 *余花凛として分けへだてなく | |||
車中の海紅 2015/11/10-21:35 No.[362] | |||
夏の正花で知っているのは「花火」くらい。それを念頭に、 「木の間隠れに遠花火みる」と、取り急ぎ。 | |||
千年 2015/11/10-21:49 No.[363] | |||
そうか、オーデコロンは夏ですか・・・ オデコにコロンとつけたということで、この百韻では、オーデコロンは無季とします!? | |||
千年 2015/11/10-22:07 No.[364] | |||
余花 由美さん!でかした! わけ隔てなくがどうも説教っぽい。ここは、先生の句をいただきます。 (花火は晩夏ですが、俳文学大辞典には秋とありました) | |||
千年 2015/11/10-22:24 No.[365] | |||
都心連句会の小林宗匠が「人情の句はいくら続いてもいい」とおっっしゃていましたが、そろそろ質量の感じない軽い付け句をお願いします。 これは捌きの責任でもありますが、いわゆる場の句は、満月が笑い、猫板に三味が立てかけられ、釈教も法華経如意輪ときましたので、これ以上厚みを増さなくてもいいかと・・・ | |||
酢豚 2015/11/10-23:18 No.[366] | |||
お世話になります。 オーデコロン悩ませてすみません。 一応気にはなったので、事前に手持ちの歳時記は総動員しました。傍題にも例句にもなかったので、まあ〜いいかっと・・・。 これからもこんな感じなのでお許しを! | |||
千年 2015/11/11-00:17 No.[367] | |||
オーデコロンはケルンの水ということだったんですね。 香水は四季を問わず・・・ | |||
eiko yachimoto 2015/11/11-09:22 No.[378] | |||
連句はつくりつつ,鑑賞する文芸、読むとき,連衆の共有財産である季語が想像力のスイッチになるので、ついこだわりました。けれど 季語、季語と言う前にその土台になる生活感が大切だと いま論文を読む会にむけて予習!している飴山?氏の文章にありました。酢豚さん、『悩むのも楽し』でいきます。 | |||
千年 2015/11/11-17:30 No.[379] | |||
オーデコロンは香水で、まあ特に夏のもでしたね。こう直します。 オーデコロンほのかに→シガレットかすかに 次は枕の引用なので「 」を入れます。 | |||
千年 2015/11/11-17:54 No.[380] | |||
◎木の間隠れに遠花火見る 〇欄干に吊るされてゐる忘れ物 | |||
yumi 2015/11/11-18:10 No.[381] | |||
*おんぶから降ろしてやっと寝せる夜 | |||
yumi 2015/11/11-18:28 No.[392] | |||
分かりにくいでしょうか。 *負ふた子を降ろしてやつと寝せる夜 | |||
石動 2015/11/11-19:00 No.[403] | |||
裏 十三番 セブンスの男女ともども御慶なり 桑の木の盤に黒白散らばつて よく解らんP・T・AだかT・P・P | |||
千年 2015/11/11-21:55 No.[404] | |||
石動さんの句は人情に際立つというか、辞書がないとわからない句が多いような気がします。 由美さんの句は自分の小さな内面の独白ばかりで、前の句を生かそうとする付け句のきらめきがない。 ここは忘れ物の句でいきます。 | |||
千年 2015/11/11-22:23 No.[405] | |||
次はウラの折端かろがろと・・・ | |||
尾崎喜美子 2015/11/11-22:35 No.[406] | |||
前句 〇欄干に吊るされてゐる忘れ物 裏 14 兄おとうとのケンケンパー | |||
尾崎喜美子 2015/11/11-22:39 No.[407] | |||
月子さん、こま女さん、つゆ草さ〜ん!! そろそろ、出番です〜よ!! | |||
千年 2015/11/11-23:38 No.[408] | |||
ここで、鳥が横切るとでも、人の全く入らない場の句でもと思ってましたら、けんけんばーときました。お見事としか言えません。 ◎けんけんばーの兄と弟 といきます。 次は二の表、芭蕉会議の皆さん、がんがんいきましょう!?? | |||
eiko yachimoto 2015/11/12-01:18 No.[409] | |||
一折り巻き上がりました。折り端のけんけんぱに至る最後の流れが秀逸。 二折り目 折立 「起きたらね見渡す限り銀世界」 | |||
千年 2015/11/12-06:06 No.[410] | |||
目覚むれば銀世界!この起きたらねが細やかな配慮。いただきます。 次はもう一句冬の短句を。 | |||
尾崎喜美子 2015/11/12-07:30 No.[411] | |||
折端、 一直採用有難うございました。 二折り目、折立ステキですネ。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/12-09:38 No.[412] | |||
大雪山のふもとからの雪便りをそのまま句にしました;) ありがとうございました。 | |||
千年 2015/11/12-17:30 No.[423] | |||
しばらく「外」の世界が続いていますから、どこか冬の屋内の点景描写などさらりと・・・ | |||
千年 2015/11/13-07:04 No.[506] | |||
青春いただきます。 足取り、運びが絶妙に軽くなってきました。 次は何でも・・・ | |||
草栞 2015/11/13-07:53 No.[507] | |||
おはようございます。 間が空いてしまいましたが,次は恋句(呼出し)でよろしければ… ある愛の詩に来し方振返り 草栞 | |||
石動 2015/11/13-08:33 No.[508] | |||
二折 オ3 自転車の広き荷台は君がため 二番館舟木一夫の八重歯美し | |||
伊藤無迅 2015/11/13-09:01 No.[509] | |||
二折のオ3 ビフテキは薄めのレアで窓際で 頬杖でリリーマルレーン聴きながら | |||
yumi 2015/11/13-10:13 No.[510] | |||
*セントラルパークでふたり昼御飯 | |||
yumi 2015/11/13-11:28 No.[511] | |||
*イヤホンでロック聞きつつ出前行く | |||
千年 2015/11/13-11:48 No.[512] | |||
ううううれしい悲鳴、腹減った・・ミディアムレアのビフテキの質量感のある付け句をたっぷりいたたきました。 愛の詩の来し方・・・それは自転車の荷台・・・かなわぬ恋かロック聞きつつ・・・と、銀世界とマフラーの青春を舟木一夫調に展開!? 自転車の広き荷台は君がため 出前に走るロック聴きつつ | |||
千年 2015/11/13-12:04 No.[513] | |||
次は・・・できれば「人」の入らない句をお願いします。(ウラ13の句も人の要素たっぷりの場の句でした) | |||
千年 2015/11/13-12:33 No.[514] | |||
ここで、一点、「花に吉野を付け、あるいは吉野に花を付けることを嫌う」と『十七季』にありました。これは、紅葉に龍田を付け、茶に宇治を付けるのと同様に、付け句が前句の説明になるのを嫌うからだそうです。 花の座の打越に吉野がくることを避け、花を「落とす」ことを避けるために、吉野の次に花を擦り付けようとしましたが・・・ ここで、奇跡?の夏の正花の花火にご登場いただけたということで、この傷はよしとも思いましたが、こうします。 ●不二の峰人の行列蟻のやう 富士詣の夏ということですね。花火もこれで一段と生きてくると自画自賛・・・湯あみの乙女は木花之開耶姫だった!!!? | |||
千年 2015/11/13-12:39 No.[515] | |||
それでは、また明日お会いしましょう。 | |||
千年 2015/11/25-19:11 No.[516] | |||
爆風に名人戦の囲碁が飛んでも、何事もなかったように、向かい合う棋士たちは碁盤に碁石を並べたそうです。 連衆の皆様、再開いたします。 二の折ウラの折立からです。よろしくお願いいたします。 | |||
伊藤 2015/11/25-20:27 No.[517] | |||
何事もなかったように、付けさせていただきます。 幼な等の双六遊びきりも無く 免震耐震軋む列島 お百度を石切さんで踏むばかり サヌカイト二上山に採りに行く 辞書ひかないとダメかな・・・・ぺこり | |||
石動 2015/11/25-21:40 No.[518] | |||
早々の復旧、御慶。 別に私に 治定権 などありませんが、伊藤さん(無迅さん?)の「サヌカイト二上山に採りに行く」に 一票入れさせてください。 明日香大好きなもんで・・・・。 大津皇子も願っている筈。 | |||
千年 2015/11/26-14:43 No.[519] | |||
おしい。神祇、山類三句去り。 山の神の箱根がそびえておりますぞ。きりもない双六とお百度も打越ぎみ・・・ ここは、面もかわるところですから、あっさりと叙景句でも・・・ | |||
石動 2015/11/26-18:25 No.[520] | |||
あな、口惜しや、神祇山類三句の式目。 ならば、皇子のご加護を恃みに、ルール破りですが。 ニウ 1 駕籠に行く那須野の空に雲浮いて 闇市に真偽明々瓢鮎図 鳴き砂を駆けるだいだら法師の児 | |||
千年 2015/11/26-18:51 No.[521] | |||
闇市の真偽明々な瓢箪図をいただきます。 | |||
千年 2015/11/26-22:03 No.[522] | |||
さて、次は瓢箪から駒のような付けを期待・・・ それではまた明日。 | |||
草栞 2015/11/27-07:37 No.[523] | |||
おはようございます。間が空きましたが,再開したようですので一句投稿させて頂きます。 浴衣姿の縁台将棋 草栞 (夏) 瓢箪から駒とは行きませんが・・・ | |||
石動 2015/11/27-07:53 No.[524] | |||
「闇市」治定 多謝。 真偽は定か無けれど 皇子のご加護の御賜物と 合掌・柏手・遥拝! | |||
尾崎喜美子 2015/11/27-08:37 No.[525] | |||
また、うれしい日々がはじまりました。宜しくお願い致します。 前句 * 闇市に真偽明々瓢鮎図 付け 門戸ひろげて待つエンブレム | |||
千年 2015/11/27-11:35 No.[526] | |||
うまく付いていますが、「エンブレム」だけでは、今は分かっても・・・ こうしましょう。 ・五輪エンブレムや〇り〇な〇お〇し〇(お も て な しの口調でお願いします)字余り字足らずは勘弁してもらいましょう。 | |||
千年 2015/11/27-11:39 No.[527] | |||
草栞さんの句を見落としていました。 何気ない日常の一コマいただきます。 縁台将棋浴衣羽織って とします。 | |||
千年 2015/11/27-12:08 No.[528] | |||
次は夏の長句、人情有でお願いします。 | |||
千年 2015/11/27-20:31 No.[529] | |||
〇蝉時雨緑新たな水出し茶 | |||
尾崎喜美子 2015/11/27-21:37 No.[530] | |||
前句 縁台将棋浴衣羽織って 付け 一人居の隣へ西瓜おすそ分け | |||
尾崎喜美子 2015/11/27-21:57 No.[531] | |||
失礼いたしました。 二ウ 3は〇蝉時雨緑新たな水出し茶 で決まりでしたか。最初のページにのっていなかったものですから・・。 一人居の隣へ西瓜おすそ分け 取り消します。 | |||
千年 2015/11/28-02:24 No.[532] | |||
ちょうど同時に入力してたら読めないときがありますね。決定したら作品欄にのせますので、ご遠慮なく。 お茶もいいけど、西瓜をいただきましょう。 次は夏もう一句でもいいし、雑でも。 | |||
千年 2015/11/28-02:48 No.[533] | |||
さて、ここで、 〇涼しき道のあの蝉時雨と晩夏を付けて、おとりおきの無迅さんの名句サヌカイトをいただきましょう。 あの道は蝉時雨、この道は二上山へ・・・ | |||
尾崎喜美子 2015/11/28-07:50 No.[534] | |||
ご治定有難うございました。 | |||
石動 2015/11/28-09:35 No.[535] | |||
あらま、嬉しや 二上山復活。捌の「ご差配」に ヤンヤの喝采! されば、喜びごころで ニウ6挑戦! 髪乱す風いたづらに吹き 夢に出でけるすだま懐かし 荒波を裂け野生号U(ツー) | |||
千年 2015/11/28-10:29 No.[536] | |||
サヌカイトの命名にはナウマン博士が関係してたらしいですね。二上山の歌もいくつか *見わたせばよはあけにけりたまくしげふたかみ山にきり立ちわたりしか 能因法師 *わが恋はふたかみ山のもろかづらもろ共にこそかけまほしけれ 俊恵 *たまくしげふたかみやまのくもまよりいづればあくる夏のよの月 源親房(金葉和歌集) *うばたまの夜はふけぬらしたまくしげふたかみやまに月かたぶきぬ 中納言家持(続古今和歌集) *郭公あかずも有るかな玉くしげふたかみ山の夜半の一こゑ よみ人知らず(続後拾遺和歌集) 大伯皇女二首(万葉集巻二) うつそみの 人にある我(あ)れや 明日よりは 二上山を弟背(いろせ)と我れ見む 磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が在りと言はなくに 万葉集巻七には、天を詠む、月を詠む、雲を詠む、雨を詠む、山を詠むときましてこんな歌が 紀伊道(きぢ)にこそ 妹山ありといへ 玉櫛笥 二上山も 妹こそありけれ | |||
千年 2015/11/28-10:53 No.[537] | |||
ここはもう何人かの付けをお待ちします。それではまた明日! ◎サヌカイト二上山に採りに行く 〇飛鳥の鍋は牛乳の鍋 | |||
eiko yachimoto 2015/11/28-11:05 No.[538] | |||
前句: サヌカイト二上山にとりにゆく 無迅 付け: さうゆふ方が君の父君 瑛子 *旧かなに挑戦しました?? | |||
伊藤無迅 2015/11/28-13:39 No.[539] | |||
間が空き進捗如何と開いたら、なんと「サヌカイト」復活! 治定有難うございます、それに石動さんの共鳴も感謝です。 百韻やっと峠越え、年内満尾が見えて来ましたでしょうか。 4 涼しき道のあの蝉時雨 千年 5 サヌカイト二上山に採りに行く 無迅 付け 当麻の里で蚊遣火もらふ | |||
石動 2015/11/28-17:41 No.[540] | |||
二上山歌 ラインナップ 多謝。 そして無迅どの、共に歓びませう! 私は、万葉歌のみ少々だけの 歌道に暗い太田の道灌。 その万葉歌の「紀伊道」歌も初見。とても勉強になりました。 新惹句:遊べて学べる白山百韻。 | |||
酢豚 2015/11/28-17:42 No.[541] | |||
サヌカイト二上山に採りに行く 無迅 猿岩石の片割れ残る 酢豚 一応まじめに考えてます。 | |||
尾崎喜美子 2015/11/28-23:42 No.[542] | |||
サヌカイト二上山に採りに行く 無迅 * 磐余の池に響くいななき | |||
坐骨庵海紅 2015/11/29-12:51 No.[543] | |||
百韵再開、捌きの千年さんはじめ、関係各位に感謝しています。仕事でなかなか入り込めませんが、近いうちにお邪魔します。 | |||
千年 2015/11/29-15:46 No.[544] | |||
いやあ、金塊銀塊?のような付け有難うございます。 無迅さん、蚊遣火は夏で、一句挟んでまた夏になりますからいけませんねえ。たまには式目にしばられてみてください。それから、まだ50韻までいっていませんよ。おそらく50韻の峠越えで新年を迎えることになるかと・・・ 石動さんの「すだま」、酢豚さんの「片割れ残る」、喜美子さんの「磐余の池」ときましたが、ここはぐっと今に展開できる、君の父君をいただきます。 ただ、「そういう方」が一句としての独立性を欠くことになっていますので、海紅先生の快癒も祈念してこう遊んでみましょう。 〇君の父君坐骨庵とか サヌカイトと坐骨庵、父君と二上山が実によく付いております・・・ | |||
千年 2015/11/29-15:55 No.[545] | |||
次は虚に遊んでみま虚!しっかりと病体を出してもいいし、結婚間近な恋でもいいし、父親の気持ちでもいいし、その庵の情景描写でもいいし、猿岩石の片割れが坐骨庵だったなんて・・・それではまた夜更けにでも・・・ ◎君の父君坐骨庵とか 〇この絆錬金術のようなもの サヌカイトと金は打越か・・・ | |||
yumi 2015/11/29-19:44 No.[546] | |||
親がいよいよ耄碌してきて実家に通い始め、ほとんどパソコン開けなくなってしまいました。 ちょうど病体なので……。 二ウ7 *心澄む俳句体にいいと言ふ | |||
yumi 2015/11/30-00:22 No.[547] | |||
サヌカイトの意味判明。「心澄む」は打越になりますね。 *武骨なる心俳句に言い取って *嫁に行く節子に智衆言いかける | |||
尾崎喜美子 2015/11/30-00:25 No.[548] | |||
二ウ 6 君の父君坐骨庵とか 瑛子 7 娘婿ブロック注射ブツスリと | |||
尾崎喜美子 2015/11/30-00:51 No.[549] | |||
二ウ 7 もう嫌だ年はとりたくないものよ | |||
坐骨庵海紅 2015/11/30-05:01 No.[550] | |||
夢占はぴたり第三子は男児 われらがMさんの御出産を祝して、神祇(無季)の恋句のつもりです。 | |||
eiko yachimoto 2015/11/30-06:44 No.[551] | |||
ご出産おめでとうございます! 千年さん、恋のよびだし句のつもりでした。御治定ありがとうございます。 瑛子 | |||
千年 2015/11/30-07:06 No.[552] | |||
由美さん、おしい。この欄を開けるのが早ければ原節子さんとってたんですが、ここはゆめうらピタリ寿ぎの男児をいただきます。 数字の打越が気になるところですが、山の固有名詞とMさんのお祝いですから直しようがありません。勘弁してもらいましょう。 西山宗因の独吟「蚊柱は」の巻に、 南無三宝その時までの恋の道 よくよくおもへばわたる舟人 見わすれた四五年ぶりの友ちどり なんてのもありました。 | |||
千年 2015/11/30-07:21 No.[553] | |||
次は神祇を続けてもいいですし、寿ぎの借景をもってきても。 神祇解説。 「天つ神と国つ神、天地の神々の意で、一句に社・鳥居・神楽・神輿・祭・氏神などの語やその気持ちの入っているものをいう。普通三句去で、句数は一句から三句まで」(連句辞典) 「天神・地祇・人鬼といいますが、地は何故『祇』なのでしょうか」「『祇』の字は『示』の字にすぎない。つまり、天は三辰を垂れて目に見えるものを表す、即ち日・月・星辰がそれだ。地もまた山川草木を明らかにして人に示す、だから『地示』というのだ」(『朱子語録』 汲古書院) | |||
坐骨庵海紅 2015/11/30-08:08 No.[554] | |||
割り込み成功。治定多謝。 さて、ちょと全体を鑑賞してみました。「独り居の隣へ西瓜おすそ分け」の「西瓜」は秋季なのでどうかナ、と思いました。検証願います。 | |||
千年 2015/11/30-11:46 No.[555] | |||
西瓜の件 『十七季』では「従来の季は初秋」とあって、晩夏に入れられています。『新日本大歳時記』では初秋ですが「現実には夏のものである」。 虚子編の『季寄せ』(三省堂)には8月に分類され「すいかは昔から秋季とした」とあり太祇の「畠から西瓜くれたる庵主かな」を載せています。 『図説俳句大歳時記』(角川)では初秋ですが、俳諧歳時記の『清鉋』(きよかんな 延享2年以前刊)を考証にあげ「夏もっとも賞翫するものなり。前句夏にならば、夏に用ゆべし。発句には、秋」とあるようです。 ここは、『十七季』『清鉋』の論をいただき、西瓜=晩夏ということでいきたいと思います。 前句が夏なら夏で・・・といった発想はうもれていたのかも・・・。しかし、連句の運びの上から考えると、柔軟性があり、はなはだまっとうな意見のような気がします。 | |||
伊藤無迅 2015/11/30-13:18 No.[556] | |||
捌様 「蚊遣火」失礼しました。 「秋の蚊」で想を練っている間に、なぜか「蚊遣火」になってしまいました。気をつけないといけませんね。 | |||
美知子 2015/11/30-13:26 No.[557] | |||
Mさん、男の子ご出産とのこと、おめでとうございます。 皆さんの勢い素晴らしい!連句には遊びの幅がないと・・と小さい時、入りそこなって足踏みしていた大縄跳びを思い出しております。 次の時は飛び込んでいきたいと思っています。 千年さん、ご治定、知識と共に大変な労力と存じます。ご丁寧な道案内、勉強になります。お体お気をつけて。楽しませていただきます。 | |||
坐骨庵海紅 2015/11/30-14:04 No.[558] | |||
『清鉋』の行き届いた解説が勉強になりました。現代の歳時記の曖昧さはやはり旧暦、新暦の戸惑いを頼りにしているようですね。西瓜の花は夏、西瓜は秋という記憶を修正します。学恩に感謝。 | |||
酢豚 2015/11/30-15:58 No.[559] | |||
夢占はぴたり第三子は男児 海紅 寵愛の果て籠る山寺 酢豚 | |||
石動 2015/11/30-19:19 No.[560] | |||
ニウ 8 洞を染めたる海の夕照 産土さんのはしやぎめく狗 | |||
尾崎喜美子 2015/11/30-21:23 No.[561] | |||
二ウ 8 大海原に漕ぎい出す船 | |||
千年 2015/11/30-21:47 No.[562] | |||
「現代の歳時記の曖昧さはやはり旧暦、新暦の戸惑いを頼りに」・・・ さて、ここは寵愛をいただきます。 といきたかったんですが、また「山」・・・ 今回の連衆には暴僧族たむろ・・・ | |||
千年 2015/11/30-22:02 No.[563] | |||
ここは、美知子さんの大縄飛びをいただき、 〇大縄飛びを跳ぶよ健気に といたします。 | |||
千年 2015/11/30-22:14 No.[564] | |||
次は世界を広げましょう・・・また明日。 | |||
千年 2015/11/30-22:26 No.[565] | |||
縄飛は三冬でした。 冬もう一句いきましょうか・・・ 縄とびへときどき水平線生る 村上雅子 | |||
yumi 2015/12/01-01:01 No.[566] | |||
ありゃ、縄跳びは冬ですか。それじゃ投句しようと思ってたのダメだ、残念。 海紅先生からの御投稿とそれへの御答を読み、私もお聞きしたくなってしまいました。 二ウ1の「瓢箪」は三秋だと『十七季』には書いてあるのですが、3〜5句続けなくてもよい場合もあるのですか。これって新風かもと思ってたのですが……。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/01-05:59 No.[567] | |||
前句 大縄飛を跳ぶよ健気に 付け 雪嶺を象の隊列ハンニバル | |||
尾崎喜美子 2015/12/01-07:55 No.[568] | |||
前句 大縄飛を跳ぶよ健気に 付け * 白鳥の足にてピタリ着水す * ヒマラヤを鶴群れなして鳴きわたる | |||
千年 2015/12/01-09:50 No.[569] | |||
この場合の瓢箪は絵ですから雑の句ということでいきます。 | |||
尾崎喜美子 2015/12/01-11:35 No.[570] | |||
* 白鳥の足にてピタリ着水す * 白鳥は足を伸ばして着水す に変えます。といってもあまり変わりませんし、もともと説明が要る句は駄目ですもの。でも、面白くて思わず笑ってしまうのです。 | |||
千年 2015/12/01-13:32 No.[571] | |||
雪嶺、ヒマラヤと山ガールも元気。 ここは白鳥で転換しましょう。前句の跳ぶをさらに飛躍させて、天翔る白鳥ともってきて着水していただきましょう。 ●天翔るスワン着水足伸ばし(晩冬) 次もう一句冬でも・・・ | |||
yumi 2015/12/01-13:46 No.[572] | |||
分かりました。有難うございます。 二ウ9 *帆を揚げよ身を切る風をはらむやう *雪沼に次々と鴨舞い降りる | |||
yumi 2015/12/01-13:51 No.[573] | |||
あ、すみません。遅かったですね。 取り消してください。 | |||
美知子 2015/12/01-14:00 No.[574] | |||
開けてびっくりしました。感謝感激です。 ありがとうございます。 | |||
尾崎喜美子 2015/12/01-16:16 No.[575] | |||
宗匠、白鳥が変身、有難うございました。 美知子さんお帰りなさい。折角ですからオリンピック精神で行きましょう。 | |||
草栞 2015/12/01-17:03 No.[576] | |||
二ウ 9 天翔るスワン着水足伸ばし 10 聖樹の下に集ふ情景 草栞 冬 バレエなどの観劇シーンを連想しました。 | |||
石動 2015/12/01-18:29 No.[577] | |||
ニウ 10 ルーブル宮へトンブ・ラ・ネイジュ(晩冬) 凍れるシャトーつひにぞ見ゆ(三冬) 極北の森遠からじ春(晩冬) | |||
千年 2015/12/01-21:06 No.[578] | |||
ここは聖樹(クリスマス)をいただきます。 情景という詩が昔あったようなきがしますが、 ここは、●聖樹の下に集ひ合ひたり といたします。 晩冬から仲冬への季戻りなんて野暮は申しません。 夢占・・神祇らしきものということで・・・ 石動さんは詩吟をやられているような・・・ 夜川を渡る・・・・ | |||
千年 2015/12/01-21:23 No.[579] | |||
次は雑の軽いスナックのような短句を・・ | |||
酢豚 2015/12/01-23:07 No.[580] | |||
聖樹の下に集ひ合ひたり 草栞 折り紙の赤青緑白黄色 酢豚 | |||
石動 2015/12/02-00:09 No.[581] | |||
ニウ 11 鑑みれば幼稚舎時代が華だった 粛々と高田渡の鬚伸びて 講談は季節問はずに赤穂モノ | |||
千年 2015/12/02-02:58 No.[582] | |||
いましたねえ、鬚の講談師・田辺一鶴の「妖怪大戦争」の熱弁を聞いたことがあります。最近高田渡の息子さんの手記を詠んだこともありました。吉祥寺あたりの教会がこの付けで浮かんできました・・・・ とここは、酢豚さんの折り紙をいただきます。即物的な色もいいのですが、折り紙が幾多郎率いる妖怪でなく、精霊になったという感じでいきたいかと。 ●折紙の赤青緑精霊に とすると、「い」で終わるパターンが続きますので、白鳥は「足伸ばし」を「足伸ばす」とします。 | |||
千年 2015/12/02-03:13 No.[583] | |||
次は花前ですから植物はご遠慮を。 ◎折紙の赤青緑精霊に 〇双曲線を描く彗星 〇霞のなかに現れる馬車 〇雨の上がりし停車場の朝 ここで「雨」降物をいただきましょう。 | |||
千年 2015/12/02-03:45 No.[584] | |||
それでは、皆さま、花をお願いいたします。 オールナイト百韻また明日深夜お会いしましょう・・・ | |||
eiko yachimoto 2015/12/02-09:31 No.[585] | |||
おはようございます。 精霊は聖霊かと思ったとたん、聖樹にきづきました。 天使たちはいかがでしょうか。 My one cent, eiko | |||
千年 2015/12/02-11:42 No.[586] | |||
天使(エンジェル)とも思ったんですが、天翔る白鳥が打越に。聖樹に聖霊と聖の連続とも考えたのですが、折紙とくれば、聖霊ではなく精霊かと考えました・・・精霊=万物の根源をなすという不思議な気。精気。草木・動物・人・無生物に宿っているとされる超自然的な存在・・・といった感覚です。 折紙の形象にそんな「気」を感じた子供、あるいは信心深い無信教者がこの句の主人公かも・・・ | |||
yumi 2015/12/02-13:11 No.[587] | |||
二ウ13 *あの方のぬくもりがまだ花万朶 *恋人のぬくもりがまだ花万朶 | |||
千年 2015/12/02-17:20 No.[588] | |||
少し前に サヌカイト二上山に採りに行く 無迅 に対する無迅さんの付けに去嫌のケチをつけましたが、その付けの「当麻の里で蚊遣火もらふ」を「当麻の里でもらふ蚊遣火」とすると、あの地でのドラマが生まれますね。二句一章の唱和で少しズレたりズレなかったりの面白さが出るのが連句の魅力でしょうね。 稲負鳥百韻(天和元年)のちょうど二ウ11から 11 禅小僧豆腐に月の詩ヲ刻ム 桃青 12 雷盆(スリバチ)鳴て芭蕉には風 揚水 13 花の今朝(ケサ)駅に羊を直(ネ)切る也 其角 大打越の宗教性から離れた、生活感、現実感のある花の句でもいいですね。ここで未練っぽい由美さんのような句は兆却下ですね。 *花に又ことしの連れも定まらず 野水(梅若菜歌仙) *散る花に誘うて見れど誰も来ず 路通(同上異本) といったおかしみがないと、つまらないですね。 | |||
石動 2015/12/02-18:30 No.[589] | |||
ニウ 13 ポトマック河畔の花の今盛り 今生の最後とまたも花へ来る 学び舎に来れば変はらぬ花姿 | |||
千年 2015/12/02-20:52 No.[590] | |||
折紙の赤が「赤紙」になりましたか・・・・・「精霊」の元の句は「白黄色」。 抜けるまで花のトンネル楽しまん | |||
千年 2015/12/02-22:13 No.[591] | |||
「停車場の朝」という今は消失した洋画がありました。日本のモネといわれた山脇信徳が1909年第三回文展に出した作品です。「たしかに色の間から音楽をきく事ができた」と永井荷風はその印象を語っています。 山脇は東京から故郷の高知へ帰るときにみた風景が気に入ったのか、膳所中学の教師もしばし勤めたようです。 以上停車場の独白 | |||
喜美子 2015/12/02-23:07 No.[592] | |||
雨の上がりし停車場の朝 付け * 花筏乗ろうとするを止められる | |||
喜美子 2015/12/03-00:11 No.[593] | |||
雨の上がりし停車場の朝 付け * 天城越え隧道抜ければ花の河津 | |||
eiko yachimoto 2015/12/03-00:30 No.[594] | |||
とてもよい前句ですね。 雨のあがりし停車場の朝 付け *鮮やかな縹の空よ花透ける *饅頭で待ちぶせしたり花筵 *深呼吸して目をつむる花の波 | |||
千年 2015/12/03-04:11 No.[595] | |||
はい、連句深夜便百韻の時代です。停車場の独白と書きましたが、向き合う座であったら、そんな蘊蓄もいろいろと出るのも連句の楽しみのひとつ。 さて、花の座。たくさんいただきました。どうも有難うございます。 恋、無常感、郷愁、情景、宴・・・学び舎に来るというのもピタリ停車場に付いていますね。 あの方のぬくもりがまだ花万朶 恋人のぬくもりがまだ花万朶 ポトマック河畔の花の今盛り 今生の最後とまたも花へ来る 学び舎に来れば変はらぬ花姿 花筏乗ろうとするを止められる 天城越え隧道抜ければ花の河津 鮮やかな縹の空よ花透ける 饅頭で待ちぶせしたり花筵 深呼吸して目をつむる花の波 はなだ色というのがあるんですね。うすいあい色。ほんのりした青色。 天城越えならぬここは百韻達成への峠越え、花万朶のなか新たな旅立ちへ深呼吸して行きましょうか。 花の波でもいいのですが、花を主体に花明りとして上五にもってきましょう。 ●花明り深呼吸して目をつむる 次は春の折端をお願いします。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/03-10:11 No.[596] | |||
千年宗匠、おはようございます。 一直,深謝、いよいよ峠越えですね。お世話になります。 瑛子 | |||
千年 2015/12/03-12:39 No.[597] | |||
〇春宵一刻値千金 〇無一物中無尽蔵春 〇明珠在掌(めいしゅたなごころにあり)麗(うらら) | |||
千年 2015/12/03-16:26 No.[598] | |||
〇森羅影裏蔵身(しんらえいりに みをぞうす)春 以上『よくわかる茶席の禅語』より借用。春は投げ込み(こじ付け)の春・・・ 意味はどんなところにも(森羅万象)身を置く(蔵身)、悟り澄まさないといったことのようです。連句に通じると思ったので、峠越えの50句目に借用させていただきます。 | |||
千年 2015/12/03-17:16 No.[599] | |||
次は三の表一句目、春の折立。どんな句でも大丈夫。新しい連衆の参加も待つため、しばらく治定は控えます。 峠越え第一歩の春の長句、皆様よろしくお願いいたします。 | |||
坐骨庵海紅 2015/12/03-17:32 No.[600] | |||
森羅影裏蔵身 面白いことばですね。「軽み」という境地を思い起こします。 利休かね。 | |||
千年 2015/12/03-20:28 No.[601] | |||
『普燈録』 臨済宗か。利休様にもやはりご登場いただきたいものです。 | |||
石動 2015/12/03-21:02 No.[602] | |||
三オ 1 柳のわたスイングバイのグツドバイ(仲春) 江戸霞伊勢屋稲荷に犬の屎(三春) 遍路笠善根宿にあふれたる(三春) | |||
文緒 2015/12/03-22:17 No.[603] | |||
突然の闖入、お許しくださいませ。 文緒と申します。 三オ 1 * 蚕のねむりシルクロードといふロマン(晩春) | |||
喜美子 2015/12/03-23:49 No.[604] | |||
三 オ 1 * 若き人帰り来りて春祭り * 万感を胸に抱えて入学す * 春の谷風の間に間に浮かれ行く | |||
千年 2015/12/04-04:34 No.[605] | |||
森羅影裏蔵身春(しんらえいりにみをぞうす春) 柳のわたスイングバイのグツドバイ 江戸霞伊勢屋稲荷に犬の屎 遍路笠善根宿にあふれたる 蚕のねむりシルクロードといふロマン 若き人帰り来りて春祭り 万感を胸に抱えて入学す 春の谷風の間に間に浮かれ行く 眠りから世界広がる絹の道をいただきましょう。新人登場、よろしくお願いいたします。 | |||
千年 2015/12/04-04:39 No.[606] | |||
次はもう一句、瞑想の三句が続いたので、目覚める春の句でもいいし、春三句いきましたから雑でも。 | |||
喜美子 2015/12/04-08:42 No.[607] | |||
蚕のねむりシルクロードといふロマン * ゴール目指してはじめの一歩 | |||
喜美子 2015/12/04-08:54 No.[608] | |||
蚕のねむりシルクロードといふロマン 付け * バトン受け取りゴールを目指す | |||
石動 2015/12/04-09:56 No.[609] | |||
三オ 2 猪牙舟駆って早う早うと これはこれはの太郎冠者の声 | |||
千年 2015/12/04-10:25 No.[610] | |||
喜美子さんの句は「箱根駅伝」があるので、走る競技は一座一句でいいかと。 石動さんの句は時代をバックさせ、絹の道の終点日本の点描か?書き忘れていましたが、「天体の重力を利用して方向転換し、燃料を温存しながら惑星間を飛行する「スイングバイ」と呼ばれる航法で」「りゅうぐう」に向けて新たな軌道に入ったはやぶさ2ネタはおもしろい・・・ 諸国一見連句の旅路・・・・また夜遅くお会いしましょう。新連衆の方もご遠慮なく。 | |||
根本文子 2015/12/04-10:49 No.[611] | |||
ふと開いたら懐かしい「蚕」という言葉が嬉しい、因みに生家は通称「蚕室(さんしつ)」でした。次は短句でしょうか。かつて養蚕の村に今は白鳥が沢山来ます。鳥雲に、帰雁、の頃に「 白鳥帰る」はどうでしょうか? 白鳥帰る紺碧の空 光となりて帰る白鳥 | |||
喜美子 2015/12/04-23:44 No.[612] | |||
蚕のねむりシルクロードといふロマン 付け * トントンカラリはた織る媼 * 遠くに我呼ぶ母の声聞く * 地図を片手にスタコラサツサ | |||
千年 2015/12/05-00:20 No.[613] | |||
それではまた明日お会いしましょう。 | |||
文緒 2015/12/05-11:00 No.[614] | |||
「蚕」の夢見、ご治定 ありがとうございます。 三オ 2 * はやぶさ2(ツー)は龍宮めざす(雑) * はやぶさ2は軌道をゲットす(雑) | |||
千年 2015/12/05-11:03 No.[615] | |||
はい、白鳥は前の面にスワンででており、やはり一巻に一句でておればいいかと。 | |||
千年 2015/12/05-11:13 No.[616] | |||
時事そのままというのもちょっとですね。 ここは喜美子さんの母の声をいただき、晩春の蜃気楼をもってきましょう。母の声を聞くのはまあだいたいは「我」ですから我はいらないですね。舌頭千転! ●蜃楼はるか母の声聞く | |||
千年 2015/12/05-11:17 No.[617] | |||
次は雑でいきましょうか。春は五句までですが、もういいでしょう・・・ それではまた明日。 | |||
千年 2015/12/05-13:17 No.[618] | |||
前句に対する解釈は連衆様々。文子さんの蘊蓄ならぬ「語り」は有難いですね。帰る鳥もよかったのですが、スワンに白鳥、花明りに光とちょっと近すぎました。 さて、三の折表十四句、同裏十四句。このなかに月二句花一句。表十三句目に月、裏九句目に月、裏十三句目に花と『十七季』にありますが、さてどう展開していくか・・・・おっと百韻は四花七月で、二の折のウラにも月がいるところでした・・・・このままでは六月になってしまう・・・ | |||
千年 2015/12/05-13:31 No.[619] | |||
捌きミス!のリカバリーショットをお願いします。 まだ、春の月がでていませんので、次の句を「春」を使わずに春の月を出してください。 あるいは、冬の月もまだでていないので、春から冬へ雑の句をはさまぬ季移りの離れ業でも・・・ さらに言えば、同じ面に月がふたつ出るのを避けるために、この面のどちらかの月を月の異名をもっていなすということも一考。 あるいはそのまま、ここで月を出さずに、名残りのウラまで月をおとすなんてことも・・・ 全ては付け句次第でございます。 それではほんとにまた明日。 | |||
千年 2015/12/05-14:55 No.[620] | |||
と思いましたが、またひらめきました。 二ウで月を入れ込むとしたら、ここしかない。 9の天がけるスワン着水足伸ばすの足伸ばすを月上るにすることです。 喜美子さんすみません。着水時の足伸ばすのおかしみは連衆にしみこみましたので、冬の月の下で聖樹に集わせてください。 | |||
千年 2015/12/05-14:59 No.[621] | |||
どうも皆様失礼しました。 三オの第三句ご自在にお願いいたします。雑でも春でも季移りでも。 | |||
伊藤無迅 2015/12/05-16:56 No.[622] | |||
2 蜃楼はるか母の声聞く 喜美子 ここは母のイメージで素直に詠みました。 付け 世に出たら酒は呑むなよ父を見よ 抽斗の油の滲む柘植の櫛 | |||
千年 2015/12/05-17:14 No.[623] | |||
こういう口語調もいいですね。身にしみます・・・ ここはちょっと早いですが、柘植の櫛をいただきます。(無季) | |||
石動 2015/12/05-17:21 No.[624] | |||
三オ 4 臍の緒に涕く我は老い人 | |||
千年 2015/12/05-17:26 No.[625] | |||
月上るは、季重なりになりますが月冴ゆるに変更。 | |||
石動 2015/12/05-17:27 No.[626] | |||
(臍の緒に涕く我は老い人) すみません。この句 観音開きかも。反省!! ダメなら 没にしてください。 | |||
千年 2015/12/05-17:32 No.[627] | |||
石動さん、同時進行でした。 へその緒になく芭蕉さん、観音開きで残念でしたが、無常でいいですね。 | |||
石動 2015/12/05-17:58 No.[628] | |||
三オ 4(懐旧バージョン) 第二東映ありしあの頃 勝負幾番せるか真吾よ | |||
千年 2015/12/05-20:14 No.[629] | |||
大城悦子氏の論文「「猿蓑」巻之五所収四歌仙の構成」(『近世文芸 研究と評論』88号(平成27年))によると、芭蕉出座の歌仙126巻のなかで、月の早く出る秋発句の31巻を除いた95巻のなかで、すべての面の最後の長句が月、花になっているもの(いわゆる月花の定座を守っているもの)は17巻あるそうです。 そんなに多くはないですね。 連句一巻の構成、成り行きへの目くばせも峠越えからちょっと気を付けていきましょう。 | |||
千年 2015/12/05-21:02 No.[630] | |||
◎抽斗の油の滲む柘植の櫛 *人に知られぬ恋もするかな 紀友則 *浮きたる恋も我はするかな 忠岑 *恋ひわたる間に年ぞ経にける 坂上是則 恋にはこだわりません。告白調もいいかと・・・それではまた明日。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/05-22:26 No.[631] | |||
お捌きさまへ 連衆としてつらなる楽をありがとうございます。 さばくときの緊張もたのしくはありますが、苦労でもありますネ 月のリカバリーですが、 〜〜天翔けるスワン着水月揺るる〜〜 だと季重なりがなくなる 〜〜足伸ばしスワン着水月冴ゆる〜〜 だとユーモアが活きる などと気楽につぶやいたわたしです。 | |||
yumi 2015/12/05-23:13 No.[632] | |||
三オ 4 身を売りて後命落とすと | |||
喜美子 2015/12/05-23:27 No.[633] | |||
三オ 2 シルクロードと言えば、砂漠、蜃気楼ですヨネ。 入れなくては入れなくては思いながら、文字数にこだわったしまいました。蜃楼という言葉が出てこなくて、、。宗匠、ありがとうございました。 | |||
千年 2015/12/06-08:49 No.[634] | |||
瑛子さんありがとうございます。足伸ばし復活しましょう。 蜃気楼の元句は「遠くに我呼ぶ母の声聞く」。ここの眼目は我を呼ぶ母の声ですので、「蜃楼はるか母の呼ぶ声」と訂正します。 | |||
千年 2015/12/06-10:19 No.[635] | |||
それでは、ここは由美さんの暗い句に情けを入れて、 ●相対死にの腕のからまる としましょう。絹の道心中になってしまった・・・ せはしげに櫛でかしらをかきちらし 凡兆 おもひ切たる死ぐるい見よ 史邦 青天に有明月の朝ぼらけ 去来 湖水の秋の比良のはつ霜 芭蕉 心中で恋は終わり。 次は人情少し入った叙景句がほしいですね。 | |||
石動 2015/12/06-12:26 No.[636] | |||
「相対死」・・・いいですね。 三オ 5 墨摺れば筆も湯呑もすでに冷え 旅の夜の土産話に夏芝居 普段着の藍染阿波の木偶遣ひ | |||
千年 2015/12/06-14:26 No.[637] | |||
木偶でまたどんでん返し舞台裏・・・見事転換。 シルクロードが近いですし、藍、木偶とくれば阿波・・・こうしましょう。 ●藍染の羅若き木偶遣ひ うすもので晩夏。 羅を着て前世をおもひけり 久保田万太郎 羅や人悲します恋をして 鈴木真沙女 | |||
千年 2015/12/06-14:36 No.[638] | |||
次はもう一句夏をいきましょうか。 | |||
千年 2015/12/06-15:57 No.[639] | |||
『炭俵』利牛、野坡、孤屋の百韻。その三オからは、 機嫌能(よく)かいこは庭に起きかゝり 野坡 小昼のころの空静也 利牛 縁端(ハナ)に腫たる足をなげ出して 孤屋 鍋の鋳かけを念入てみる 野坡 麦畑の替地に渡る傍じ杭 利牛 賣手もしらず頼政の筆 孤屋 あまり凝らずに淡々といっている感じがいいですね。 それではまた明日。 | |||
石動 2015/12/06-16:21 No.[640] | |||
「普段着」に比し「羅」の素敵さ・・ですね。 「若き木偶遣ひ」も、立腹を納めた事でしょう。多謝。 さらに 頑張ります。 | |||
yumi 2015/12/06-17:01 No.[641] | |||
きゃ〜エロスの極み。怖いですね。 ご治定有難うございます。 | |||
yumi 2015/12/06-19:53 No.[642] | |||
三オ6 ほおずき市に灯りつき出す | |||
yumi 2015/12/06-20:30 No.[643] | |||
三オ6 ほおずき市に雷の鳴る | |||
酢豚 2015/12/07-00:03 No.[644] | |||
藍染の羅若き木偶遣ひ 石動 成否を握る裏方の汗 回転ずしへどつと繰り出す | |||
yumi 2015/12/07-00:45 No.[645] | |||
三オ6 ほおずき市の細工愛らし | |||
千年 2015/12/07-08:56 No.[646] | |||
ここは若人威勢よくどんでん返しの寿司食いねえ! いただきます。鮓は夏の季語だった。 | |||
根本文子 2015/12/07-10:43 No.[647] | |||
回転ずしにどっと繰り出す(夏) 豪邸のなかなか売れぬ屋敷跡(無季) 近隣の杭騒動に人の波 (同) | |||
千年 2015/12/07-13:51 No.[648] | |||
近隣の杭騒動に人の波 ではちと弱い。マスコミ、野次馬っぽい感じですね。 いわゆる庶民的な回転すしの賑わいに、別の世相を付ける豪邸の句を、 ●夏館爆買いされてしまひけり と景気よく?いきましょうよ・・・ 発句以外はあんまり切れ字は使わない方がいいのですが、たまにはこんな感じもいいかと。回転すしはやけ食いになってしまった・・・クイの残る放漫経営・・・ | |||
千年 2015/12/07-13:56 No.[649] | |||
夏三句いきましたので、次は雑か秋の季移りでも。 描きたきかな北京秋天 | |||
酢豚 2015/12/07-16:07 No.[650] | |||
千年様 お疲れさまです。 昨日の忘年会で、先生から連句を作る裏ワザ?をお聞きしましたので、投句が増えるかもしれませんよ(笑) ありがとうございました。 | |||
伊藤無迅 2015/12/07-17:39 No.[651] | |||
母の戒めまた破り、昨夜は少し飲みすぎました。 6 回転ずしへどっと繰り出す 9 夏館爆買ひされてしまひけり 付けます。 妻の眇(すがめ)を背中に受けて 畳に書くはアホの指文字 | |||
千年 2015/12/07-18:32 No.[652] | |||
ウラ技を披露されけり年忘れ/すが目魚の目目玉の親父・・・ それでは、また明日お会いしましょう。 | |||
石動 2015/12/07-20:22 No.[653] | |||
三オ 8 春日の山に月は上がるか? メンタンピンとその騒がしいこと 恋の来た道いま末枯野 付記: 「月」「恋」など出してはいけないのかも知れませんが・・・。 | |||
千年 2015/12/07-20:27 No.[654] | |||
四花七月の定座が定まったのは江戸期に入ってのものらしいです。(『俳諧大辞典』明治書院)その沿革は「平安朝期の短連歌が鎖連歌となって、十二世紀後半から十三世紀前半にかけて百韻・五十韻の定数が定まったと考えられるが、その頃のものは断片しか残っていない。又その頃の書式については懐紙三枚説もあり、百句の句割も一定したものではなかったらしい。古くは初表十句、名残裏六句ともいわれるが、十四世紀後半には四折八面の後世のような句割が成立したと思われる。以降十五・六世紀室町時代を通じて連歌には百韻形式が主流をなして行われた。この傾向は江戸初期に盛行した俳諧にも受けつがれ、貞門・談林時代はまだ百韻が多く流行し、蕉門が確立するにしたがって百韻は廃れ歌仙形式が多く用いられるようになった」・・・ネット連句時代に入り、再び百韻が数寄物のあいだで流行りはじめたらしい・・・ | |||
千年 2015/12/07-20:57 No.[655] | |||
十六世紀後半、1582年5月24日の天正十年愛宕百韻 ときは今天が下しる五月かな 光秀 水上まさる庭の夏山 行祐 花落つる池の流れをせきとめて 紹巴 ・・・・・ ・・・・・ 三オ 1 下解くる雪の雫の音すなり 心前(春 降物) 2 猶も折りたく柴の屋の内 兼如(雑 居所) 3 しほれしを重ね詫びたる小夜衣 巴(雑恋 衣装) 4 おもひなれたる妻もへだつる 秀(雑恋 人倫) 5 浅からぬ文の数々よみぬらし 祐(雑 恋) 6 とけるも法は聞きうるにこそ 昌叱(雑 釈教) 7 賢きは時を待ちつつ出づる夜に 如(雑 人倫) 8 心ありけり釣のいとなみ 秀(雑 太公望故事) 9 行く行くも浜辺づたひの霧晴れて 宥源(秋水辺) 10 一筋白し月の川水 巴(秋 光物 夜分 水辺) ・・・・・・ 挙句は「国々は猶のどかなるころ」と光秀の子の光慶(明智十兵衛)が、この百韻のなかただ一回だけつとめています。(『連歌集』新潮日本古典集成) | |||
石動 2015/12/07-21:22 No.[656] | |||
捌様 ご教示、ありがとうございます。 まだまだ私には難しい「式目」です。 今は ただ出句して 捌さまのご判断を仰ぐのみ。 ゆえに 只管 下手鉄砲の数撃ちにて 邁進なり。 いよいよ六合目へ。満尾の暁には、一升瓶のワインにて 「君の瞳に乾杯」・・・と。 | |||
喜美子 2015/12/08-08:33 No.[657] | |||
7 夏館爆買ひされてしまひけり 付け 三オ 8 乾通りの大名気分 | |||
千年 2015/12/08-09:31 No.[658] | |||
はい、お三方からいただきましたが、ここは無迅さんの妻の眇(すがめ)をいただきますが、背中に受けるがどうもくどいので、秋の季移りといきましょう。 ●色なき風と妻の眇と | |||
eiko yachimoto 2015/12/08-09:53 No.[659] | |||
おはようございます。 売り切れのイメージが色なき風を起こし季移り大成功、 無迅さん、眇が生んだ、これはすごい付けだとおもいます。 my one cent. eiko | |||
千年 2015/12/08-09:59 No.[660] | |||
次は秋の長句をお願いします。月もこの秋の連なりのなかのどこかに入れてみましょう。 〇仕事終へ有明月の家路あり 〇月の眉龍宮目指す探査機も 〇コスモスの迷路に傘の二三本 | |||
eiko yachimoto 2015/12/08-10:16 No.[661] | |||
夏館爆買ひされてしまひけり 色なき風と妻の眇と 付け: 庭先の青柚もぎて皿料理 葱抜いてひとはけの月仰ぎいる | |||
千年 2015/12/08-10:25 No.[662] | |||
瑛子さんと同時進行でしたね。 それでは新連衆の句も期待してまた夕方お会いしましょう。 | |||
根本文子 2015/12/08-11:47 No.[663] | |||
夏館爆買ひされてしまひけり 色なき風と妻の眇と 月光に薪を拾ふ媼あり 月光に杉葉を拾ふ媼かな | |||
根本文子 2015/12/08-12:09 No.[664] | |||
千年さん 透視の達人すごいですね。田園都市線、東横線、まさに爆買いの噂頻り。 不思議なことに豪邸を手放した老夫婦は淡々として、焚くほどは風の持ち来る落ち葉かな、とかなんとか言って 月下に外風呂を据えて入っているんですよね。 | |||
千年 2015/12/08-17:32 No.[665] | |||
薪とる媼や「杉葉」いいですね。ただ「月光」は酢豚さんが前に使っていますので、もう一工夫欲しかった。ここは瑛子さんの皿料理ではないですが、こう付けて鋭気を養いましょう。 〇新生姜薬味に添へて恙無し | |||
千年 2015/12/08-17:35 No.[666] | |||
次は短句になりましたが月をいってみましょうか。もう一句秋をいって次に長句の月という手もあります。 それでは、また明日。 | |||
喜美子 2015/12/08-19:49 No.[667] | |||
○ 新生姜薬味に添へて恙無し 二ウ9 で月を入れていただきましたので、もう1句秋で・・。 付け 露けき畑に一畝の痕 | |||
千年 2015/12/09-13:07 No.[668] | |||
ここは、「恙無し」ですから、芋の露ではありませんが、収穫時期の豊かさを全面出してゆきましょうよ。 ●開拓進み露宿す畝 開拓の村に涼しく天寿終へ 海紅 | |||
千年 2015/12/09-13:45 No.[669] | |||
次は月をお願いします。 連句にモノローグではなくダイアローグの弾みを。二次元の絵が続くのではなく、打越・前句の引力を利用した「スイングバイ」で、前句を打越句から切り離すような勢いのようなものが欲しいですね。それが集合詩・連句の希望・・・・・・そろそろ希望さんにも登場していただきましょうか。 おとりおきの「一族集ふ重陽の宴」から、 ●菊の酒酌んで一族再会す 異食類は越を嫌わず・・・・あら月がない・・・ 皆様、月の句をお願いします。 | |||
千年 2015/12/09-18:16 No.[670] | |||
月影はおなじ光の秋の夜をわきて見ゆるは心なりけり(よみ人しらず 後撰集326) 近代以前の歌を集めた『国家大観』CD−ROMで検索すると、「月」を詠んだ歌は6万首以上あるらしいですね。「桜」は1万首。それに「花」を詠んだすべての歌を加えても5万4000首ぐらいだそうです。(『心づくしの日本語ー和歌でよむ古代の思想』ツベタナ・クリステワ) 水に映る月は「水兎(すゐと)の偽借(ぎしゃく)」(水面に浮ぶ月の虚像)と仏教の教えにあるそうな。 | |||
石動 2015/12/09-18:27 No.[671] | |||
三オ 11 月背負つて窓を叩くは流れ者 馬ぽくぽくワイオミングの大き月 森の木陰コロボツクルら月の宴 | |||
千年 2015/12/09-18:40 No.[672] | |||
あかあかや あかあかあかや あかあかや あかやあかあか あかあかや月 明恵上人 それではまた明日。 | |||
千年 2015/12/09-19:01 No.[673] | |||
石動さんと同時進行でした。 〇国産機ガメラのやうに月へ飛べ 東映路線ではないですが、前句とオーバーラップして映像が浮かぶような句がいいですよね。 ニューフェイスの出現も期待しつつ、また明日お会いしましょう。 | |||
酢豚 2015/12/09-22:25 No.[674] | |||
「ガメラ」は大映では?? | |||
根本文子 2015/12/10-09:17 No.[675] | |||
かぐや姫誘いに来ました月旅行 | |||
千年 2015/12/10-09:21 No.[676] | |||
大映でしたか・・・なんか「映」という字は最近みかけませんね。 コロボックルを辞書でひくと、「アイヌ伝説に出てくる小人で、<フキの下の人>の意。竪穴の住居に住み、漁に巧みで、アイヌに友好的な人びとという」とありました。 「木陰」というのは月明りが広大な森の影を作っているということか・・・民俗学的なことはわかりませんが、宮沢賢治風にこういきましょうか。 ●月の船コロボックルと交信す | |||
千年 2015/12/10-09:29 No.[677] | |||
「天の海に雲の波立ち月の船星の林に漕ぎ隠る見ゆ」(万葉集) 次は秋もう一句いってもいいし、雑でも。 | |||
千年 2015/12/10-09:34 No.[678] | |||
文子さんと同時進行でした! かぐや姫が月の船に乗っているということで勘弁してください・・・ | |||
根本文子 2015/12/10-09:52 No.[679] | |||
開拓進み露宿す畝 かぐや姫ご招待です月旅行 月世界旅行ツアコンかぐや姫 | |||
eiko yachimoto 2015/12/10-13:03 No.[680] | |||
月の船コロボックルと交信す 付け 母さん危篤猫バス疾走 雑 カボチャ提灯点るハロウィーン 晩秋 | |||
千年 2015/12/10-15:46 No.[681] | |||
文子さん、トップ画面で付け句のご確認を。 筒井康隆に『農協月へゆく』という小説があったことを思い出しました。 瑛子さん、母は同じ面にでてますし、カボチャも畝と打越気味。 それでは、皆様また明日。 | |||
千年 2015/12/10-15:51 No.[682] | |||
と思いましたが、文子さんのかぐや姫をいただきましょう。べた付けの神髄。 ●招待状がかぐや姫から | |||
千年 2015/12/10-15:56 No.[683] | |||
この面は母が出て、相対死ときて、妻もいて、とうとう人の心を解読できるようになったかぐや姫までご登場いただけました。 さて、次の句は如何に? | |||
eiko yachimoto 2015/12/10-17:15 No.[684] | |||
はい、危篤じゃなくてよかったです。 eiko | |||
石動 2015/12/10-20:05 No.[685] | |||
「コロボツクル句」 一直治定 多謝。 次回も頑張ります。 | |||
yumi 2015/12/11-00:21 No.[686] | |||
三オ13 自分の名就学前に読めるやう これ読んでばあばの部屋に絵本持ち | |||
喜美子 2015/12/11-00:28 No.[687] | |||
三オ 10 希望を持って前進!!。 有難うございました。 | |||
根本文子 2015/12/11-09:07 No.[688] | |||
ありがとうございます。 手塩にかけて育て、別れたかぐや姫が迎えにきてくれたので「じいさん、ばあさん」こんなうれしいことはありません。宇宙旅行は銀河鉄道に乗って、かぐや姫のツアコンで〜。 「べた付け」この手があったんですね、百韻の力でしょうか、勉強になります。 | |||
石動 2015/12/11-09:28 No.[689] | |||
三オ 13 老が老の面倒を看る世をしのぎ 数桁の番号それが私とや ファンクラブ会員の日々懐かしみ | |||
千年 2015/12/11-13:36 No.[690] | |||
由美さんの「これ読んでばあばの部屋に絵本持ち」は、 月と交信するコロボックルがある種ファンタジーの世界ですから、ここでまた絵本をもってきては、月の船の句の引力からは抜け出せませんね。 「爺さん、かぐや姫じゃなくてシンデレラからですよう・・」「なぬ・・誰が死んでれら・・・」石動さんの老々介護、認認介護路線発想を由美さんの「これ読んで」と合体させこうしてみましょう。 ●これ読んで『老老介護物語』 | |||
千年 2015/12/11-13:46 No.[691] | |||
次は三オ折端。雑でもいいし、一句冬をはさんでも。 | |||
千年 2015/12/11-14:04 No.[692] | |||
ここで、なんか気になっていた、二ウ11の折紙の句は、オリンピックのエンブレムの元素であったことに、やっと今気づきましたので、精霊などともったいをつけずにこう変えます。 〇折紙の赤青緑〇◆(丸四角と呼んでください) | |||
eiko yachimoto 2015/12/11-17:08 No.[693] | |||
前句 これ読んで『老老介護物語』 由美 付け 土壁切りてもひとつの窓 *たったいま先人の句に学ぶをよませていただきました。 *大雨を心配しています。 | |||
千年 2015/12/11-18:22 No.[694] | |||
●窓を開けてももうひとつ窓 という感じかと。 | |||
石動 2015/12/11-18:23 No.[695] | |||
三オ 折端 篝火花の薄きむらさき(三冬 として) | |||
千年 2015/12/11-18:28 No.[696] | |||
石動さんと同時進行でした。どこかで火にも温まりたいですね。 ここの折端はまあ遣り句でさらりと窓でいきましょう。 次は三ウ折立。場面転換の叙景句でも・・・ | |||
石動 2015/12/11-21:57 No.[697] | |||
三ウ 折立 手品師の燕尾の服のラメ光り 何の香と知らねどゆかしワイン蔵 茣蓙立てて秘密基地成すガキの頃 | |||
喜美子 2015/12/11-22:55 No.[698] | |||
三ウ 折立 破れ蓮の達観したる人のごと | |||
eiko yachimoto 2015/12/12-09:13 No.[699] | |||
千年さん、おはようございます。 一直治定ありがとうございます。 酢豚さん、窓ということばは万葉の昔からあるのですね。 ジョンレノンが凶弾に倒れて、何年かしてから、 小野洋子が、「私は私の窓から,ショーンは彼の小さい窓から このことを眺めたのでした」と云ったのを覚えています。 原句は映画から着想しました。八月の鯨という映画があります。老女が数人で海の近くに住んでいます。出入りの職人が「この面にも窓をつくれば眺望が楽しめる」とくるたびに薦めるのですが、3人とも『何を今更』といって聞く耳を持ちません。老老の日常が描写され、娘時代に家から走り出て回遊してきた鯨を見た追憶の映像も流れたりします。 一番反対していた老女が「そうね、壁をくりぬいて,窓をつくりましょう」と言うのがラストシーンです。 ーーー よいテンポで百韻が巻きすすみ、嬉しく思っています。 ありがとうございました。 | |||
千年 2015/12/12-16:37 No.[700] | |||
そういうことでしたか。 捌きミスということで、三オ折端は ●壁くりぬいて窓を作ろう とします。 石動さん、喜美子さん、どうもすみません。皆様、折立再考お願いします。 | |||
石動 2015/12/12-18:27 No.[701] | |||
では 改めまして 挑戦。 三ウ 1 ワンスアポンナタイム仲良し姉妹ありました なかなかに思いの丈をあらはせず いざさらば焼跡闇市ノーリターン | |||
千年 2015/12/12-19:43 No.[702] | |||
この百韻の興行中にも著名な方々が逝かれますね。 野坂昭如氏とは新宿の高層ビルのエレベーターでたまたまご一緒したことがありました。おもいっきり含羞の人のような気がしました。 こうしましょうか。 ●サングラスかけて含羞焼跡派 | |||
千年 2015/12/12-19:52 No.[703] | |||
サングラスで三夏。夏一句ですててもいいし、夏を続けても。 | |||
千年 2015/12/12-20:07 No.[704] | |||
ここで希望さんの「一族集ふ重陽の宴」をいただき、こうしましょう。 ●一族集ひ菊の酒酌む 秋五句去りの離れ業。 次は秋の長句をお願いします。 | |||
千年 2015/12/12-20:11 No.[705] | |||
と思ったら秋四句去りでしたね。撤回します。希望かなわず・・・ いや、菊の酒を冷し酒にしていただきましょう。 | |||
千年 2015/12/12-20:17 No.[706] | |||
やっと「希望」がかないました。 夏三句までですからもう一句夏でもいいし、雑でも。 それではまた明日。 | |||
yumi 2015/12/12-21:53 No.[707] | |||
遅れましたが、 三ウ13「これ読んで」有難うございました。 *これ読んで『無理しない老老介護』 でもいいかなと思いました。かぐや姫の優しさがほんのり添うようで。 お捌き様にお任せいたします。 要介護になっても外とつながりを持つことは大切ですね。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/12-23:01 No.[708] | |||
最初からそういえばよかったですね。 再治定かたじけなく。 瑛子 | |||
酢豚 2015/12/12-23:22 No.[709] | |||
一族集ひ酌む冷し酒 希望 洗鯉親の財産気にかかる 酢豚 | |||
石動 2015/12/13-06:28 No.[710] | |||
焼跡闇市 一直治定 多謝。 およそ、陽水・タモリなど、サングラスと含羞 は深い縁がありそう。 「おもいっきり含羞の人」。そうだったのでしょうね。 お捌と違い、私の場合 野坂さんとは縁もゆかりもありませんが、一直句で佳き追悼句になったと思う。 長谷川きよし のもいいが、彼の「黒の舟唄」は、よかった。 | |||
千年 2015/12/13-08:53 No.[711] | |||
鯉の洗いが三夏でしたか。三夏が三つ続きますが、洗鯉いただきます。 | |||
千年 2015/12/13-09:07 No.[712] | |||
次は雑の短句。 | |||
喜美子 2015/12/13-10:13 No.[713] | |||
洗鯉親の財産気にかかる 酢豚 付け * 厨に響く掃除機のおと * 掃除機に夢破られし朝 | |||
研究室の海紅 2015/12/13-10:26 No.[714] | |||
1)雀の遊ぶ村の遮断機 2)ジャガタラ文の残る古櫃 3)大黒天の笑ふ掛け軸 なかなかお邪魔できず、残念。 | |||
研究室の海紅 2015/12/13-10:47 No.[715] | |||
4)つきましてはと詫びる店長 5)どんな音でも拾ふ補聴器 11時15分まで、仕事待機になりまして、遊んでみました。 | |||
千年 2015/12/13-11:05 No.[716] | |||
◎洗鯉親の財産気にかかる 厨に響く掃除機のおと 掃除機に夢破られし朝 雀の遊ぶ村の遮断機 ジャガタラ文の残る古櫃 大黒天の笑ふ掛け軸 つきましてはと詫びる店長 どんな音でも拾ふ補聴器 はっきりしよう山の境界 ここはお宝付けということで、大黒天をいただきます。 | |||
千年 2015/12/13-11:11 No.[717] | |||
場面をずらした掃除機も面白かったですね。 次はさて、なんでもござれ。 それではまた夕方に。 | |||
堀口希望 2015/12/13-12:23 No.[718] | |||
「洗鯉」の句に付けます。 豪勢に行く奥の細道 希望 今頃になって何だと顰蹙を買いそうですがお許しください。 | |||
文緒 2015/12/13-14:21 No.[719] | |||
三ウ 5 4 大黒天の笑ふ掛け軸 5 ごきぶりのアンテナ清し白き画布 ※ 「清し」は、「すがし」と読んでください。 ーー 昆虫画家のアトリエから発信 −− | |||
千年 2015/12/13-19:18 No.[720] | |||
希望さん、どうもお久しぶりです。洗鯉にはすでに付いておりますので悪しからず。トップ画面でご確認をお願いします。 文緒さん、ごきぶりは夏。打越に夏があり近すぎますね。 | |||
千年 2015/12/13-19:42 No.[721] | |||
ここはせっかくの百韻、神祇を続けてみましょう。 ◎大黒天の笑ふ掛け軸 〇天神に順洋丸の寄進あり 航海安全祈願、大漁祈願・・・ 菅原道真公にもお出ましいただけました。 | |||
千年 2015/12/13-20:01 No.[722] | |||
次はさて・・・雑か夏以外・・・ それではまた明日。 | |||
喜美子 2015/12/13-21:20 No.[723] | |||
〇天神に順洋丸の寄進あり 付け * 祖母の手を引き丘を越えゆく * 丘にのぼれば薄の揺れる | |||
根本文子 2015/12/13-23:36 No.[724] | |||
横浜のどの子もソーラン節踊る ほとんどの小学校の運動会6年生は豆絞りでソーラン節、子供たちが転校してみて納得。 | |||
根本文子 2015/12/14-00:05 No.[725] | |||
駅伝の壮行会のチェアガール 東洋大学は11日に行われ、例年になく盛り上がり。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/14-07:40 No.[726] | |||
天神に順洋丸の寄進あり 付け 門司でバナナを実習船の子 hisajo (原句)上陸の楽しき学徒バナナ買ふ | |||
千年 2015/12/14-08:44 No.[727] | |||
文子さん、トップ画面で付け句のご確認を。今度は短句ですよ。 | |||
千年 2015/12/14-08:48 No.[728] | |||
ここは3・11の震災に思いをはせて、喜美子さんの「祖母の手を引き丘を越えゆく」を、こうしてみましょう。 ●高台移転祖母の手を引き 復興予算の活用と住民の意思のミスマッチがあるようですね・・・ | |||
千年 2015/12/14-08:52 No.[729] | |||
それではまた夜に。 | |||
喜美子 2015/12/14-10:41 No.[730] | |||
宗匠、ご治定ありがとうございます。 被災地はまだまだ、復興途上で心が痛みます。 私はおばあちゃん子でした。かわいがってもらいましたが、もしかして三文やす? | |||
文緒 2015/12/14-11:20 No.[731] | |||
打越への配慮、欠けていました。 以後、気をつけます。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/14-12:48 No.[732] | |||
尾崎さん,宗匠がよい付けを選んでくれました。 ところで、おばあちゃん子はいい子です。 実はそう見えない子にも 学校勤務時代 遭遇したことがありましたが、 一息ついて、ふりかえれば、どの子もホントは、ほんとうにいい子でした。 my one cent. | |||
千年 2015/12/14-15:06 No.[733] | |||
瑛子さん、文字化けしていますよ。 文緒さん、引き続きよろしくお願いします。猿蓑の灰汁桶の巻にごきぶりでなく蛭(三夏)の付けがありました。 ゆふめしにかますご喰へば風薫 凡兆 蛭の口處(くちど)をかきて気味よき 芭蕉 | |||
千年 2015/12/14-19:58 No.[734] | |||
◎高台移転祖母の手を引き 〇月朧馬追い唄をとつとつと ここは高台から見た風景やその場の叙景・・・ | |||
千年 2015/12/14-21:12 No.[735] | |||
打越に天があるので、ここでは月はだめですね。 それではまた明日。 | |||
石動 2015/12/14-21:12 No.[736] | |||
三ウ 7 武蔵なる大多摩川は日を返し 秋夕焼とんび輪を描き笛も吹き(三秋) 草の花国立競技場更地(三秋) | |||
yumi 2015/12/14-23:16 No.[737] | |||
三ウ 7 花嫁はさんさ時雨に濡れかかり 「さんさ時雨か萱野の雨か、音もせで来てぬれかかる」 結婚式でよく歌われる仙台地方の小唄です。自分の結婚式の時も叔父さんが歌ってました。 | |||
yumi 2015/12/15-01:33 No.[738] | |||
三ウ 7 除幕式さんさ時雨に濡れかかる | |||
千年 2015/12/15-08:37 No.[739] | |||
でましたねえ!予期せぬ雑の正花「花嫁」。いきましょう。 | |||
千年 2015/12/15-08:43 No.[740] | |||
前句の「手を引き」は「手を引く」に変更。 | |||
千年 2015/12/15-08:50 No.[741] | |||
◎花嫁はさんさ時雨に濡れかかり 〇サッカーボール熱き寄せ書き といった感じで冬(季節感はあまりないのですが)をもう一句いってもいいし、雑でもいいし、春の花の座が花嫁に奪われてしまったので、 〇朧月夜に交わす接吻 てな感じで春月をいってもいいし・・とにかく皆様、次はめでたき短句を恋っぽくお願いいたします。 | |||
根本文子 2015/12/15-09:59 No.[742] | |||
雄蝶雌蝶の注ぐ杯 さんさ時雨の花嫁が出ましたので、両家の親族の幼い男女の子供が選ばれて男児は花嫁に女児は花婿に三三九度の杯に注ぐ役を、雄蝶、雌蝶といってました。 | |||
千年 2015/12/15-10:52 No.[743] | |||
きましたねえ。「酒」の去り嫌いは一句去りぐらいでしょうか・・・ いただきます。季節は春へ。 | |||
千年 2015/12/15-10:58 No.[744] | |||
文子さん、「雄蝶雌蝶」はどう呼んでいるんですか。 オチョウメチョウでよろしいでしょうか? | |||
千年 2015/12/15-11:06 No.[745] | |||
次は春の月を皆様お願いいたします。 ◎雄蝶雌蝶の注ぐ杯 〇月朧頭も朧そぼろ飯 皆様、よろしくお月あいのほどを。 | |||
堀口希望 2015/12/15-11:17 No.[746] | |||
「花嫁は」に付けます。 ・夫のセーター編むは楽しき 希望 ・妻を抱きて除夜の鐘聞く 希望 | |||
千年 2015/12/15-18:22 No.[747] | |||
希望さん、トップ画面で付け句のご確認を。 ◎花嫁はさんさ時雨に濡れかかり ◎雄蝶雌蝶の注ぐ杯 ここはおめでたい恋二句の次に春の月でもいってみようかというところです。月でなくとも、人情なしの春の叙景句がいいかも・・・ | |||
文緒 2015/12/15-19:19 No.[748] | |||
三ウラ 9 * ふたり旅エーゲ海にて春の月 文緒 ・「海」について 「さんさ時雨」「濡れかかり」は、比喩的表現と理解して、打越にはあたらないと考えたのですが。 如何でしょうか。 | |||
千年 2015/12/15-19:42 No.[749] | |||
シルクロードからエーゲ海へ。行ってみたいですねえ。 海の気配は三ウ5、6にでてますし、二人に祝杯の前二句があるから「ふたり」も余計。こうしましょうか。 ●月の眉旅に随ふ影朧 | |||
千年 2015/12/15-19:44 No.[750] | |||
文緒さんと同時進行でした。時雨と海等打越ではありませんね。みちのくエリアが濃厚にでてますから「エーゲ海」というのもどうも旅行雑誌のようで・・・ | |||
石動 2015/12/15-19:51 No.[751] | |||
素材豊富に育っている百韻ですね。で、捌様に質問。 〇民謡「さんさ時雨」で 時雨=初冬 と 捉えているのか? 〇祝酒の子供ら「雄蝶雌蝶」で 蝶=三春 と 捉えているのか? 〇雑⇒初冬⇒三春⇒春の月 の流れになっているのか? 「月の眉」が治定されましたが、後学のため教えてください。 | |||
千年 2015/12/15-19:53 No.[752] | |||
次も春。人情なし(人の入らない情景)の点描をお願いします。 | |||
千年 2015/12/15-20:03 No.[753] | |||
石動さんとも同時進行でした。 ここでの「時雨」「蝶」はオールシーズンの使われるものですが、捉え方としてはおっしゃる通り、初冬、三春です。月の眉は三日月。ちょっと恋っぽくいかせていただきました。 月明り旅に随ふ杜甫の妻 千年 | |||
千年 2015/12/15-20:07 No.[754] | |||
後、降り物の雨の打越に天の月は普段は避けるのですがここはいってみました。 | |||
千年 2015/12/15-20:10 No.[755] | |||
それではまた明日。 | |||
石動 2015/12/15-22:26 No.[756] | |||
捌さま ご回答 多謝。 三ウ 10 春の燈揺るる石道(三春) 沈丁の香の何処ともなく(三春) しづかに地虫穴を出でたる(仲春) | |||
eiko yachimoto 2015/12/15-23:19 No.[757] | |||
月の眉旅にしたがふ影朧 付け 桜南風すこし尾根のなだらか | |||
千年 2015/12/16-08:42 No.[758] | |||
文緒さんのエーゲ海の句についてですが、前句を生かして、打越句から「離れた」付け句をするためには、俳句と同じように、言葉を削らないといけないということでしょうね。「旅」の視点はよかったのですが、打越に結婚式があって、ハネムーンのような句が一句挟んであると、ちょっと順当すぎる(変化のない)流れになってしまいます。 後、この面の連句の流れから、「海が近い」と申し上げました。 | |||
千年 2015/12/16-08:47 No.[759] | |||
桜南風(さくらまじ)は花嫁の付け句にほしかったですね。この春の連なりの五句目に桜でも・・・ | |||
千年 2015/12/16-09:15 No.[760] | |||
さて、地虫が出てまいりました。 菓子買ひに妻をいざなふ地虫の夜 秋櫻子 東山はればれとあり地虫出づ 日野草城 ここは「芭蕉会議」ですから、蛙に出てきてもらいましょうよ。 酔っぱらって奥さんが朧に、ますます綺麗に見えてきた亭主の脇では蛙が冬眠から覚めてきました。また石動千年・文殊の知恵のような句が生まれました? ●閑かに蛙出づる古池 | |||
千年 2015/12/16-09:22 No.[761] | |||
次に桜をもってきてもおもしろいかも。あるいは、もい一句シュールな春の句をいって、その後櫻でも。 あるいは、なんでも付けてみてちょうだい。 | |||
千年 2015/12/16-09:32 No.[762] | |||
笠間書院の広報誌「リポート笠間」59号に、「古池や蛙飛びこむ水の音」の英訳を福田武史氏が紹介しています。英文学者・齋藤秀三郎氏は、水の音を「sleeping echoes wake」(眠っている響きが目をさます)と訳しているそうです。蛙いづれば波紋広がる・・・ | |||
千年 2015/12/16-12:05 No.[763] | |||
それではまた夜に。 | |||
喜美子 2015/12/16-14:03 No.[764] | |||
●閑かに蛙出づる古池 付け 風もなくふる1片の桜花 | |||
石動 2015/12/16-18:50 No.[765] | |||
捌さま。 三ウ 10 の 何とも愉しき一直治定句 多謝。 捌さまの「発想」に、ほんと、いい意味「あきれかえって」います。 「閑に」が、グンと引き立っていますね。あの古池あたりの 現在只今押し寄せる俳句愛好者のため、飛び込んではみたが、いまいち、上手く格好が付かず、 『へえ、すんませんでした。もう一度挑戦しますさかいに・・』という感じの「閑に」と捉えると、悲喜劇としてこの蛙、いとしくて笑えます。 素敵な一直。ありがとう。 | |||
千年 2015/12/16-18:54 No.[766] | |||
桜をいただきました。「ふる」は降る、振る、震る、触る、狂るといろんな意味にとれますね。 一片も弾みがあっていいですが、一族が同じ面にあるから「ひとひら」に、花嫁があるから櫻花を山櫻にしましょう。 ●風もなくふるひとひらの山櫻 | |||
千年 2015/12/16-19:10 No.[767] | |||
次は人情有でお願いします。 | |||
千年 2015/12/16-20:15 No.[768] | |||
まだ川がでてなかったからこうしましょう。 〇新茶を摘みに川を上りぬ | |||
千年 2015/12/16-20:18 No.[769] | |||
池と川で水辺の打越か・・・ それでは皆様また明日。 | |||
文緒 2015/12/16-20:30 No.[770] | |||
ご治定、および、いろいろの角度からのご説明、ありがとうございます。納得しました。 喜美子さんの句、「12」と掲示されています。 | |||
喜美子 2015/12/16-22:07 No.[771] | |||
宗匠、ステキな付け句に変身、有難うございます。 言葉1つでこうも変わるかと、ひとひらならはなびら、1片では硬いものでも飛んできて、ぶつかったら痛そう。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/16-22:41 No.[772] | |||
11 風もなくふるひとひらの山桜 付け 下校の子等の揺らす吊り橋 完と達筆モノクロ映画 | |||
千年 2015/12/17-08:57 No.[773] | |||
よみ人知らずというのは歌を詠んだ人が分からないのではなく、複数の人が関わってできたものだから、よみ人知らずにしているんだと誰かが言っていたのを思い出しました。 さて、 風もなくふるひとひらの山櫻閑かに蛙出づる古池 満開の山櫻の一片がひとひらはらと古池の宇宙に落ちております。さて、そこからどう展開。 カラスがかあと鳴いてゆきます、みたいな軽い人情句が欲しいところ。 ここでモノクロ映画の劇中劇ではちと惜しい。 橋はまだ出てなかったですねえ・・・ | |||
千年 2015/12/17-09:01 No.[774] | |||
まだ鬼が出てなかったので、こういきましょう。 〇あなたの歌にゃ鬼も笑ふよ 山櫻をうたったのは良寛さんか・・・ | |||
千年 2015/12/17-09:09 No.[775] | |||
次の長句も人情有でお願いします。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/17-10:09 No.[776] | |||
なかなか息が合いませんねェ 鬼がでた、スハ退散、いや,一言居士としてひとこと; 「あなたの」より「和尚の」とか「上人の」はたまた 「良寛」などの方が読者に親切、「あなたの」は 日本語ではかなりきつい響きでここまでの流れが切れてしまうのでは? ◎見方を変えれば、突破口的な佳句ということですね。 | |||
千年 2015/12/17-10:58 No.[777] | |||
慧眼突破口、序破急の急流へいざ。 ちなみに鬼が笑うのは古今集仮名序の面影?付けです。「力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ・・・」 | |||
千年 2015/12/17-11:40 No.[778] | |||
高知のお隣の徳島県に大歩危小歩危という旅の難所がありました。ゲゲゲの鬼太郎に出てくる子泣き爺はここの出身だそうです。町は妖怪で町起こしを図っています。追悼水木しげる先生。そういえば、砂かけ婆は子泣き爺が好きだったような・・・ それでは皆様また夜お会いしましょう。 | |||
yumi 2015/12/17-13:15 No.[779] | |||
ちょっと前ですが、花嫁ありがとうございました。 花の座にしようと思ったわけではなく偶然そうなってしまったのですが、目に留めていただき幸いでした。 三ウ13 音程に合はせピアノも転調し マジックや二人羽織も新年会 | |||
千年 2015/12/17-17:23 No.[780] | |||
連句はその偶然の「出会い」が肝心なところ。式目云々はその後使って、付け句を「転調」させ、前句を「羽織り」(生かし)つつ、一句を「磨いて」(舌頭千転)いけばいいのでしょう。ピアノいただきます。 ●音程に合はせてくれるピアニスト | |||
千年 2015/12/17-17:34 No.[781] | |||
瑛子さんの指摘を受け、「あなた」を「貴殿」に変更。 連句はポリフォニー。 | |||
千年 2015/12/17-17:45 No.[782] | |||
次は三ウ折端。78句目。 | |||
千年 2015/12/17-22:18 No.[783] | |||
〇柿好きな孫梨好きな孫 | |||
千年 2015/12/17-22:25 No.[784] | |||
名残りにはいります。 秋の長句お願いします。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/17-23:34 No.[785] | |||
いよいよ最後の折りですネ 千年さんのおかげです。 *露滋し記者となり子規戦場へ (くだものが大好きだったひと) | |||
石動 2015/12/17-23:54 No.[786] | |||
名残オ 1 血圧計数値も高し天高し(三秋) 秋日和南都の塀のやや崩れ(三秋) 棚ぶだう瑠璃に琥珀に日は染めて(初秋) | |||
千年 2015/12/18-06:59 No.[787] | |||
子規は下関条約が締結された後大陸へ従軍記者として行き、鴎外と会ってますね。子規と別れた後、鴎外は歌仙を知人と巻いています。 ここは、柿(晩秋)梨(三秋)に葡萄(晩秋 石動さん棚ぶだうも晩秋では?)をぜいたくにいただき、子規氏にご登場いただきましょう。 棚ぶだう瑠璃に琥珀に日は染めて 子規と集ひし秋の夕暮 | |||
千年 2015/12/18-07:06 No.[788] | |||
素秋(月がでない)になりますが、ここは秋三句でおしまい。次は雑の長句をお願いします。 | |||
千年 2015/12/18-07:18 No.[789] | |||
一族集うがありましたから、子規と集うを語るに変更。 | |||
石動 2015/12/18-08:13 No.[790] | |||
「葡萄」一直治定 多謝。 葡萄・山葡萄・・・など、あれこれ連想している間に 、季節を混同してしまいました。お許しください。 瑛子さんの句から「道灌山」をイメージしました。 日暮しの里なら、夕暮れは 最適と。 | |||
酢豚 2015/12/18-09:45 No.[791] | |||
子規と語りし秋の夕暮 瑛子 見渡せば墨絵のやうな京の町 酢豚 | |||
千年 2015/12/18-10:10 No.[792] | |||
でました。京の町いただきます。 | |||
根本文子 2015/12/18-10:25 No.[793] | |||
子規と語りし秋の夕暮 愚陀仏庵近代俳句ここに始まる 漱石と企んでいる俳句革新 さりげなく漱石の置く紙幣かな | |||
千年 2015/12/18-10:34 No.[794] | |||
道灌山といえば村松紅花『夕顔の花 虚子連句論』(永田書房)はおすすめです。虚子は蕪村選の芭蕉翁附合集を翻刻しホトトギス七巻十二号附録其二に載せているそうです。 「はいかいの継句(つぎく)をまなばんには、まづ蕉翁の句を暗記し、付三句のはこびをかうがへしる(考え知る)べし。三日、翁の句を唱へざれば、口むばらを生ずべし。」蕪村 | |||
千年 2015/12/18-10:43 No.[795] | |||
文子さん残念。舞台は中川四明ゆかりの京都へ移っております。「京都の山紫水明に因み、四明は比叡四明ヶ嶽に依った」んですね。 | |||
千年 2015/12/18-10:56 No.[796] | |||
見渡せば墨絵のやうな京の町 酢豚 〇二人の世界川べりにあり 〇疎水ひらきし若き技師長 〇薩長土肥はいいお客はん 皆様京を楽しみましょう。人名と地名は固有名詞の打越か・・・ | |||
酢豚 2015/12/18-11:55 No.[797] | |||
千年様 ありがとうございました。 もう一息・・・!! | |||
eiko yachimoto 2015/12/18-12:24 No.[798] | |||
はい、子規は葡萄も大好きだったと思います。きれいな石動さまの 句のあとに子規が登場できてよかったです。 子規は清から帰国時、大喀血、新聞「日本」の陸羯南が心配し 虚子にお金をわたして帰国の船のついた神戸まで迎えにゆかせました。 子規を迎えに秋の夕暮れ my one cent eiko | |||
千年 2015/12/18-13:24 No.[799] | |||
そう、須磨で療養したのでは。 暁や白帆過ぎゆく蚊帳の外 子規 「連句嫌いだった筈の正岡子規に/同い年幸田露伴と付合いした記録/・・・」ではじまる鈴木漠さんの詩「心象の帆」を思い出しました。この詩は上記の子規の句を前書きにして始まっています。 語るはありきたりでしたので、迎えをいただきます。付け句の見渡せばは本歌取りですから動かない(笑)。 | |||
千年 2015/12/18-13:28 No.[800] | |||
それでは、年内満尾を目指して、皆様行きましょう。 薩長土肥を志士に改めて 〇志士の皆さんええお客はん 舞子登場!?老舗のママかも・・・ | |||
千年 2015/12/18-13:32 No.[801] | |||
次は立場は男の恋句を・・・? それではまた明日午後お会いしましょう。 | |||
喜美子 2015/12/18-16:02 No.[802] | |||
志士の皆さんええお客はん 付け 面影を筆に残して剣で断つ | |||
eiko yachimoto 2015/12/18-16:09 No.[803] | |||
| |||
eiko yachimoto 2015/12/18-16:11 No.[804] | |||
千年さん、 客の縁語は送迎、してみれば、すこし打越が気になりませんか? 下5を よきお方はん とかにしてはなどとおもいます。当方、打越病かもしれません。 | |||
石動 2015/12/18-18:52 No.[805] | |||
名オ5 焚き香のくゆるおまんに惚れたぜよ (???) 焚き香の燻るそなたを惚れ申す 船溜まり小首かしげのいとほしさ 朝駆けの駄賃に口を吸って行く | |||
車中の海紅 2015/12/18-19:39 No.[806] | |||
柿好きな孫梨好きな孫 いい遣句ですね。 | |||
yumi 2015/12/18-20:54 No.[807] | |||
名オ5 アメリカは七年振りに利上げして 行列はスターウォーズの七作目 六時半スターウォーズの七作目 | |||
文緒 2015/12/19-09:01 No.[808] | |||
名オ 5 * 婿入りしいまや家業に燃ゆる技師 (雑) 志士に同じく 熱血・イノベーション、 恋に 仕事に。 モデルは 伝統技芸師、究極の恋。 ※ 「技師」 ← 「男児」。 ニウ 7 を配慮。 | |||
千年 2015/12/19-11:55 No.[809] | |||
お客が打越の傾向にあり・・・「いいお方どす」と変更。 孫俳句(短句)で遣句させていただきました。 | |||
千年 2015/12/19-12:14 No.[810] | |||
さて、酢豚さんの墨絵の京の町の句は定家の秋の夕暮の和歌に加え、子規の好きだった蕪村の「ほとゝぎす平安城を筋違(すじかい)に」が着想のなかにあったかもしれませんね。 さて、幕末の京を筋違いに駆け抜けた志士たちを手玉にとった?女性に対してさて・・・ | |||
千年 2015/12/19-12:58 No.[811] | |||
文緒さんは前句に何かの家業をみて付けたと思いますが、何の家業なのか技なのかが分かるといいですよね。 | |||
千年 2015/12/19-13:28 No.[812] | |||
こうしましょう。 ●面影をいつまでも追ふ面打師(めんうちし) 面影は喜美子さんから借用。 | |||
千年 2015/12/19-13:32 No.[813] | |||
次はさて・・・また夜お会いしましょう。 | |||
yumi 2015/12/19-19:39 No.[814] | |||
名オ6 心を病んだ娘を亡くす 心を病んだ母を亡くせし | |||
千年 2015/12/19-19:59 No.[815] | |||
またでましたね病体の由美。以前の座でも病の友がありましたね。 それでは皆様また明日お会いしましょう。 | |||
千年 2015/12/19-20:06 No.[816] | |||
面影をいつまでも追ふ面打師 筒井筒・・・をっと長句か・・・ | |||
文緒 2015/12/19-20:25 No.[817] | |||
名ウ 5 ご治定されたようですが ・・ 。 意味・内容が180度異なり、ただ 驚いています。 この句はなかったことに。 よろしくお願いします。 | |||
千年 2015/12/20-08:45 No.[818] | |||
180度座でもまれて変わることはままありますが、文緒ではなく執筆でいかせていただきます。 そろそろ百韻の終盤。まだ「かなわぬ恋」がでてませんので、こんなふうな流れになりました。 喜美子さんの句はかなわぬ恋を断つ、その剣士が面打師にかわって、かなわぬ(かなわなかった)恋の面影を彫っている・・・ 皆様よろしくお願いします。 | |||
千年 2015/12/20-09:57 No.[819] | |||
◎面影をいつまでも追ふ面打師 〇横笛ひゅんと暗闇を裂く 〇土佐源氏から恋を教はれ | |||
千年 2015/12/20-09:59 No.[820] | |||
文緒さんから嫌われた面打師の尻をひっぱたく土佐源氏いただきます。国名二句去りOK! | |||
千年 2015/12/20-10:01 No.[821] | |||
これで恋離れ。年末満尾めざして、皆さん頑張ろう。 次はさて・・・ | |||
千年 2015/12/20-11:45 No.[822] | |||
それではまた夜お目にかかります。 | |||
喜美子 2015/12/20-17:13 No.[823] | |||
土佐源氏から恋を教はれ つけ ふと見ればつかず離れず寒の月 | |||
千年 2015/12/20-18:25 No.[824] | |||
でましたね。冬の月はなんか「ふと」見ますよね。 前句は教われよ!という命令形だったのが、ここでは教わった。という終止形になって、漫画のたそがれ流星群ではないですが、中年の恋が成就するのかも・・・ いただきます。 月が七つでつくしました。 | |||
千年 2015/12/20-18:35 No.[825] | |||
前句は見事な恋離れの句でした。 次は冬の花でも点描的にいってもいいし、雑でも。 | |||
千年 2015/12/20-19:02 No.[826] | |||
いよいよ終盤ですが、ここで海紅先生が掲示板に書かれた「三句のわたり」をここに再掲させていただきます。 「・・・連句は芭蕉が文学的にして以降、それを正しく受け継いだ人は一人もいない(子規の連俳非文学論が連句の歴史を途絶えさせたというのは見当違いです)。なぜかというと、過去の式目を守ることに汲々とするばかりで、過去を毀して新しくしようとする前衛精神が欠けているからだと思います。連句は三句のわたりがすべてです。それが詩的に展開しているかどうかを最優先にして、連歌以来の式目は大まかに運用すればよい。前衛的であるということは、式目を知った上で、しばられないということです。「物差しを当てる」ようなチェックは避けて、三句ごとの出来映えを楽しんでください。お暇なときに、海紅山房日誌「2011年 07月 08日/連句考現学◆叙情の問題(転載)」をお読みくだされば幸いです。」 | |||
千年 2015/12/20-20:45 No.[827] | |||
それではまた明日朝お会いしましょう。 | |||
喜美子 2015/12/20-22:55 No.[828] | |||
宗匠、ご治定ありがとうございました。 月の名所といえば、桂浜ですネ。そちらの景色はいかがでしょうか。 | |||
yumi 2015/12/21-06:16 No.[829] | |||
なーるへそ。宗匠はかなわぬ恋にされたかったのですね。 名オ8 上司が前を歩く雪道 上司が前を歩く官庁 上司が前を歩く出勤 文緒さん、またお待ちしております。 シルクロードの句好きです。 | |||
千年 2015/12/21-07:37 No.[830] | |||
上司なんて言葉がでてきました。滑ってもらいましょうか。 ◎ふと見ればつかず離れず寒の月 ●前行く上司滑る雪道 | |||
千年 2015/12/21-07:38 No.[831] | |||
桂浜に因んだ作家・大町桂月からとった「桂月」という地酒おすすめです。 | |||
千年 2015/12/21-07:43 No.[832] | |||
なんか、自他場でいうところの自他半の短句が続いてしまったか。句の外側(例えば想い出として、あるいはまだ会ってない)にいる場合は自他半とはいわないなんていう方もおられました。ま、進めましょう。 次の長句、もう冬はいいかと・・・ | |||
eiko yachimoto 2015/12/21-10:04 No.[833] | |||
直球、たしかに受け止めました。 千年宗匠、雪は雪虫の句を大切にしたいので 次をご検討乞う; *アデステ・フェデレス 羊飼いたち (向井さんの赤ちゃんをおもいつつクリスマスキャロルを) *み子と朝までホームレス厩に (教会の庇のしたに老神父がクリスマスの馬屋をつくった、 朝起きたらひとりのおじさんがねむっていたという) ミニ情報;今年は23年ぶりにクリスマスと満月が一致。もっとも 地球から離れる位置なので,小さい満月だそうです。 | |||
千年 2015/12/21-10:12 No.[834] | |||
由美さんと瑛子さんを間違えておりました。 | |||
千年 2015/12/21-10:24 No.[835] | |||
瑛子さん、次は長句です。 「前行く上司滑る雪道」というなんということもない逃げ句に、逆転の575を明瞭にお願いします。雪は晩冬ですから、クリスマスはちょっと季戻り。聖樹もでてますし。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/21-10:52 No.[836] | |||
絶句。。。。 | |||
千年 2015/12/21-11:48 No.[837] | |||
◎前行く上司滑る雪道 由美 〇引き摺れば悪女の如し葛の花 〇もうこの鵜放して楽になりたいな 〇ペンギンの飼育係が泣いてゐた | |||
千年 2015/12/21-11:50 No.[838] | |||
瑛子さんに絶句されましたので、ペンギンの句で上司のリカバリーをします。 | |||
千年 2015/12/21-11:55 No.[839] | |||
ペンギンはどうも無季のようです。 皆様もう遠慮なく、575・77決めてください。 | |||
千年 2015/12/21-12:04 No.[840] | |||
それではもう寝ます。 | |||
つゆ草 2015/12/21-15:03 No.[841] | |||
突然すみません。連句がもう終わりに近づいたとのお知らせとどうぞ1句をというお誘いを千年さんからいただきました。凄いですね。本当に皆様凄い。百句の迫力満ち満ちて只感心するばかりです。芭蕉会議が10年・・と思っただけで、もう私は色々な事が回想されて、万感胸に迫る思いです。今までの流れをしっかりとは読んでいなく無責任とは思いますが、芭蕉会議に育てられた一人として最後にお仲間に入れていただけるならと、無季で感想を述べさせていただきます。次七七ですよね。 仲間信じて感慨無量 紆余曲折の晩学の果て 一期一会の絆深まり 千年様、連句の難しさも楽しさも充分に発揮され、素晴らしい百句となりそうですね。無事完了となりますようお祈りいたします。お誘い有り難うございました。 つゆ草より | |||
千年 2015/12/21-17:41 No.[842] | |||
yumiとeikoを見間違えた意識朦朧のなかからつゆ草さんが現れてくれました。深謝!祝賀百韻にふさわしい「決めゼリフ」。合体していただきます。 ●仲間信じて絆深めむ | |||
千年 2015/12/21-18:04 No.[843] | |||
次長句よろしくお願いします。 | |||
千年 2015/12/21-20:13 No.[844] | |||
「百句了退出、狂事数寄也」 これは、正治二年(1200)九月二十日、藤原定家が『名月記』に記したもので、「<百句>の連歌が開催されたことを知る、現存最古の記事」だそうです。(『連歌文芸論』岸田依子 笠間書院・2015) 815年後の今、芭蕉会議でこうやって巻けている不思議有難し。 それではまた明日お目にかかります。 | |||
yumi 2015/12/21-21:55 No.[845] | |||
上司の句有難うございました。 | |||
喜美子 2015/12/22-00:03 No.[846] | |||
つゆ草さん、お待ちしておりました。 ●仲間信じて絆深めむ 付け * 八千代にぞ芭蕉の栄茎も葉も * 八千代にぞ芭蕉繁れる茎も葉も 満尾の折には 「桂月」で乾杯!!。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/22-00:36 No.[847] | |||
千年さんは相当ハードスケジュールの毎日なのでは? (膝つき合わす座でないので、ひとりひとりの状況がわからない もどかしさ) 前句;仲間信じて絆ふかめむ 付け; 国境をつなぐ橋あり大瀑布 | |||
yumi 2015/12/22-01:01 No.[848] | |||
名オ11 合宿に先輩甘酒持ってきて | |||
千年 2015/12/22-08:42 No.[849] | |||
「芭蕉」を直接出してくるところは喜美子さんらしいような。由美さんは、上司、先輩、友といった身近な素材から早く卒業されたらいいのでは。身近な素材は自然で大事だけどね。 ここは大瀑布いただきます。575に豪としぶきがあがりました。お見事でございます。 滝ですから夏。 次はもう一句夏の短句をお願いします。 | |||
つゆ草 2015/12/22-09:24 No.[850] | |||
千年さん早速採り上げて下さり、感謝です。尾崎さんにもお誘いいただいていました。今頃入ることができ、何だかホッとしました。有り難う御座いました。私はもうこれで充分ですので皆様最後まで頑張って下さい。応援しています。 | |||
千年 2015/12/22-11:04 No.[851] | |||
つゆ草さんがこの百韻の新たな窓を開けてくれました。 有難うございます。またワンショット閃かれましたらご遠慮なく。 | |||
千年 2015/12/22-11:06 No.[852] | |||
前句の「国境をつなぐ」で岡倉天心が浮かびましたが、たしか芭蕉会議でゆかりの地へ・・・ | |||
千年 2015/12/22-11:08 No.[853] | |||
それではまた夜。 | |||
喜美子 2015/12/22-13:07 No.[854] | |||
前句 国境をつなぐ橋あり大瀑布 スケールの大きな句ですネ。 付け 虹をバックに記念撮影 トマトはここが原産地とか こじんまりと、、。 | |||
根本文子 2015/12/22-15:06 No.[855] | |||
わびさびしおりハルトマン美学 | |||
根本文子 2015/12/22-15:39 No.[856] | |||
あらあら尾崎さんの付けをみたらここは夏かしら?ハルトマン氏にも参加してほしかったけど〜^。 烏柄杓は半夏のことで | |||
千年 2015/12/22-17:45 No.[857] | |||
◎国境をつなぐ橋あり大瀑布 虹をバックに記念撮影 トマトはここが原産地とか わびさびしおりハルトマン美学 烏柄杓は半夏のことで トマトの原産地へ行ったのもおもしろいですが、ここは美学をいただきましょう。美が海橋に・・・ | |||
千年 2015/12/22-18:02 No.[858] | |||
ハルトマンはおそらくニコライ・ハルトマン(1882〜1950)ラトビアのリガ生。 手元の読みくさしのハルトマンの『美学』(福田敬訳 作品社)の帯に「ハイデガーに先行するドイツ存在論哲学の巨匠。・・・芸術美ばかりでなく自然美をも視野に収め、日常生活者の実感に符節する待望の名著」とありました。 「精神的な存在である人間にとって精神生活はずばぬけて大きな現実である」ハルトマン | |||
千年 2015/12/22-18:25 No.[859] | |||
ハルトマンは「美的対象の存在のあり方を分析して、感覚的・実在的な「前景」と非実在的・理念的な「後景」の二層構造からなるとした」(福田敬)そうです。 牽強付会になるかもしれませんが、連句は「前景」の前句に潜む「後景」を探って、感じて、付け句をしているのかも。 そういえば、海紅先生に『与謝蕪村の俳景 太祇を軸として』の著作がありました。 | |||
千年 2015/12/22-18:27 No.[860] | |||
さて、次の後景は・・・ | |||
千年 2015/12/22-19:10 No.[861] | |||
そういえばまだ猫がでてなかったですね。 〇ヤマネコの緑の眼我を見る | |||
千年 2015/12/22-19:15 No.[862] | |||
ちょっと今から外出しますので、窮鼠猫を出すで、ヤマネコいかせていただきます。 次はナオ折端の短句をお願いします。 それではまた明日お目にかかります。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/22-20:45 No.[863] | |||
いよいよ序破急の急,ハルトマン美学で 勢いがつきますね。 ご治定感謝。 瑛子 | |||
yumi 2015/12/22-23:50 No.[864] | |||
名オ14 注文多い料理店にて | |||
いろは 2015/12/23-00:20 No.[865] | |||
突然のおじゃまをお許しくださいませ。 ナオ14 二百海里の波穏やかに | |||
千年 2015/12/23-08:40 No.[866] | |||
いろはさんにご出座していただけました。よかった! いろはさんとは確か那須の芭蕉会議の旅で初めてお会いしたと思います。祈りを込めた一句いただきます。 由美さん、賢治のヤマネコ軒は連句界では結構使われたネタです。 | |||
千年 2015/12/23-08:49 No.[867] | |||
これまで何回かいろはさんとこの白山連句で一座させていただきましたが、いろはさんの付けは何か柔らかく深く付合(ふごう)する付け味があったんですが、今回もいいですね。 さて、いよいよ名残りの裏、残すところ八句。 皆様、折立の長句をお願いします。 | |||
根本文子 2015/12/23-10:18 No.[868] | |||
かの子規も密かに残す独吟百韻 あれだけ文学ではないと連句を否定した子規ですが、 ここの子規の句は、 垣間見しばかりにものや思ふらん 子規 なんだか子規がこの千年百韻を覗いているような気がします。 | |||
根本文子 2015/12/23-10:31 No.[869] | |||
彼の子規も秘かに遺す獨吟百韻 用字を訂正させてください。 | |||
千年 2015/12/23-11:14 No.[870] | |||
そうでしたか、子規が独吟を・・・子規は前の面のナウ2ででておりますので、ここでは同じ人名は出せませんね。前句には「秘かに遺す」でうまく付いていると思うのですが・・・ | |||
千年 2015/12/23-11:22 No.[871] | |||
それでは、また夕方お会いしましょう。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/23-11:29 No.[872] | |||
い ろ は さん、こんにちは、お久しぶりです。 吸い込まれるようなあざやかな緑の目のうえに映画のシーンのように エメラルドの海がかさなり、やがてひろい海原がひろがります。 I like it. eiko | |||
文緒 2015/12/23-12:03 No.[873] | |||
お邪魔します。 非常に重要な案件で。 みなさんにも、是非、考えていただきたいと存じます。 | |||
文緒 2015/12/23-12:13 No.[874] | |||
名オ 5、削除をお願いしましたが「執筆」として残された。千年さんの句ですのに。 うっぷん晴らしの句を、私の名でだそうと? 「筋違い」では? | |||
文緒 2015/12/23-12:24 No.[875] | |||
思い入れが強すぎません? なので、意に添わないとサポートから逆転、攻撃したくなる? これは、一種の支配欲、とはいえませんか? | |||
文緒 2015/12/23-12:43 No.[876] | |||
歌仙のお捌き様には、気品を保っていただきたいと存じます。 これは、これから後々のお捌き様にも、ぜひ、お願いしたいことです。 異論があれば、ご自分の気持ちを整理し、明確になさった上で、直接、おっしゃればよいのです。 媚びず、あてこすらず、率直に。 言論の自由は保障されなければなりませんが、特定の仲間をターゲットにし傷つけるは論外。 お捌き次第では、歌仙が、一種の集団リンチの場になりかねません。 襟を正し、品位をもって巻いていただきたいと存じます。 | |||
文緒 2015/12/23-12:50 No.[877] | |||
長い間の学問的努力や、せっかく得られつつある人望を、こんなことで無になさらないでくださいね。 めざす本番は、これから、なのではありませんか? | |||
eiko yachimoto 2015/12/23-15:47 No.[878] | |||
文緒さま、ひとびとが行間でつながりあう連句が大好きな 谷地元瑛子です。 今,あなたの書き込みを読み,驚いております。 私は、句意をすっかり変える捌きの直しを 原作者が認めないことは「あり」だとおもっております。 その場合、その句を執筆作として残すことは運座の舵をとる捌きに 許されているひとつの解決法だともおもいます。 実際の座では、 お捌きがいつのまにつくっていた句を 執筆作として治定しそれを挙げ句として、満尾する場面がめずらしくないのを見て来たからそう思うのかもしれません。 もしかしたら、その次の句が気になっておられるのでしょうか? その意味ですが 実は 土佐源氏を知らないので、わたしはわからないままスルーしておりました。 わからないといいつつ、お捌きが文緒さんに何かを言おうとしている句とは断じておもいません。 どなたもそうとっていないと思います。 一座して巻いていないことから、さまざまなすれ違いが 生じることは避けられないのかもしれないと思います。。。 けれどこれはきっとうつくしく氷解するすれちがいと信じます。 お捌きさまへ あと8句で満尾のところまで来ました。ここで満尾をいそがず 年末年始のインターミッションをとってはいかがでしょうか? my one cent eiko | |||
千年 2015/12/23-19:09 No.[879] | |||
文緒さん、どうもご指摘有難うございます。面打師の句に文緒さんとまず入れたのは、「技師」という言葉を出した”文緒さんの採用句数が少なかったから”という一連衆への配慮が第一。「面影」の喜美子さんでもよかったし、思い入れの強い私の句でもよかった。執筆としたのは、この句は私としないでくれという連衆への配慮で、瑛子さんのご指摘の通り。 「特定の仲間をターゲットに傷つける」とは由美さんのことを言われているのかもしれませんが、由美さんとは長年一座してきているので、私の教育的指導にはケロリとしていると思いますよ。そのケロリさが、今回の名句、私の「支配欲(想定力)」を超えた雑の花嫁を生み出したと思っています。雑の花が出たのは、もし私が俳諧新聞の編集長なら、今年の連句界のトップニュースとしてとりあげるでしょう。 後、連句作品は連衆全員の共有するものでもありますが、捌きのものなのです。指揮者と同じようなものかもしれませんね。 この百韻興行のきっかけを作ってくれたのは石動さんですが、石動さんは「連衆は素材を提供すればいい。後はその時の捌きが思う存分料理してくれればいい」というお考えですが、これは連句の座につくものとしての一つの心得です。 以上、私の出した句を「くだらん!」と切って捨てた捌きに感謝しつつ意見を述べました。 教育的指導をすれば花嫁が出てて婿さんを出すのは安易でしたね。婿さんに思い入れがあったのかも・・・ | |||
千年 2015/12/23-19:58 No.[880] | |||
後、実際に面と向かう座では、捌きが句を直したら、「こんなふうに直しましたが如何?」とその句を出した連衆に意見を聞きます。今回はネット連句ですから、それをやっていると間延びしてしまいますから省略していますので悪しからず。 | |||
坐骨庵海紅 2015/12/23-21:39 No.[881] | |||
つゆ草さんや、いろはさん(覗いていてくれたのですネ)の参入に感謝いたします。一句でも参加していただく、これが座の文芸(会席・饗宴)の醍醐味です。俳諧は自我の発露の場ではありませんので、挙句の万々歳に向けて千年捌きの仮構の展開をお楽しみください。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/24-06:11 No.[882] | |||
はい、それでは折立に: 真直ぐなることばで語る陛下いて | |||
山房の海紅 2015/12/24-06:44 No.[883] | |||
こんなのどうでしょう。 1)籠枕パール・バックを読み終へし 2)開拓の長寿の村は虹の中 3)夢に誰と語つてゐるやハンモック 4)草を引きつつ貫之の話する 5)顔ほどのメロンを抱へヨチヨチと | |||
千年 2015/12/24-08:49 No.[884] | |||
百韻連句の波穏やかに、さっそく折立をいただきました。ここは人名が近いですが、最後ですから貫之さんにもご登場していただきましょう。 二百海里の波穏やかに 草を引きつつ貫之の話する ここはどこかに庵かもしれません。草刈では夏ですが、草引くで無季か。 | |||
千年 2015/12/24-09:02 No.[885] | |||
ナオ10の上句下句を逆にし、同13の見るを見しに変更。 | |||
千年 2015/12/24-09:10 No.[886] | |||
花が浮かびました。 ◎草を引きつつ貫之の話する 〇都をよそに花を育てむ | |||
千年 2015/12/24-09:13 No.[887] | |||
少し前にも書きましたが、この百韻の始めるきっかけになったのが、連句熱愛男の石動さんです。最後の匂いの花は石動さんにと思っていましたが、捌きに免じて、いかせてください。 | |||
千年 2015/12/24-09:21 No.[888] | |||
後六句です。次は春の長句をお願いいたします。 | |||
千年 2015/12/24-10:01 No.[889] | |||
それでは、今日はパソコンのない実家へ帰りますので、明日またお会いしましょう。 | |||
いろは 2015/12/24-10:32 No.[890] | |||
千年さま ご治定ありがとうございました。 | |||
山房の海紅 2015/12/24-11:14 No.[891] | |||
千年さあ〜ん、「草引く」も夏です。 | |||
山房の海紅 2015/12/24-18:57 No.[892] | |||
当初の御予定通り、石動さんに匂ひの花を差し上げる方向でお捌きいただければ嬉し。 | |||
石動 2015/12/24-18:57 No.[893] | |||
さあ みなさん! 和をもって貴し と成して 満尾に 邁進しませう。 ナウ 3 若駒の四肢の強さを讃嘆し(晩春) 顧みて佳しと得心暮の春(晩春) 春まつり「限界」にこそ望みあれ(三春) | |||
喜美子 2015/12/25-01:14 No.[894] | |||
前句 都をよそに花を育てむ 付け * 雛飾るはなしの弾む奥座敷 * 小休止けふのお菜は木の芽和 * 春光の満ちて外に立つ腕まくり | |||
千年 2015/12/25-10:28 No.[895] | |||
今帰ってきました。石動さん、喜美子さんすみません。 草引くで夏とのご指摘・・・・ここで花の季移りも何かと思いますし、石動さんに匂いの花をご担当していただくということで、再開したいと思います。 | |||
千年 2015/12/25-10:34 No.[896] | |||
草引くは草取りということでした。 〇都をよそに涼む川べり これで進めましょう。 | |||
千年 2015/12/25-10:39 No.[897] | |||
次は雑を二句か三句はさんで、春といきましょうか。 皆様よろしくお願いいたします。 | |||
千年 2015/12/25-10:46 No.[898] | |||
川がでてなかったから川を出したんですが、打越の海に川波がかぶっていけませんな!撤回。 ナウ2から再スタート皆様お願いいたします。 捌きバタバタ・・・ | |||
山房の海紅 2015/12/25-11:11 No.[899] | |||
モノローグのような千年捌きの一言ひとことが付合の味を教えてくれます。捌きの隠蔽しようとしない試行錯誤が身近に感じられて投句の勇気がわきますね。序破急の急でござる。歳末の忙中閑を切り開いて、満尾をめざしましょう。 | |||
いろは 2015/12/25-11:19 No.[900] | |||
ナウ2 夏ということで 夜汽車で通ふサマースクール | |||
千年 2015/12/25-12:11 No.[901] | |||
いろはさん、冴えてますね。いただきます。 | |||
千年 2015/12/25-12:25 No.[902] | |||
もう一句夏をいってもいいし、雑でも。 ここで連句教室一席。 A二百海里の波穏やかに B草を引きつつ貫之の話する C都をよそに花を育てむ さきほど、Cを海紅先生のご指摘があり撤回しましたが、A(海の波)B(貫之)で「土佐日記」の面影がでているのに、Cの「都をよそに」とやると、BCでまた辺境の地・我が土佐日記となるわけです。これではいけませんでした。 いろはさんの夜汽車・サマースクールで、貫之に付きつつ土佐日記の世界からは「ズレて」新たな人物が浮上してきたわけです。 | |||
千年 2015/12/25-13:38 No.[903] | |||
◎夜汽車で通ふサマースクール 〇闇突いて祭太鼓の近づきぬ | |||
千年 2015/12/25-13:41 No.[904] | |||
ウ音が続きますので、 〇闇突いて近づいてくる大太鼓 | |||
千年 2015/12/25-14:50 No.[905] | |||
まだ祭り太鼓がでてなかったので太鼓をいただきます。 この句は無季。オールシーズン太鼓のなる祭りはありますね。 | |||
千年 2015/12/25-15:04 No.[906] | |||
次春をいくと春五句で満尾ですが、ここは雑を二句ぐらいはさんで、無季を楽しみたいですね・・・ こんなことをやっているとやれ無季俳句だなんだかんだは、連歌連句の世界を経た後世のちまちました世界に見えてきますよね。 といいますか、無季にも人生のあるいはものそのものの季節があるんですよね。 | |||
yumi 2015/12/25-15:56 No.[907] | |||
名ウ4 金星周る軌道に入り | |||
千年 2015/12/25-16:39 No.[908] | |||
いただきます。 ●金星周る軌道突入 由美さん、おみごと。 | |||
千年 2015/12/25-16:45 No.[909] | |||
いかん、しょうしょう酔っぱらってきました。 | |||
千年 2015/12/25-16:48 No.[910] | |||
金星を巡って、 何か皆様お知恵を! | |||
喜美子 2015/12/25-18:24 No.[911] | |||
金星周る軌道突入 つけ レンズみがく君の未来は大学者 | |||
伊藤無迅 2015/12/25-20:09 No.[912] | |||
金星周る軌道突入 付けます。 見下ろせば狭霧に煙るたつき跡 床上げのほかいびと待つ萩の宿 | |||
根本文子 2015/12/25-21:37 No.[913] | |||
金星周る軌道突入 晩年は晴耕雨読種子島 | |||
根本文子 2015/12/25-22:15 No.[914] | |||
金星周る軌道突入 名にしおふ快癒を祈る連中一同 | |||
根本文子 2015/12/25-22:50 No.[915] | |||
千年さんすみません、私が連中一同なんてかくのは変ですね。ここに短い言葉が見つからなくて〜。 名にしおふ快癒を祈り連中は皆 (快一先生のお痛みの回復を願って) それにしても、ずいぶん先と思っていた百韻、もうすぐの所まできてすごいですね。やれば出来るのだという事ですね。いろはさんのお名前も久しぶりに見えてうれしい。 | |||
草栞 2015/12/25-22:51 No.[916] | |||
金星周る軌道突入 暁の空に初音を追ひ求め 草栞 久しぶりに付けさせて頂きます。 | |||
yumi 2015/12/26-00:54 No.[917] | |||
ご治定有難うございます。 名ウ4 定点で撮りしスナップ十周年 | |||
千年 2015/12/26-02:01 No.[918] | |||
◎金星周る軌道突入 レンズみがく君の未来は大学者 見下ろせば狭霧に煙るたつき跡 床上げのほかいびと待つ萩の宿 晩年は晴耕雨読種子島 名にしおふ快癒を祈り連中は皆 暁の空に初音を追ひ求め 定点で撮りしスナップ十周年 宇宙からいとしき地球様々に いただけました。 ここで初音の新年がなんかさわやかですね。いただきます。 式目至上主義でいくと、「太鼓の音と初音と打越じゃないか」とおしかりを受けるかもしれませんが、どんなものにも「音」はあるし無音を聞くこともあるし、異生類越を嫌わず的に異音類越を嫌わずでいきましょう。 | |||
千年 2015/12/26-02:10 No.[919] | |||
おいおい後三句だよ・・・ 次春いきましょうか。 花前です。 挙句も春ですから、皆さんそろそろ考えといてください。 | |||
喜美子 2015/12/26-07:30 No.[920] | |||
暁の空に初音を追ひ求め 草栞 付け 春はあまねしこの敷島に | |||
千年 2015/12/26-08:00 No.[921] | |||
喜美子さん、敷島ときたら山櫻(花)ですから、吉野に花と同じく付きすぎになります。 軽い句をお願いします。 | |||
千年 2015/12/26-09:06 No.[922] | |||
ここは、文子さんの「快癒」をいただき、こうさせていただきます。 ●快癒の便り届く晴明 | |||
千年 2015/12/26-09:12 No.[923] | |||
お香をたきました。石動さん、花をお願いいたします。 | |||
千年 2015/12/26-14:10 No.[924] | |||
お香はたいていません。百韻満尾の前祝のお酒が匂ってきました。 | |||
いろは 2015/12/26-16:33 No.[925] | |||
○夜汽車ご治定ありがとうございます。 昨夜今朝の満月はことのほか明るかったとか。(腹痛 でダウン、見られずじまいに…) 遠方よりお酒の匂いがぷうん……年の瀬に花の一枝を 待ちわびて、おります。 | |||
石動 2015/12/26-19:16 No.[926] | |||
終日出ており 遅れまししたることお詫びします。 ************** この場に参集の我等を寿ぎ ひらきたる百花千花の満の花 ひらきたる百の花々千代の花 (直前面に「二百」がありますが、お許しのほど。) | |||
eiko yachimoto 2015/12/26-19:22 No.[927] | |||
いろはさん、今、山の端から月の出です。今夜も十分 特別です。 夕べ夜中、南中した月はさすがに 楕円の軌道のもっとも遠いところにある満月、 不思議な魅力がありました。 a golden pearl sails across the forest of stars- the depth of heaven 月をみながら花を待つのもいいものです。 eiko | |||
千年 2015/12/26-21:20 No.[928] | |||
ついうとうとと寝ておりました。 寿ぎの千代の花をいただきます。 清明からひらきたるへの移りがいいですね。 | |||
千年 2015/12/26-21:23 No.[929] | |||
いよいよ挙句です。 よろしくお願いいたします。 | |||
いろは 2015/12/26-21:49 No.[930] | |||
瑛子さん 本当に今夜も特別なお月さん! 月光が金樽の内を照らし、真珠のような 千代の花びらが舞っています。 | |||
千年 2015/12/26-23:18 No.[931] | |||
それでは、 ☆芭蕉会議に点る春灯 執筆 | |||
千年 2015/12/26-23:24 No.[932] | |||
連衆の皆様、おかげさまで祝賀百韻満尾いたしました。 めでたしめでたし。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/26-23:47 No.[933] | |||
今宵の月とともに『たとふればの巻』を忘れません。 千年さん、連衆のみなさま、満尾おめでとうございます!!! 瑛子 | |||
喜美子 2015/12/26-23:51 No.[934] | |||
千年さま、満尾おめでとうございます。 そして、お疲れ様でした。そして、有難うございました。こころゆくまで祝い酒を味わってください。ご一緒出来ないのが残念ですが。 お捌きへ満尾を祝うこの月光 そちらは、晴れていますか。 | |||
千年 2015/12/26-23:58 No.[935] | |||
こちらはちょっと曇り気味ですが、昨日の月はなんかすごかったですね。お日様のサンサンマークのようなものすごい輝きの寒の月でしたね。 | |||
石動 2015/12/27-00:16 No.[936] | |||
千年さま、そして我々、満尾めでたし。 当地で、私に俳句の門をくぐらさせ、育ててくださった「先生」の 昨日が通夜、本日が告別式でした。満月皓皓たるその今夜、「満尾」とは、なにかの縁を感じています。 毎日毎日、虚実皮膜の世界 に遊べました。愉しかったです。 時に、捌さまは、今から「手直し」が待っているのでしょうが、とりあえず、安堵して新年を迎えられますね。 みなさま、さんきゅう、だんけ、めるしい・みるふぉあ。 | |||
千年 2015/12/27-00:30 No.[937] | |||
石動さんどうも有難うございます。昼間日本酒飲んで前祝いで寝込んでしまいました。今はハルトマン美学にあやかり、甲州ならぬ独白ワインで祝杯です。 連衆の皆様、よろしければこの百韻の付け転じでお好みの三句をお聞かせください。また、百韻という形式へのご感想等なんでも。 | |||
eiko yachimoto 2015/12/27-07:10 No.[938] | |||
8 大縄飛を跳ぶよ健気に 美知子 9 足伸ばしスワン着水月冴ゆる 喜美子 10 聖樹の下に集ひ合ひたり 草栞 --- 5 天神に順洋丸の寄進あり 千年 6 高台移転祖母の手を引く 喜美子 7 花嫁はさんさ時雨に濡れかかり 由美 --- 1 棚葡萄瑠璃に琥珀に日は染めて 石動 2 子規を迎へに秋の夕暮 瑛子 3 見渡せば墨絵のやうな京の町 酢豚 まだまだあります! 瑛子 | |||
千年 2015/12/27-07:46 No.[939] | |||
足を伸ばすスワンのスナップショット復活劇がありましたねえ。 順洋丸はわたしの実家の町の鰹船の実名でした。その打越に対して花嫁の雑の正花がさんさ時雨とともにやってきたときはうれしかったですね。 ほととぎす平安城を筋違に 蕪村 来年の春ぐらいには蕪村発句の脇起こし歌仙でもやってみたいですね。 | |||
つゆ草 2015/12/27-10:22 No.[940] | |||
百韻連句満尾、おめでとう御座います。本当なら皆様のお顔を見ながらの座の文芸が連句の醍醐味というのでしょうが、遠く離れた方等も参入出来た今回の百韻は、芭蕉会議10周年に華を添える素晴らしいものとなったと確信しております。千年様、皆様、お疲れさまでした。1句でも入れていただきました事、良い思い出となりました。 | |||
石動 2015/12/27-10:26 No.[941] | |||
私なりに「素材」を 纏めてみました。その@ 「採りこぼし」も多いとは思いますが、百韻となると壮観ですね。 衣類 マフラー 靴 浴衣 羅 サングラス 懐旧 近頃の生徒 外国 シルクロード 居所 宿直室 猫板 湯浴み 窓辺 門 抽斗 夏館 壁 窓 高台 魚類 鯰 鯉の洗い 構築物 停車場 五感 シガレット匂ふ ロック聴く 花火観る 母の呼ぶ声 見渡す ふと見る 国名 列島 故事古典 枕草子 かぐや姫 酒 燗酒 冷し酒 婚礼酒 山類 吉野山 二上山 色彩 若緑 銀世界 青春 赤青緑 藍染 瑠璃 琥珀 緑の眼 金星 時事 血の現場 杭不正 時分 朝の日差 停車場の朝 夕暮 釈教 法華経 如意輪 聖樹 獣類 猪 猫 洋犬 山猫 述懐 老老介護 職業 先生 飲食店員 木偶師 ピアニスト 志士 面打師 飼育係 食物 猪鍋 西瓜 寿司 鯉の洗い 柿 梨 葡萄 神祇 山の神 大黒天 天神 身体 身 片手 座骨 足 目 身 腕 眇 手 眉 眼 | |||
石動 2015/12/27-10:27 No.[942] | |||
私なりに「素材」を 纏めてみました。そのA 人名 金々先生 江戸川乱歩 子規 土佐源氏 ハルトマン 貫之 人倫 学生 御新造 乙女 兄 弟 主人 独り居 父君 第三子 座骨庵 男児 母 妻 姫 一族 親 祖母 花嫁 雄蝶雌蝶 旅に従ふ影 孫 お客 上司 仲間 水辺 秋の浜 霞の海 欄干 古池 橋 大瀑布 波 数詞 十年 一誌 一杯 三味 九条 双六 二上 第三子 一族 二百海里 百の花 千代の花 スポーツ 駅伝 双六 縁台将棋 大縄跳び 草類 零余子 猫じゃらし 瓢箪 西瓜 草 聳物 霞の海 旅 旅 地名 吉野 箱根 京 鳥類 小鳥 スワン ペンギン 初音 天象 色無き風 露 時雨 風もなく 天体 朝日 空澄む 天 日 金星 暁の空 乗り物 自転車 月の舟 巡洋丸 夜汽車 病態 寝たきり 快癒 降物 銀世界 雨 雪道 虫類 雪虫 なめくじ 蟻 蝉 蚕の眠り 蛙 無常 血の現場 相対死 名所 吉野 木類 若緑 木の実 聖樹 拓植 妖怪 コロボックル 鬼 | |||
石動 2015/12/27-10:46 No.[943] | |||
好きな箇所 (人事) 一族集ひ酌む冷し酒 洗鯉親の財産気にかかる 大黒天の笑ふ掛け軸 (人事抒情) 面影をいつまでも追ふ面打師 土佐源氏から恋を教はれ ふと見ればつかず離れず寒の月 (一句として好きな句) 花嫁はさんさ時雨に濡れかかり もちろん、ふんだん随所に「いいなあ・・」が存在します。 俳句で言うところの「合評」が出来るなら、盛り上がるのに。 ほんとうに、愉しかったです。 捌・千年さんへ 一巻は千年さんのものです。年末年始、いや数か月を尽くして、 「俺の意に叶う」記念百韻に 校合してください。 どんどん「手直し」して下さいね。 完成稿を 愉しみにしています。 | |||
いろは 2015/12/27-11:30 No.[944] | |||
千年さま、満尾おめでとうございます! 海紅先生、瑛子さん、文子さん、みなさま。 連衆の末に迎えていただき感謝あるのみ。 きら星多々の中から三句は 瑛子選にプラスして、 8 空澄むごとし九条の言 千年 9 血の現場いま月光の下にあり 酢豚 10 祈り深まる木の実降る頃 瑛子 虚実の実の勁さと切なさに共感しました。 | |||
草栞 2015/12/27-11:50 No.[945] | |||
百韻満尾おめでとうございます。 千年さん,皆様,有難うございました。今回は,前半の一部と最後のナウに顔を出したくらいでしたが,公私のイベントの連続でほとん垣間見る余裕の無かった三オからナオにかけて,あらためて流れを追ってみますと,次のニ箇所に特に感じ入りました。 三オ --- 11 月の船コロボックルと交信す 石動 12 招待状がかぐや姫から 文子 13 これ読んで『老老介護物語』 由美 ナオ --- 2 子規を迎へに秋の夕暮 瑛子 3 見渡せば墨絵のやうな京の町 酢豚 4 志士の皆さんいいお方どす 千年 話は変わりますが,ネット上の別の処で,蕪村の句を発句として私が脇起しをして,8名の連衆による世吉(44句)の興行を11月から12月にかけて催しました。 発句 冬近し時雨の雲もここよりぞ 蕪村 脇 北風しのぐ庵の軒下 草栞 ・・・ 冬近しは晩秋の季語ですが,冬に見立てて脇を付けています。このような趣向も面白いかもしれませんので,機会がありましたら参加させて頂きたく,よろしくお願いいたします。 | |||
千年 2015/12/27-12:32 No.[946] | |||
皆様ご意見有難うございます。石動さんの百韻分析は、俳諧の文学性の一つ「一巻全体の構成とその変化・調和のおもしろさ」の基底になるもの。文台おろせば反故となる連句作品ですが、一巻全体としてのおもしろさは、石動さんのおっしゃる「合評」でより連衆のあいだに醸し出されてくるものでしょうね。 蕪村(1716〜83)の「芭蕉去りてそのゝちいまだ年くれず」が有名ですが、「祖翁の句を襲ひて」の前書きで「古池の蛙老ゆく落葉哉」もありました。生誕300年の来年は是非脇起こし歌仙を楽しみたいですね。 前句の季を「別の季にみたてて変える」。これは付け幅を広げる芸当ですね。なかなかのものでございます。 | |||
千年 2015/12/27-14:45 No.[947] | |||
いやあ、さきほど順洋丸が高知放送で放映されていました。鰹の一本釣りの初漁体験をする17才の若者二人の取材なんですが、鰹水揚げ日本一の気仙沼へ寄港していました。高台移転からさんさ時雨へ、偶然の必然、順洋丸からの三句の渡りはリアルな表現だった・・・ | |||
根本文子 2015/12/27-15:57 No.[948] | |||
連句は全くの初心者として、後半からおそるおそる参加しました。そして読むと詠むとはこんなにも違うかと、「ビックり」でした。千年さんの捌きにも助けていただきました。これからは苦手意識を捨てて折りがあればまた参加したいと思ってます。満尾を言祝ぎ、千年様皆様に心から御礼を申し上げます。いつか由美さんとさんさ時雨でもうたいましょうか。 | |||
千年 2015/12/27-17:23 No.[949] | |||
おかげさまで、最初だけ読んで読み捨てていたハルトマンの『美学』に再挑戦しようと思っています。「オオヤマネコの好奇心にみちた緑色の目がじっと彼を見つめるのをみた」体験が、「情緒作用を「自然美」の核心におくハルトマンの原体験」だったようです。 おっと楽屋裏を見せてしまった・・・ | |||
yumi 2015/12/27-18:45 No.[950] | |||
満尾おめでとうございます。 今、実家から帰ってきたところです。母が介護が必要になり大変でしたが、百韻が完成すれば、そちらの方もなんとかなるような気がしてくるから不思議です。 さんさ時雨、いざ歌おうとすると難しいんですよ。文子さんが歌われたあとに私が「しょうがいな」と元気よくつけますね! 千年さん、皆さん、お疲れさまでした。 どうぞ、よいお年をお迎えください。 | |||
山房の海紅 2015/12/27-19:48 No.[951] | |||
おかげさまで祝賀百韻満尾。まことにめでたい足跡を印すことが出来ました。千年さんはじめ皆様の御協力に感謝申し上げます。「連句は捌きのもの」とは座の文芸の通説のひとつです。芭蕉七部集の連句は付句のすべてに作者名が入っていますが蕉風、つまり芭蕉の作品ととらえます。こんな譬えは笑われることを承知で言えば、小澤征爾とウィーンフィルというような共同制作の構造を持っていると思います。ジャズのセッション、とりわけジャムセッション的な体質を楽しむものというと、さらに笑われるかもしれませんね。ともあれこれが俳諧の本義であったわけで、どうなることかという心配はあったものの、芭蕉会議としてはありがたい企画でした。 百の手のひらひら暮れの香煙に 海紅 どうぞよいお年をお迎えください。 | |||
文緒 2015/12/27-20:27 No.[952] | |||
しばらく離れていたら、もう、満尾なさったのですね。 おめでとうございます。 メッセージ伝わらず、残念。由美さんについての ”お話”は、まったく無関係です。 それでは、出順にそって美しい印象的な句を上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。 ・ たとふれば零余子の蔓の如き仲 ・ 葡萄棚瑠璃に琥珀に日は染めて ・ 見渡せば墨絵のやうな京の町 ・ わびさびしをりハルトマン美学 ・ 暁の空に初音を追ひ求め あらためて、満尾おめでとうございます。 千年さん、ご教示いろいろ、ありがとうございました。 連衆のみなさま、お世話になりました。 ※ 6行目、言い過ぎでしたので、削除しました。失礼しました。 | |||
千年 2015/12/27-20:58 No.[953] | |||
連句辞典によると反古(ほご)とは「価値のないものをいうたとえ。芭蕉は「文台引下せば、すなわち反古也」(三冊子・赤)といって、懐紙が文台に載せられ、つまり俳諧が始まって、一座の張りつめた気分の中で、連衆同士、あるいは連衆と宗匠の激しい詩魂がぶつかりあう白熱した創作と享受の楽しさに、「座の文芸」としての俳諧の生命を見出している。芭蕉は創作の場を重視して逆説的に述べたものであり、創作後の作品の存在価値を否定したのではない」とありました。 よしあしの日も行く水や古暦 蕪村 | |||
千年 2015/12/28-05:01 No.[954] | |||
それでは皆様、また来年お会いしましょう。 | |||