■白山連句会第二十四回興行 2016/11/07-15:11 No.[1460] |
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蕪村生誕300年記念歌仙 「咲くべくも」の巻 咲べくもおもはで有を石蕗の花 蕪村 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 棋士負かす人工知能はてもなし 文緒 シャーレの中で育つ粘菌 月子 雲の衣を七色に染め夜半の月 喜美子 いつでもひとり鳩吹いてゐる 酢豚 ウ 濁ったりころり澄んだり耕畝の忌 千年 杖も脚絆も残る長櫃 海紅 通勤の車中尋ねし君の名は 月子 同じ話を蚊遣火のなか 喜美子 人間を尻目にすすむ雲母虫 千年 深海底にねむる原石 文緒 雪時雨登米市長沼ボート場 梨花 太鼓焼きもて両手温め 月子 デパートの回転扉ネコ待機 梨花 妖怪ねだる父の背より 喜美子 篝火に禰宜酌み交はす花と月 月子 春の風邪ひき眠る賭博師 由美 ナオ 初蛙免疫力の衰へし 海紅 飛べずに滑り落ちる古池 千年 赤門をくぐりて偉くなる気分 酢豚 博士号などいらぬ漱石 梨花 留守番はタマに頼めず里もなく 月子 まぼろし帰還空母撃沈 千年 付け人は南半球雲の中 瑛子 開拓談義切り株に座し 梨花 お返しの小さき卵烏骨鶏 仝 逆転ゴールさやか月の出 瑛子 薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 喜美子 初顔合せ新蕎麦の香 酢豚 ナウ 花嫁はおもはでかくも美しき 梨花 昔ながらの凧をあげよう 千年 寒明の堤をよぎる夜半翁 瑛子 鎮守のあたり数輪の梅 梨花 失われし屏風一双帰国展 瑛子 車椅子押す空気満たして 執筆 (千年捌 平成28年11月16日首 同12月25日尾) |
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千年
2016/11/16-18:37 No.[1461]
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享保元年生まれの与謝蕪村(1716〜1783)生誕300年を記念してはじまった脇起こし歌仙興行もいよいよ冬の部。連衆の芭蕉会議の皆さま、よろしくお願いいたします。まだこの記念歌仙に参加されていない方からの付け句も期待しております。 発句には初冬の石蕗の花の句をいただきました。石蕗の花を思わず今年も見ることができた喜びの句だと思います。 300年のときを共有して、蕪村さんの句に脇の句を添えてみてください。 進行は不肖千年が希望さんに代わり努めさせていただきます。道中よろしくお願いいたします。 (脇の句はじっくり待たせていただきます) | |||
根本梨花 2016/11/17-02:16 No.[1462] | |||
千年さん 参加よろしくお願いします。希望さんもほっとされて楽しみに覗かれることでしょう。 先生の掲示板に、とても咲かないだろうと思いつつ見守っていたら、思いがけなく咲いた喜びとありましたので、風吹きすさぶ崖に咲いていたツワブキを思い出しました。遠くからみると黄色のツワブキそのものが日溜まりに見えますが、近づいてみるとある程度風をよけ、日溜まりになるような岩陰にちゃんと根をおろしているのに感心しました。 木枯過(よ)ぎる崖の日溜 梨花 | |||
千年 2016/11/17-13:33 No.[1463] | |||
さっそく梨花さん、どうもありがとうございます。 木枯(初冬)の句でひとつの情景を定めていただきました。 まだまだ脇の句募集中。参加表明も含め、よろしく! | |||
千年 2016/11/17-18:51 No.[1464] | |||
咲(さく)べくもおもはで有(ある)を石蕗の花 九州場所に期待広がる 豪栄道は気合が入ってますね。 脇三体ではありませんが、人情他、人情自の展開もおもしろいかも・・・ 初冬の発句には初冬の句をつけるんですが、つまり同時同場、三冬でもいいか、いやいや、この初冬を・・・ | |||
千年 2016/11/18-19:29 No.[1465] | |||
閑話休題 「寒蘭」も初冬の季語だったんですね。蘭のお店が2つ近所にあるんですが、普段は物静か。今日たまたまそこを車で通ったら車が両店とも車が数台ありました。今日はどうも寒蘭の品評会があったようです。 寒蘭の句はむかしの歳時記を探っても一句 寒蘭の密線の陽よ縁談告ぐ 加藤知世子 | |||
文緒 2016/11/19-10:50 No.[1466] | |||
「ときどき、飛び入り参加」で、よろしくお願いします。 yumiさん、eikoさんも、お出になりなせんか。 喜美子さん、月子さんも。 もし よろしければ、海紅先生も。 酢豚さん、無迅さん、ひろしさんも・・・・・ぜひ。 | |||
文緒 2016/11/19-10:56 No.[1467] | |||
脇句 : 小春の丘に子犬抱きて 愛犬とともに花に見とれている様子を、想定しました。 | |||
千年 2016/11/19-13:44 No.[1468] | |||
文緒さんから人情自の句をいただきました。 事務局から「白山連句」始まりの情報が会員に流されるまで脇句を募集いたしますので、冬の脇句を皆さま投げ込んでください。初冬の制約がつよければ、三冬でもかまいません。 | |||
千年 2016/11/19-14:04 No.[1469] | |||
咲くべくもおもはである「や」石蕗の花でなく、おもはである「を」と、「を」を使えているところが、この句のポイントなんでしょうか・・・朔太郎が「郷愁の詩人与謝蕪村」のなかで、「うは風に音なき麦を枕もと」(午睡をしていると、麦の穂を渡った風が、枕許(もと)に吹き入れてきた)の句に対して「「上風に」のに、「音なき麦を」のをが、てにをはとしての重要な働きをして、句の内容する象景を開いている」と評しています。「象景を開く」というのは、この石蕗の句の「を」にも言えているように思います。 | |||
千年 2016/11/19-14:21 No.[1470] | |||
梨花さんの「木枯過(よ)ぎる崖の日溜」は、発句の円(景)と平面的にかなり重なる円のような・・・もうちょっと円と円との重なりが半分ぐらいになって、お互いが映えあえるような感じに直したほうがいいような。 発句をお客さんが詠んだとして、例えば「待ち人来る木枯らしのなか」と亭主が受けるといった感じにすると、動きがでてきます。 崖の日溜りは石蕗がさいているまさにその場所と感じますから、ちょっとこう重なりすぎる感がありました。 | |||
千年 2016/11/19-16:52 No.[1471] | |||
閑話休題 今テレビで四万十ウルトラマラソンの映像が流れていて、東京の俳句会の女性が途中で一句求められ、 ☆叩くのは戻り鰹と我の尻 お見事!! | |||
車中の海紅 2016/11/19-19:13 No.[1472] | |||
時を忘れてあそぶ小春日 海紅 | |||
月子 2016/11/20-08:50 No.[1473] | |||
先生の後に失礼して。 時雨の中を戻られし母 月子 | |||
根本梨花 2016/11/20-15:52 No.[1474] | |||
千年さんご指導有り難うございます。景の重さなりですね。一歩一歩でよろしく。ところで、咲かないだろうと見守っていた花が咲いた喜び、に戻ると豪栄道はなるほどですね。学んでまーす。 | |||
千年 2016/11/20-19:03 No.[1475] | |||
まくまじき角力を寝物語かな、でしたか。 豪栄道二敗綱取り道険し・・・ | |||
千年 2016/11/21-13:38 No.[1476] | |||
それでは脇句を。 木枯過(よ)ぎる崖の日溜 梨花 小春の丘に子犬抱きて 文緒 時を忘れてあそぶ小春日 海紅 時雨の中を戻られし母 月子 ここは石蕗の花の映える「小春」に「あそぶ」としんぷるな気持ちをつけていただいた海紅先生の句をいただきます。「時を忘れて」に蕪村愛といいましょうか、幼少年期の幸福感もでているように感じました。 | |||
千年 2016/11/21-13:47 No.[1477] | |||
次は第三、転じはじめの起点の一歩。 いい初冬の句が続きましたから、冬から離れて、雑の句でいってみましょうか。 咲べくもおもはで有を石蕗の花 蕪村 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 | |||
千年 2016/11/21-14:09 No.[1478] | |||
菜の花や月は東に日は西に 蕪村 山もと遠く鷺かすみ行 樗良 渉(わた)し舟酒債(さかて)貧しく春くれて 几董 牡丹散て打ちかさなりぬ二三片 蕪村 卯月廿日のあり明の影 几董 すはぶきて翁や門をひらくらむ ゝ 第三は新たな人物が登壇しますよね。 | |||
千年 2016/11/21-17:53 No.[1479] | |||
時を忘れて遊ぶ小春日 綱獲りの日本の力士また消えて 皆さま、第三の付け、楽しみましょう。 | |||
千年 2016/11/21-18:11 No.[1480] | |||
第三 〇綱獲りの力士の夢や続くらん | |||
山房の海紅 2016/11/21-19:06 No.[1481] | |||
脇句としてお眼鏡に叶いホッといたしました。 皆さん、前句の心を汲んで、打越と離れられたかどうかを楽しむ。付合は俳句を詠む心得にも通じますので、どうぞ捌きを困らせるほどの付句を寄せて、一巻の展開をお楽しみください。 | |||
千年 2016/11/22-13:29 No.[1482] | |||
海紅先生、どうもありがとうございます。 第三にも時間をかけたいと思いますので、皆さまどうかよろしく!思わぬ世界をひらいてみてください。 | |||
山房の海紅 2016/11/22-23:58 No.[1483] | |||
そうですね。面六句は時間をかけたほうがよいですね。愛好者が増えるためにも。 | |||
月子 2016/11/23-09:26 No.[1484] | |||
おはようございます。関東は明日は雪だとか? ご挨拶が後になりましたが、「夏河の」巻ではお捌き千年さん、皆様のおかげさまで楽しい夏の時間でした。連句に馴れて、解ったとは言えませんが、覗かずにはおられません。時々参加させてください。 第三 駅までを冬三日月に送られて 朝まだき遠い地震に起こされて | |||
千年 2016/11/23-12:19 No.[1485] | |||
月子さん、どうもありがとうございます。 第三は雑でとコメントしましたが、もちろん冬三句でもOK。その場合、発句と脇が初冬ですから初冬以外に冬の季語を使う感じで。 月の定座は表五句目に秋の月なんですが、ここで冬の月をもってくるのも一興。駅までの句はもう少し、情を入れた展開がほしいですね。 津波等思いテーマは裏に入ってからにしましょう。 | |||
千年 2016/11/23-17:00 No.[1486] | |||
例えば、蕪村の狐の飛脚ではありませんが、 ▽駅までは狐の御者に送られて とか・・・ 第三 角番の土俵に塩を振りまいて 千年 | |||
千年 2016/11/23-18:18 No.[1487] | |||
関東は明日は雪になるようで もいいでね。 | |||
文緒 2016/11/23-20:28 No.[1488] | |||
第三 1.聖母像ダリは天網を越ゆるらん 文緒 発句の俤の一部、脇句の「遊び」を受けて。 「聖母像」の概念を破り抽象化、空中(で)分解させて。 ダリは遊びすぎでした。 2.ライブへと装ひ派手にいそぐらん 文緒 発句の華やぎ、脇句の「遊び」を受けて。 よろしくお願いします。 | |||
千年 2016/11/23-20:35 No.[1489] | |||
文緒様 神祇以下おもてではまだ。 ライブの遊びも脇とかさなりすぎ | |||
文緒 2016/11/23-20:42 No.[1490] | |||
なるほど、そういえば、「聖母」も、神 系 ですね。 2.は、付けすぎ。 早速、ありがとうございます。 | |||
千年 2016/11/23-20:54 No.[1491] | |||
第三なんて、いい技のことのはか (意味不明のコメント、皆さま失礼いたしました) | |||
千年 2016/11/23-22:03 No.[1492] | |||
咲べくもおもはで有を石蕗の花 蕪村 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 | |||
尾崎喜美子 2016/11/24-10:27 No.[1493] | |||
おはようございます。 皆様のお名前を拝見しておりましたら、やはり、参加させていただかなくてはいけないような気になりました。お仲間に入れてくださいませ。 海紅先生の脇すてきです。 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 第3 遠く近くリコーダーの音聞こへきて | |||
文緒 2016/11/24-11:29 No.[1494] | |||
喜美子さんの句、きれいですね! 第三 1.エー・アイのいまだおよばぬ棋士もゐて 文緒 黙々と対座 = 石蕗の蕾にも似て(発句)。 ロボット 対 人間 戦 は、高度なあそび心(脇句)。 2.茶席への踏み石ひとつそっぽむくらん 文緒 茶道の精神はそもそも、静謐な(発句のたたずまい) あそび心(脇句の発想)。 それでは、どうぞ、よろしく。 | |||
酢豚 2016/11/24-14:15 No.[1495] | |||
取りあえず参加よろしくお願いします。 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 堤ゆく武士の刀もゆるびゐて 酢豚 | |||
千年 2016/11/24-15:35 No.[1496] | |||
遠く近くリコーダーの音聞こへきて エー・アイのいまだおよばぬ棋士もゐて 茶席への踏み石ひとつそっぽむくらん 堤ゆく武士の刀もゆるびゐて 困った困った・・・打越の発句とは関わりなく、脇をステップに新たな局面に飛びたいんですが・・・ 「茶席への石」の脇には「石蕗の花」がありそうだし、リコーダーには何か曲を奏でてもらいたいし、棋士と武士か・・・遊びから勝負へジャンプ!? ・棋士負かす人工知能はてもなし ・堤ゆく武士のふところ寒からん(堤で蕪村とかぶり感がありますかねえ・・・) 第三は人工知能いきましょう。 | |||
千年 2016/11/24-15:39 No.[1497] | |||
四句目は人工知能に肩透かしをくらわせるような、軽ーるい句をお願いいたします。 | |||
月子 2016/11/24-19:49 No.[1498] | |||
存在が魅惑的。本当かどうかは? シャーレの中で育つ粘菌 月子 | |||
千年 2016/11/24-20:47 No.[1499] | |||
月子さん、いただきます。 粘菌といえば南方熊楠。人工知能への見事な反転! | |||
千年 2016/11/24-20:51 No.[1500] | |||
次は月 | |||
千年 2016/11/24-21:45 No.[1501] | |||
咲べくもおもはで有を石蕗の花 蕪村 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 棋士負かす人工知能はてもなし 文緒 シャーレの中で育つ粘菌 月子 よいよいとよいよいよいと月明り 千年 | |||
文緒 2016/11/24-21:56 No.[1502] | |||
千年 様 大変すみませんが。 第三句は 日本囲碁AI「Deep Zen Go」との、第2回囲碁竜王戦三番勝負の、最終戦第3局(11・23)のことを、詠んだものです。 そこでは3時間の戦いの末、棋士の「超 治勳」(ちょう ちくん)が、AIに勝ちました。 それを、讃え、まだ 希望があることを、詠んだのでした。 「Zen」の 開発者は、尾島陽児さんと加藤英樹さんでした。 「棋士」は、囲碁・将棋を職業とする人を言うようです。 昨日の結果を明確にしなかったばかりに。申し訳ありませんでした。 できれば、少しご検討 いただけませんか ? | |||
千年 2016/11/24-22:00 No.[1503] | |||
連句の場にでたら変化。それをご納得できないならご退場ください。 | |||
千年 2016/11/24-22:01 No.[1504] | |||
すすみます。 | |||
尾崎喜美子 2016/11/24-22:18 No.[1505] | |||
前句 シャーレの中で育つ粘菌 月子 つけ 雲の衣を七色に染め夜半の月 | |||
月子 2016/11/24-22:23 No.[1506] | |||
嬉しい!ありがとうございました。 | |||
千年 2016/11/24-22:54 No.[1507] | |||
人工知能から粘菌そして七色かよ!七色意外いただきます。 | |||
千年 2016/11/24-22:59 No.[1508] | |||
喜美子さん、雲の衣なんて初言葉。 | |||
千年 2016/11/24-23:10 No.[1509] | |||
次は秋の短句、折端。 | |||
千年 2016/11/24-23:16 No.[1510] | |||
人情入れてください。 | |||
文緒 2016/11/25-11:25 No.[1511] | |||
千年 様 ご見解ありがとうございます。 すくなくとも提出句・第三の「て・に、を、は」の問題で、誤解を招いたわけではない、ことが分りました。 一番の懸念は、払拭されました。 | |||
酢豚 2016/11/25-12:16 No.[1512] | |||
雲の衣を七色に染め夜半の月 喜美子 鳩吹いてゐてひとり涙す | |||
尾崎喜美子 2016/11/25-13:12 No.[1513] | |||
ご治定ありがとうございます。 移りゆく薄雲と月のコラボ、いつか句に出来たら と、眺めておりました。 | |||
千年 2016/11/25-13:27 No.[1514] | |||
付け句に蘊蓄を添えていただくことは大歓迎です。現場ではそうやって、自分の句をアピールしますよね。ただ、自分の思いがそのまま通ることは3割ぐらいのものでしょうか。 | |||
千年 2016/11/25-13:52 No.[1515] | |||
酢豚さんから「鳩吹く」(三秋)がでました。 鳩吹くや渋柿原の蕎麦畠 酒堂 藪陰や鳩吹く人のあらはるゝ 子規 雲の衣を七色に染め夜半の月/鳩吹いてゐてひとり涙す いいですね。 ただ、野暮なことはいいたくないんですが、オモテに涙は禁物か・・・・折端ですからさらっと ●いつでもひとり鳩吹いてゐる といきましょうか。 | |||
千年 2016/11/25-14:23 No.[1516] | |||
咲べくもおもはで有を石蕗の花 蕪村 時を忘れて遊ぶ小春日 海紅 棋士負かす人工知能はてもなし 文緒 シャーレの中で育つ粘菌 月子 雲の衣を七色に染め夜半の月 喜美子 いつでもひとり鳩吹いてゐる 酢豚 おかげさまで無事オモテ六句が編みあがりました。 次は梨花さんはじめ、どなたか新人の方でもウラの折立をお願いいたします。 三秋三秋ときましたから仲秋、晩秋あたり・・・打越の月が情景の句ですから折立は人情入れてください。 | |||
文緒 2016/11/25-15:19 No.[1517] | |||
よろしくお願いします。 場景:月見がてらに、ダスト・ボックスにごみを捨てに いったら、思い がけぬことに出合った。だれが?なぜ? ウラ 折立 : 生ごみの内より林檎香りたつ (晩秋) 文緒 | |||
千年 2016/11/25-19:06 No.[1518] | |||
希望さんが、八人ぐらい連衆を集められる予定だったとか。一巡ということがありますから文緒さん、お待ちください。 兄弟で横綱になった貴乃花が引退コメントで、横綱とは「まず相手をしっかりと受け止めること」という感じの発言をしていました(読売新聞より)。ここは前句の「鳩吹く」、削らせていただいた「涙」などを受けて、新たに展開してください。 あと、私が言う蘊蓄というのは「わかるかな、わかんないだろうな」じゃないですが、情緒や話の筋のことではなく、新情報、世の中の人は知らないだろう「おもしろい」情報のことです。 | |||
千年 2016/11/25-19:25 No.[1519] | |||
折立 〇濁ったりころり澄んだり耕畝の忌(山頭火忌) 〇松山の食堂うれし獺祭忌 松山は昔風の、チェーン店化されていない食堂がなんか多くあるんですよね。 | |||
千年 2016/11/25-19:37 No.[1520] | |||
すみません、ここで山頭火いかせてください。 | |||
千年 2016/11/25-19:40 No.[1521] | |||
梨花さんはじめ、新たな方、秋は三句続きましたから次は雑でお願いいたします。 | |||
千年 2016/11/25-21:06 No.[1522] | |||
いつでもひとり鳩吹いてゐる 酢豚 ウ 濁ったりころり澄んだり耕畝の忌 千年 耕畝は山頭火が熊本のお寺の住職につけてもらった法名のようです。寺の堂守探す人生・・・ | |||
山房の海紅 2016/11/26-09:12 No.[1523] | |||
付合はギアが入った感じですね。 ところで余談ですが、来年の俳文学会は松山です。11月初めです。 | |||
酢豚 2016/11/26-11:43 No.[1524] | |||
千年様 折端ありがとうございました。 | |||
千年 2016/11/26-15:17 No.[1525] | |||
松山の一草庵にはまだいったことがないのですが、山頭火がなくなる前日の夜、彼が寝ている隣の部屋で夜句会が開かれていたそうです。山頭火は慕われていたんですね。 秋風、行きたい方へ行けるところまで 山頭火 酔へばあさましく酔はねばさびしく 同 うまれた家はあとかたもないほうたる 同 あと一日、新たな連衆の登場を待ってみましょう。 | |||
千年 2016/11/27-15:52 No.[1526] | |||
それでは、新たな連衆の投句にも期待しつつ、新たな付け句お願いいたします。ここは添っても離れても・・ | |||
千年 2016/11/27-20:09 No.[1527] | |||
あったよかみたよか、高知からの松山街道、いま仁淀川町の女性が、いま聞いたんですが、山頭火あってるんですね。 | |||
千年 2016/11/27-20:13 No.[1528] | |||
どうもすみません。 | |||
千年 2016/11/27-20:27 No.[1529] | |||
さて、次は | |||
千年 2016/11/27-21:29 No.[1530] | |||
付け方に四道(七名八体のまえといえばまえ)あり。いかようにでもということ。「中世連歌の研究」を著した斎藤氏が俳文学辞典で。 「いかようにても」は乱暴でしたので、辞典より引用します。 四道(しどう)「連俳用語。連歌の付合手法の基本となる四つの形式で、添(そう)相・従(したがう)随・離(はなつ)放・逆(さかう)の総称。・・・・(一)前句の情趣に連れ添うように付ける添、(二)前句に従い、前句でいい残したところを付ける従、(三)前句の内容から離れ、新たな局面に転換する離、(四)前句と反対・対立するように付ける逆・・・」 | |||
山房の海紅 2016/11/28-07:52 No.[1531] | |||
1)入れ歯はずせば父にそつくり 2)鼻緒を替へてまだ迷ひゐる 3)杖も脚絆も残る長櫃 なかなか7人目、8人目が出ないね。 | |||
千年 2016/11/28-14:35 No.[1532] | |||
海紅先生どうもありがとうございます。年末まではまだ一ヶ月以上ありますので、おいおい連句の虫のうずいてくるかたも・・・ さて、入れ歯、鼻緒と見事に放れていただきましたが、打越前後の展開がなんとも離れておりますので、添えていただいた長櫃の句をいただきます。 | |||
千年 2016/11/28-14:40 No.[1533] | |||
濁ったりころり澄んだり耕畝の忌 杖も脚絆も残る長櫃 次は四道でいえば三、四の離、逆・・・恋はあせることはありません・・・ | |||
月子 2016/11/28-19:59 No.[1534] | |||
ふっと浮かんで? 通勤の東海道線富士の山 杖と脚絆につきすぎますね。 | |||
文緒 2016/11/28-20:31 No.[1535] | |||
即興ですが。 道厳しグリーンのボールも意に添はず 文緒 「グリーン」は、ゴルフ場。 | |||
千年 2016/11/28-20:31 No.[1536] | |||
べた付けがいいね!って時よくあります。 「通勤」がいいですね。 通勤の湘南線に富士の山 東海道線を湘南にかえましたが、東海といわれれば東海道にいたします。 | |||
千年 2016/11/28-20:32 No.[1537] | |||
文緒さんと同時進行でした。悪しからず。 | |||
千年 2016/11/28-20:36 No.[1538] | |||
富士と山頭火(耕畝)と地名と人名の打越でした。 | |||
千年 2016/11/28-20:59 No.[1539] | |||
それでは皆様再考! 文緒さんは、もの・ことでなにか表現できる一句お願いいたします。 | |||
千年 2016/11/28-21:41 No.[1540] | |||
月子さん ●通勤の電車かよひあふこころ はいかがでしょう?斧正お願いいたします。 | |||
月子 2016/11/29-10:16 No.[1541] | |||
お!恋に入ったのですね。 ありがとうございます。 | |||
千年 2016/11/29-13:46 No.[1542] | |||
「かよひあふこころ」で名詞止が続くし、ちょっと動きを入れて、 ●通勤の電車聞きたし君の名は としたいと思います。いかがでしょう・・・ 前句の旅衣装を逆手にとって、今の通勤時の人模様に転じ。 (今「君の名は」がブームという情報はあるのですが、その内容を私は知りません。) | |||
千年 2016/11/29-13:51 No.[1543] | |||
杖も脚絆も残る長櫃 通勤の電車聞きたし君の名は ここは完璧に恋が呼び出されました。 | |||
月子 2016/11/29-18:09 No.[1544] | |||
恋がはっきりしたのですね。 でもなんだか語呂的に電車の名前が聞きたい みたいではありませんか。 私も今の「君の名は」を知らないのですが昔の 主題歌の出だしは「君の名はと尋ねし人あり」でした。 通勤の電車でたずねた君の名は とか もう二人は恋人だったりします。 何分にもどうぞよしなに。 | |||
千年 2016/11/29-20:02 No.[1545] | |||
なるほど、電車マニア・・・電車男なんて作品もありましたねえ。 それではこうしましょう。 ●通勤の車中尋ねし君の名は | |||
千年 2016/11/29-20:12 No.[1546] | |||
杖も脚絆も残る長櫃 通勤の車中尋ねし君の名は あれからウン十年・・・? | |||
車中の海紅 2016/11/29-21:06 No.[1547] | |||
月子さんの登場は嬉しいね。遊んでください、仮想の天地に。千年さん、前句とこういうふうに付くよと捌きとしての根拠として「付け筋」を少し解説してくれますか。月子さんさんを逃さないために、さらに連中を呼び込むために。 | |||
車中の海紅 2016/11/29-21:09 No.[1548] | |||
いま評判の「君の名は」なるものは、我々の知っているものとは無関係と聞いた、学生から。参考までに。 | |||
千年 2016/11/30-07:14 No.[1549] | |||
杖も脚絆も残る長櫃 通勤の車中尋ねし君の名は 付け筋としては、旅・死から通勤という生(日常)への転換。その生の「よろこび」としての恋の登場。 二句の間に漂う情感(話の筋・・)としては、例えば、長年連れ添った放浪癖のある夫とのウン十年前の出会いの車中の思い出とか・・・ | |||
月子 2016/11/30-08:34 No.[1550] | |||
おはようございます。 先生恐れいります。 千年さんありがとうございます。 明日から師走、あたふたとしながら 合間にちょっと連句の座に座るというこの楽しさ! 宗匠どうぞ進めてください。 | |||
千年 2016/11/30-13:56 No.[1551] | |||
付け筋を見つけて言語化(五七五・七七)し、その思わぬ転換、展開を共に楽しむのがこの文芸。 「付け筋を見つける」ための前提(ネタ)は前句と打越にある。また歌仙という構成をいかそうとする式目にも配慮が必要。 吉川弘之という学者が持続性科学(サステナビリティ)について言っていることが参考になるかもしれないので書いてみますと、「・・・リンゴはおいしいという前提があって、リンゴが示されたときに、おいしいと答えるのが演繹です。何かおいしいものがあると言われたときに、それはリンゴであるかもしれないと考えるのがアブダクション(仮説的推論)です。おいしいということから推定したら、リンゴでなくてもいいので、それは間違った結果を出すこともあります。だから正しい論理学にはなりません。パースは、新しい知識を生産するのはアブダクションであると主張し、多くのメモを残しました。・・・」 ここにでてきた仮説的推論と付け筋をみつけようとする感覚は近いのではないかというのが私の仮説的推論ですが、アブダクションを研究したパースという物理出身の科学哲学者の本はあな難しき・・・ | |||
千年 2016/11/30-14:12 No.[1552] | |||
杖も脚絆も残る長櫃 通勤の車中尋ねし君の名は 〇姫とつぶやき返す黒髪 〇嘘とつぶやき返す妖精 〇痴漢と叫ぶルーズソックス 〇いつも泣くのは女じゃないの 前句と打越にある年月の重みから、反射的今の時間に展開してみました。ルーズソックスは古いか・・・ 前句の通勤の句に対する皆さまの仮説的推論をひろげてみてください。連句は連想の文芸というより推論で構想していく文芸・・・ただ、やはりポエジーですよね・・・ | |||
千年 2016/11/30-17:30 No.[1553] | |||
句に膝を打つうれしさよ、の俳味、俳諧の連歌ですから、この俳味を掘り下げてというか共に味わい合う場が我らが芭蕉会議なんでしょうね。 | |||
千年 2016/11/30-18:39 No.[1554] | |||
そろそろ一日一句付けでいきたいと思いますので、連衆の皆さま、よろちくび! | |||
尾崎喜美子 2016/11/30-19:27 No.[1555] | |||
前句 * 通勤の車中尋ねし君の名は 付け 蚊遣りを焚いて物語をり | |||
千年 2016/11/30-20:03 No.[1556] | |||
蚊遣りを焚いて物語をり→同じ話を繰り返す我 でいかがでしょうか。蚊遣りの句をしぼってみました。 | |||
文緒 2016/11/30-20:16 No.[1557] | |||
遊ばせていただきます。 杖も脚絆も残る長櫃 通勤の車中尋ねし君の名は ウラ・第四 1.その方もしやスカーフがお似合ひっ 文緒 前々句のイメージ・笠を「スカーフ」に。 前句:昔の、「。」なし「君の名は」のショールとか。冬の季語ゆえ 「スカーフ」。 ベタ付けですが。 2.あなたがいっぱいほら零れさう 文緒 ゆずの恋唄から、本歌取り? で。 離れ過ぎ? とりあえず、よろしくお願いします。 | |||
千年 2016/11/30-20:25 No.[1558] | |||
蚊遣りに前句を受ける情がありましたねえ。 | |||
文緒 2016/11/30-20:28 No.[1559] | |||
あらっ、また、遅過ぎましたか? まっ、遊びですから、いいか! | |||
千年 2016/11/30-20:29 No.[1560] | |||
文緒さんとは同時進行でした。 | |||
千年 2016/11/30-20:30 No.[1561] | |||
●同じ話を蚊遣火のなか と訂正します。 | |||
千年 2016/11/30-20:34 No.[1562] | |||
蚊遣火で三夏。次は夏か雑。七句目に夏の月の予定粉砕! | |||
千年 2016/11/30-20:47 No.[1563] | |||
季語の再発見の機能も連句にはあるかもしれませんね。蚊遣お見事。 | |||
千年 2016/11/30-20:50 No.[1564] | |||
通勤の車中尋ねし君の名は 同じ話を蚊遣火のなか 付け筋は「たそがれ流星群」(笑) | |||
尾崎喜美子 2016/11/30-21:07 No.[1565] | |||
宗匠 有難うございます。 言葉の使い方の難しさを感じ、勉強させていただいております。 | |||
文緒 2016/11/30-21:07 No.[1566] | |||
人情が続いてるので、風景などは如何ですか? ウラ・第五 : 茄子紺に連山染めゆく夏夕べ 文緒 前句の人が、ふと目をむけると・・など、想像して。 | |||
千年 2016/11/30-22:06 No.[1567] | |||
ここは場の句(景)がくるとすれば場面転換のやり句的な句でしょうね。夏夕べでは蚊遣火と付きすぎです。 | |||
文緒 2016/12/01-11:37 No.[1568] | |||
ありがとうございます。 雑 または 夏 で、考えてみます。 お時間ください。遅くても、今夜中には。 | |||
月子 2016/12/01-13:30 No.[1569] | |||
割り込むつもりはさらさらなく。 連句は停滞を嫌うとどこかで読んだ気が? 言葉だけでも送らせてください。 昔話を繰り返すけど、殺してしまいたときだって。 恋を離れて 夏霞石見銀山ねずみ捕り | |||
千年 2016/12/01-13:52 No.[1570] | |||
ここは出勝ちでいっていますので、皆さまご遠慮なさらずに。また、これまでの、春・夏・秋の蕪村脇起こし歌仙に参集された方々も入っていただけるとうれしいです。 | |||
千年 2016/12/01-15:36 No.[1571] | |||
実は、海紅先生が会員フォーラムでPRされた連歌入門の著作もある廣木一人先生の東洋大学での講演(12月3日)を拝聴するため、明日深夜バスで高知をたちます。 3日の午後9時には新宿発でこちらに戻ります。その間ちょっと間があきますが悪しからず。(スマホはまだもてておりません。) | |||
千年 2016/12/01-15:45 No.[1572] | |||
石見銀山のネズミ捕りというのは有名だったんですね。知りませんでした。 ネズミ捕り二枚据へるや夏の果て 千年 ちょっと進めましょう。ここはネズミ捕りでなく、蚊遣火の部屋の本を這う紙魚(きらら虫)に登場していただき、前二句から「恋を離れて」転じさせていただきます。 〇人間を尻目にすすむ雲母虫 | |||
千年 2016/12/01-15:51 No.[1573] | |||
通勤の車中尋ねし君の名は 同じ話を蚊遣火のなか 人間を尻目にすすむ雲母虫 こうなると、前句と合体してなんか本を読んでいる市井の人ととぼけた紙魚のコントラストがなんともくだらないですねえ(笑) | |||
千年 2016/12/01-15:53 No.[1574] | |||
もう夏は二句いきましたから次は雑でお願いします。 | |||
文緒 2016/12/01-17:24 No.[1575] | |||
物騒なお話のあとで、出てきた「雲母虫」。 キラキラして宝石みたい、剥製にして連ねたらネックレス? と。私もふっと物騒な想像をして。 その直後、こんな句が浮かんできました。 ◆ gensekiねむる悠久の海 「雲母虫」の祖先も、カンブリア紀頃は 海に棲息していたんだ ろうなぁーと、思いながら・・。 | |||
千年 2016/12/01-17:51 No.[1576] | |||
か弱い紙魚の雲母から原石がでてきました。 「悠久の海」がちと平凡(よく使われますよね)。 こうさせていただきましょうか。 ●深海底にねむる原石 原石には生命の起源が隠されているかもしれませんね。 | |||
千年 2016/12/01-17:54 No.[1577] | |||
次は月の座。 夏の季が近いので、極寒の冬の月でも・・・初冬以外の冬、あるいは新年・・の季を入れてルナティックに・・・ | |||
千年 2016/12/02-06:30 No.[1578] | |||
次は月といいましたが、雑をはさんで、次に冬の月の短句をいってもいいですね。あるいは、月をもっとおとしても・・・ | |||
文緒 2016/12/02-11:11 No.[1579] | |||
そうです、そうです。「生命の起源」が・・。 ご治定、ありがとうございます。 また、「石」OK! だったのですね。それも 嬉しい。 | |||
千年 2016/12/02-13:43 No.[1580] | |||
それでは、これから高知を発ちます。4日の午後からは再開できると思いますので、ウラ七句目を皆さまお願いいたします。明け暮れの生活の断片でも付けてみてください。 | |||
根本梨花 2016/12/03-07:30 No.[1581] | |||
千年さん 楽しみにお待ちしてます、質問?海月、月見草のような 月でない月はありでしょうか? 月天心登米市長沼ボート場 (今はまた、沈黙の月の沼です) 三陸海岸寄せて漂う海月かな 月見草仮眠の深き夜学生 屋上ガーデンスカイツリーに月かかる | |||
文緒 2016/12/03-11:34 No.[1582] | |||
梨花さん、よかった! お元気でした? 宗匠は、「月」を一旦キャンセルし、「雑」をお望みのようですが。 繰ってみてくださいな。 ぜひ、「雑」で、一句でも。 | |||
千年 2016/12/04-09:38 No.[1583] | |||
将棋指す囲碁打つ連歌付けにけり 深夜バスで熟睡し無事帰ってまいりました。 梨花さん、そうなんですよ。月でない月、ここは噂の月でもいいかなあとも思ってました。玉兎とか・・・ 花散るや登米市長沼ボート場 | |||
千年 2016/12/04-09:55 No.[1584] | |||
月冴ゆる登米市長沼ボート場 原石には月冴ゆなんですが、きらら虫と月で「ひかりもの」の打越なんて野暮なこと言われそうですね。謡の俊寛に「玉兎昼眠る雲母の地」なんてのもあるそうな。 | |||
千年 2016/12/04-10:23 No.[1585] | |||
ここは、小理屈というかゲーム性というか言葉の機能をみて、雲母、原石ときて月も鉱物だから芸がなかったか。それでは、まだ雨がでてませんでしたから、こうしましょう。 ●雪時雨登米市長沼ボート場(晩冬) 月は花の座へもっていきましょう。月と花をセットでぜいたくに。 | |||
千年 2016/12/04-10:27 No.[1586] | |||
深海底にねむる原石 雪時雨登米市長沼ボート場 さて、現実に戻りました。次は雑か冬の短句をお願いいたします。 | |||
文緒 2016/12/04-11:15 No.[1587] | |||
「雪時雨」とは、美しい言葉です。 出勝ちで、よろしいですか? ◆ かなしみのつぼに弦の音触れて 「雪時雨」の情緒に、つけて・・。 前々句:海の水は塩っ辛い → 涙 → 「かなしみ」へ。 前句:「時雨」 → 涙 (以下、上に同じ)。 | |||
千年 2016/12/04-14:12 No.[1588] | |||
昨日の廣木一人先生の話ではありませんが、流行語大賞のような言葉より、「俗語を正」すような長句、短句が望まれるのです。この「登米市長沼ボート場」は時代がたったらオリンピック会場選定問題というようなことは忘れ去られても残るなにか歌枕のような言葉として私はとりました。そのため雪月花の雪を配した分けです。付け筋というか一句としての独立性の問題ですね。昨日のテキストから思いを引用すると、 「およそ、物を作するに、本性を知るべし。知らざる時は、珍物新詞に魂を奪われて、外の事になれり」 | |||
月子 2016/12/04-14:15 No.[1589] | |||
おかえりなさい。 太鼓焼きもて馬券温め | |||
千年 2016/12/04-14:18 No.[1590] | |||
文緒さんの「「前々句:海の水は塩っ辛い → 涙 → 「かなしみ」へ。」といった思考は捨てるべし。連句ではなくなります。打越からは離れてください。 また、キレイキレイな句を作ろうとしない方がいいかもしれませんね。昔の人はそれを夜店のステッキと言ったそうです。 | |||
千年 2016/12/04-15:47 No.[1591] | |||
食は待ってました・・・馬券もあたりかはずれかはっきりした方がいいような。 はずれ馬券に冷めた鯛焼・・・ただ原句のほのかなあったかさを伝えたい、となると馬券は捨てて、 ●太鼓焼きもて両手温め としましょう。シーズンオフのボート場に訪れた人の一断面。 | |||
千年 2016/12/04-15:52 No.[1592] | |||
新たな参入大歓迎です。常連の瑛子さんはどうやら南半球に連句を巻きにいっているようです。帰国後参加されるとか・・・ 雪時雨登米市長沼ボート場 太鼓焼きもて両手温め しばらく雑の句でいきましょう。 | |||
月子 2016/12/04-15:54 No.[1593] | |||
ありがとうございます。 風邪をひいて大学残念でした。 おかげさまで暖かくなりました。 | |||
千年 2016/12/04-16:28 No.[1594] | |||
雑、雑、といき月入りの花、あるいは雑、春の月の短句、花の座といった塩梅か。 今日は二句もついたので、皆さままた明日の午後お会いしましょう。研究室で食べていただこうとおみやげにもっていってた芋けんぴがナップサックからでてきてしまった・・・ | |||
文緒 2016/12/04-16:46 No.[1595] | |||
千年 様 ・なるほど、「雪時雨」はそういうことでしたか。 歌枕的なものへの敬意。遺したい句として・・。 ・涙・涙的内容も 打越とは・・、難しいです。気を付けましょう。 ・「夜店のステッキ」は、厳しい! ・話は、筋からそれますが。音楽は癒してくれるものばかりではない。 「かなしみのつぼ」の感覚、お感じになられたこと、ありません?? 妙にささってくる音楽も、あるんですよ。 こちら側に「つぼ」があるかのように、感じられてくる。 ・しかし、いろいろ気づくこともありました。 連句については 学びたいことが沢山ありますので、これからも どうぞ、よろしくお願いたします。 | |||
千年 2016/12/04-18:29 No.[1596] | |||
文緒さんによろしくお願いされるほどのパワーはありませんので、よろしければご退場ください。直接、顔の見えない、肉声の聞こえない人に対する捌きは私にはできませんので。 昨日の会「日本の文学は何をどう描こうとしたのかー和歌・連歌・俳諧の位相ー」の懇親会で、「付けるってどういうことなんでしょうか!?}と講師の先生に質問したら、なにかその応えは天から降りてきたような場の声があって、それはたしか「直接会って世界を開いていくことのため」だったような。 あなたとのバーチャルな世界だけの関係のなかで、あなたに応対できるパワーは私にはありませんので悪しからず。 | |||
千年 2016/12/05-07:03 No.[1597] | |||
おはようございます。昨日は少々過激になりすぎましたかな。理想のネット連句を求めての発言とお許しください。 こんな感じでいかがでしょう。顔みしりの知人と社殿で公開連句を巻いている。公開ですからギャラリー(未知の芭蕉会議会員)からも「付けあり」と声がかかる。捌きはその付けもよければ採用する。 花の本の連歌ではありませんが、そんな感じで以降進めていければと思います。 面識のない人をも捌かなければならない捌きの負担を軽減させていただきます。 | |||
千年 2016/12/05-19:31 No.[1598] | |||
雪時雨登米市長沼ボート場 太鼓焼きもて両手温め 〇早駕籠のごときものなり深夜バス バスとボート、乗り物の打越か?・・・ 〇悪女なら月夜はおよし素直になりすぎる ボブ・ディランの次は中島みゆきにノーベル賞を・・・音も文学賞の範疇にはいったんでしょうか。 歌仙の途中で捌きの指針を出してしまいましたが連衆の皆さま、よろしくお願いいたします。 | |||
根本梨花 2016/12/05-23:46 No.[1599] | |||
千年さん、ようやくメンバーに入れていただき嬉しいです。有り難うございます。雪時雨素敵ですね。と同時に 残念を堪えている心が降るひとときの時雨でもあります。次は雑ですね。 やっとすこしの時間デパートに行きましたら、エレベーターも、売り場も、会計も混雑行列の連続。 太鼓焼きもて両手温め 速達がポストの口に入らない スーパーのおまけにもらうポチ袋 デパートの開店を待つネコもいて | |||
千年 2016/12/06-06:57 No.[1600] | |||
梨花さん、どうも先日はお世話になりました。屋上ガーデンでなく立ち飲みで失礼・・・ さて、猫いただきます。太鼓焼きがどうも朝でないような感がしますので、「開店を待つ」を時間不定にして ●デパートの回転扉ネコ待機 といたします。 | |||
千年 2016/12/06-06:58 No.[1601] | |||
次は雑の短句でも。花月前。 | |||
千年 2016/12/06-13:35 No.[1602] | |||
花前、軽く一句お願いいたします。それではまた明日。 | |||
尾崎喜美子 2016/12/06-15:18 No.[1603] | |||
デパートの回転扉ネコ待機 梨花 つけ ゆらり揺られて眠る父背 | |||
尾崎喜美子 2016/12/06-17:02 No.[1604] | |||
済みません。間違えました。 ゆらり揺られて眠る父の背 でした。余り、変わりませんネ。 | |||
yumi 2016/12/06-22:52 No.[1605] | |||
ちょこっとだけ出します。 *ディベート激しここでどう言ふ? | |||
千年 2016/12/07-15:05 No.[1606] | |||
由美さん、お久しぶりですね。何をディベートしてるのか。具体的なお話がないと、どうにも付くための接着材量が希薄なんでございます。「ちょこっとだけ」ということですので、社殿の座ではなく境内からのポロリ発言だったかもしれませんね。ちゃんとおあがりくださいな。 喜美子さんの父の背の句は、デパートからの発想で、前句のネコを連れた奥様との対比としてのお父さんといった感覚でしょうか。これもちと弱いですねえ。 | |||
千年 2016/12/07-15:24 No.[1607] | |||
外山滋比古『俳句の詩学』におもしろい文章があったので、ご紹介。「モンタージュとは部分と部分をつなぎなしに直接組み合わせる技法である」 前の欄で「接着材料」はここでの「つなぎ」と言い換えてもいいですね。 矛盾するような言い方になりますが、連句はモンタージュの連続・・・ また、外山氏は点描画を参考にこんなことも述べています。「緑色と紫色をパレットの上で混ぜ合わせれば、にぶい灰色になる。ところが、緑色の点と紫色をカンバス上で並べると、輝く真珠色があらわれる。点描効果である」 | |||
千年 2016/12/07-15:41 No.[1608] | |||
喜美子さんの句に戻って、ただ「父のせな」は白山連句史上?はじめての言葉か・・・よく母の背、祖母の背はでてきますが。 ●●望む(ねだる)父の背より この●●を食以外で何かいきましょうか。 蕪村にちなんで、ドレスではなく、お城でもなく、妖怪にしましょう。 | |||
千年 2016/12/07-15:51 No.[1609] | |||
デパートの回転扉ネコ待機 妖怪ねだる父の背より やっと酢豚さんの出番か? 酢豚さんはじめ皆さま、花月の句をお願いいたします。 | |||
尾崎喜美子 2016/12/07-21:49 No.[1610] | |||
宗匠、お手数を掛けております。 有難うございました。 | |||
yumi 2016/12/07-22:10 No.[1611] | |||
実力不相応にも、また出します。 *花篝して幹黒し城に月 *花香淡く離れ御不浄寝待月 | |||
千年 2016/12/08-07:12 No.[1612] | |||
ご不浄の句の自句自解をお願いいたします。 | |||
yumi 2016/12/08-08:02 No.[1613] | |||
こっちの方がいいかな?と思いました。 *花香淡く離れの不浄寝待月 駄々っ子がおねしょをしないように、優しいお父さんがおぶって離れのトイレに連れて行きました。 おぶわれている子にも花の香りがかすかに感じられます。 妖怪が出てもおかしくないような深い夜です。 | |||
yumi 2016/12/08-08:51 No.[1614] | |||
*おねしょせぬやう花下の不浄へ寝待月 | |||
月子 2016/12/08-12:23 No.[1615] | |||
みなさまお忙しいのでしょうね! 「私ひまなので」 故あってお百度参り月凍てる | |||
酢豚 2016/12/08-12:39 No.[1616] | |||
お呼びがかかったので、考えたのですがうまくいきません。取りあえず・・・。 妖怪ねだる父の背より 喜美子 広重の吉原にある花と月 酢豚 | |||
千年 2016/12/08-13:45 No.[1617] | |||
由美さん、解説どうもありがとうございます。ご不浄は平安貴族の世界へワープしたような感じもしておりましたが・・・しかし、「花香淡く離れの不浄」とやると匂いがリアルすぎるような・・・ 月子さん、ここは花の座ですから春なんです。 酢豚さん、吉原は登米市長沼が近かったので、広重の吉原をなんか異空間にもっていってもおもしろかったかも・・・いずれにしても、「不浄」「お百度参り」「広重の吉原」と妖怪が呼び出してくれたようですね。 | |||
千年 2016/12/08-13:54 No.[1618] | |||
三省堂の『十七季』に花月の例がでていました。 室の八島に尋あひつゝ 去来 陸奥は花より月のさまざまに 芭蕉 黒みてたかき樫の木の森 素牛 月花に小き門ンを出ツ入ツ 芭蕉 春風に右しがらきと読みながら 道 月を誘うて花のふくらみ 關ホ | |||
月子 2016/12/08-16:43 No.[1619] | |||
春間違えてすみません。御百度参りはいいと思ったんですけど‥。 夜も更けて禰宜一人酌む花と月 | |||
月子 2016/12/08-16:48 No.[1620] | |||
あ、夜半の月がありますね。 | |||
千年 2016/12/08-17:22 No.[1621] | |||
ここは打越との関係ではっきり人情がほしいところ。 〇伊達直人現われにけり花と月 とか・・・ ここで月子さんの「禰宜」登場。いただきます。妖怪ときて、それにかぶさる何かがほしかった。 「夜も更けて」がちょっと平凡なので、「篝火に」、「一人酌む」が「ひとり鳩ふく」があるので、「酌み交はす」として、「妖怪ねだる」を受けて、ここは楽しくいってみましょう。 | |||
千年 2016/12/08-17:31 No.[1622] | |||
妖怪ねだる父の背より 篝火に禰宜酌み交はす花と月 夜の花見酒を楽しんでいる禰宜の一人が子供から妖怪ウオッチをせがまれたなんて世界になりましたね。 次は春の短句をお願いいたします。 | |||
千年 2016/12/08-19:25 No.[1623] | |||
〇産婆さんからあるる春の子 | |||
千年 2016/12/08-19:32 No.[1624] | |||
上記却下。 | |||
月子 2016/12/08-20:34 No.[1625] | |||
禰宜と酒 ありがとうございました。 10日にある句会の句ができていません。 つけ句をするのは導かれて楽しいのですが、発句(俳句)はさっぱりです。 しばらく、次はどうぞ他の皆様方! | |||
根本梨花 2016/12/09-00:48 No.[1626] | |||
千年さん デパートの猫有り難うございます 陸奥は花より月のさまざまに 芭蕉句、月花の題、初めて知りました。感謝。では春の短句を。 遠き渚を駆ける春駒 雪解けの川光さざめく 春空にあるキャンパスガーデン | |||
yumi 2016/12/09-09:59 No.[1627] | |||
吉田兼好は神官の家柄だと聞いたので *徒然を読むめかり時なり *徒然草を弥生野で読む | |||
yumi 2016/12/09-14:02 No.[1628] | |||
よく分かりませんが、徒然草には猫またの話があったから、妖怪と打越し気味になるのかしらと思い、 *休肝日には弥生野歩く *メタボ防止に弥生野歩く | |||
千年 2016/12/09-14:29 No.[1629] | |||
生類、植物は二句去りですから馬もあり。 雪はちょっと近すぎるか。 由美さんの吉田兼好ではないですが、神祇には神祇を付ける感じでいけばいいような。 | |||
千年 2016/12/09-14:32 No.[1630] | |||
そこまで打越はないでしょう。 | |||
千年 2016/12/09-18:52 No.[1631] | |||
由美さんの休肝日、メタボではないですが、病体も一考ですね。 梨花さん、由美さんからいただいた句はちと離れすぎている感じ。ここは挙句ではないので、なんかやり句的でもいいし・・・ 病体から、 ●春の風邪ひき眠る賭博師 由美 としましょう。 | |||
千年 2016/12/09-19:00 No.[1632] | |||
篝火に禰宜酌み交はす花と月 春の風邪ひき眠る賭博師 次は名残のオモテ、春の長句をお願いいたします。人情なしの場の句でも・・・ | |||
千年 2016/12/10-13:13 No.[1633] | |||
それでは、折立には時間をかけますので、また明日。 | |||
研究室の海紅 2016/12/11-12:59 No.[1634] | |||
1,初蛙免疫力の衰へし 2,遠蛙瞼の母の背中より 3,父母の戻る頃なり夕蛙 以上、即興にて。仕事に戻ります。 | |||
千年 2016/12/11-15:12 No.[1635] | |||
昨日は芭蕉会議の忘年句会だったんですね。 自然の再生と述懐まじりの初蛙の句をいただきます。 | |||
千年 2016/12/11-15:20 No.[1636] | |||
春の風邪ひき眠る賭博師 ナオ 初蛙免疫力の衰へし(三春) 春三句続きましたので、次は雑の短句をお願いいたします。 | |||
千年 2016/12/11-15:52 No.[1637] | |||
初蛙免疫力の衰へし 〇返りみすれば家傾きぬ 〇飛べずに滑り落ちる古池 | |||
千年 2016/12/11-16:01 No.[1638] | |||
付け筋で古典を一句二句だしたかったんですが・・・ 蛙さん、すみません、古池いただきます。 | |||
千年 2016/12/11-16:05 No.[1639] | |||
初蛙免疫力の衰へし 飛べずに滑り落ちる古池 さて、そろそろ酢豚さんはじめ皆さま(無迅さん、うららさん・・)よろしくお願いいたします。 | |||
千年 2016/12/11-18:10 No.[1640] | |||
初蛙免疫力の衰へし 飛べずに滑り落ちる古池 ここはいかように・・・皆さまよろしく | |||
千年 2016/12/11-22:41 No.[1641] | |||
閑話休題 『詩あきんど其角』別所真紀子(幻戯書房 2016年8月刊)に、芭蕉と初対面の源助(其角)が「・・・付合の意義はどのようなものでござりますか」と問う場面に今でくわしました。乾坤一滴おやすみなさい。 | |||
酢豚 2016/12/11-23:37 No.[1642] | |||
初蛙免疫力の衰へし 海紅 飛べずに滑り落ちる古池 千年 赤門をくぐりて偉くなる気分 酢豚 | |||
千年 2016/12/12-14:40 No.[1643] | |||
酢豚さんどうもありがとうございます。前句のBC級パロディを救っていただけました。場面転換お見事! | |||
千年 2016/12/12-14:45 No.[1644] | |||
飛べずに滑り落ちる古池 赤門をくぐりて偉くなる気分 肩すかしで落ちてから一転「気分」で上昇?やり句半分って感じですか。 次も雑でいきましょうか。 | |||
根本梨花 2016/12/12-15:59 No.[1645] | |||
飛べずに滑り落ちる古池 赤門をくぐりて偉くなる気分 博士号などいらぬ漱石 留学をして文学は何 日本に尽くし骨を埋める 昨日、念願の雑司ヶ谷墓地に行ました。 私のお目当てのお雇い外国人で予備門の教師、ルドルフ・レーマンが日本人妻と夭折の息子と共に眠っていました。漱石の墓には沢山の人、頑なに博士号を断ったことを思い出しました。 | |||
千年 2016/12/12-17:00 No.[1646] | |||
いただきます。「博士号などいらぬ漱石」 ストレートな短句有りがたし。 | |||
千年 2016/12/12-17:04 No.[1647] | |||
初蛙免疫力の衰へし 飛べずに滑り落ちる古池 赤門をくぐりて偉くなる気分 博士号などいらぬ漱石 べた付けおもしろし。そろそろ転換いつも転換・・・ | |||
千年 2016/12/13-07:02 No.[1648] | |||
赤門をくぐりて偉くなる気分 博士号などいらぬ漱石 ここは場面転換 〇梅雨晴間亀の湯コインランドリー 〇噴水の風にあおられ西東 〇ひとりより二人がいいね湯の煙 | |||
月子 2016/12/13-12:23 No.[1649] | |||
帰郷決めバス降り立てば夏霞 海霧の暮らしするよと友に告げ | |||
千年 2016/12/13-16:23 No.[1650] | |||
〇波乗りの暮らしするよと親に告げ 〇亡命の船より降りる異邦人 それではまた明日。 | |||
月子 2016/12/13-20:15 No.[1651] | |||
まだ雑の句でいいのですね。 *海賊の子孫なればと献血す 献血は免疫力に戻ります? | |||
千年 2016/12/14-14:39 No.[1652] | |||
海賊ときましたか・・・難解フォークス・・・? 〇ピコ太郎連音芸のテンポよく(落語亭の一例) 〇妻残り愛犬連れて帰郷する(月子さんの帰郷一例) 〇自然居士扇広げる涼しげに(虚子が舞ってる(笑)) 他の皆さまもご遠慮なく。 | |||
月子 2016/12/14-18:32 No.[1653] | |||
*留守番は猫に頼めず里もなく われこの歳にして新しい猫飼う猫派。 | |||
千年 2016/12/14-19:07 No.[1654] | |||
ネコ二匹でてきてもよき歌仙なれ。 留守番いただきます。 | |||
千年 2016/12/14-19:15 No.[1655] | |||
漱石の句に恋はつかぬかと赤門風に?かまえてましたら「留守番」の月子さんの付け。ありがたし | |||
千年 2016/12/14-19:28 No.[1656] | |||
プーチンもフグをめされて月明かり 次も皆さま自在にお付けお酒付け | |||
千年 2016/12/14-19:55 No.[1657] | |||
留守番は猫に頼めず里もなく 〇まぼろし帰還空母撃沈 | |||
千年 2016/12/14-20:20 No.[1658] | |||
無常戦場がでてなかったので、まぼろしいただきます。 | |||
千年 2016/12/14-20:23 No.[1659] | |||
人情句はいくら続いてもいいのですが、そろそろ場の句でも。 | |||
月子 2016/12/15-08:45 No.[1660] | |||
おはようございます。 猫二匹はダメか?と思っていましたが 入れていただいてありがとうございました。 | |||
千年 2016/12/15-12:46 No.[1661] | |||
猫の名前「ミケ」とかにしましょうか。 二文字で何かありましたらお知らせください。 | |||
月子 2016/12/15-13:44 No.[1662] | |||
「ミケ」でもいいけど「タマ」の方がオーソドックスかも。 女三宮の猫の名前はありましたっけ。 そこまで行くと恋になりますね。 | |||
eiko 2016/12/15-14:17 No.[1663] | |||
留守番は猫に頼めず里もなく まぼろし帰還空母撃沈 tsuke: 自転車でいつも通ったあの場所か 蘇る白黒写真笑う子ら メルボルン流れ広がる雲尊と 🔵南半球より帰還しました。 | |||
千年 2016/12/15-18:45 No.[1664] | |||
瑛子さん、おかえりなさい。雲をいただきます。 ●付け人は南半球雲の中 | |||
千年 2016/12/15-18:51 No.[1665] | |||
まぼろし帰還空母撃沈 付け人は南半球雲の中 ああやっと現実に戻って、さて次は。 | |||
千年 2016/12/15-19:04 No.[1666] | |||
とりあえず、猫はタマにしておきましょう。 | |||
月子 2016/12/15-19:52 No.[1667] | |||
はい、タマがいいです。ありがとうございます。 瑛子さんおかえりなさい。 千年さんもさぞ心強くホッとされたでしょう! | |||
尾崎喜美子 2016/12/15-22:07 No.[1668] | |||
瑛子さんお帰りなさい 付け人は南半球雲の中 朝日のぼれば輝くもみぢ | |||
千年 2016/12/15-23:27 No.[1669] | |||
毎度月の座を攪乱していただける喜美子さん(笑) だが、「天象」は二句去ですから、名残オモテ11句目の月の座(秋)には朝日は障りませんでした。が、もみぢとくると月の座をあげることになりますね。(それもかまいませんが) 前二句が「まぼろし」と「付け人」、「空母撃沈」と「南半球」でかすって付いているところですから、自然の場の句をもって場面転換はいいのですが、別の自然・場・物・事をご再考ください。付け人から展開できないか・・・ | |||
根本梨花 2016/12/15-23:57 No.[1670] | |||
千年さん漱石句有難うございました。千年さんの空母撃沈に「不沈戦艦武蔵の沈む夕焼けかな」という父の句を思い出しました。共にレイテ沖海戦に参戦していた長門に乗船して生き残った父は戦争のことは語らなかったのでこの句を知ったときは驚きました。90歳を過ぎてから次の世代に伝えたかったのかも。その虚しさを。 まぼろし帰還空母撃沈 付け人は南半球雲の中 故郷にある紅葉満天星(ドウダン) 句座の待ちたる町の幸せ 文学談義川のある町 すみません、長話で、 | |||
根本梨花 2016/12/16-00:14 No.[1671] | |||
尾崎さんまでのところで、書いて送信したら、千年さんのヒントが入ってました。それでピントがずれてしまっているような気がしますが〜〜。そんなわけです。 | |||
eiko 2016/12/16-11:06 No.[1672] | |||
千年さん、みなさま、おはようございます。 =句座の待ちたる日本幸せ=とばかりに昨日は前をよく読まずに出しました。 「雪時雨登米市長沼ボート場」 いい句ですね。メルボルンオリンピックを覚えていたのでその辺りを歩きました。ヤラ川という自然堤防の大河が流れていて、ボートハウスがあり、いつも練習しているのです。組織委員会副委員長で会場決定役だったコーツさんはオーストラリアの人。。。あと一歩深く考えてくれればよかったのに!日本にボートを 根付かせるには登米市以外なかったと思います。 この句は残る! 南半球の雲の自由さは独特でした。一直ご治定、 ありがとうございます。 瑛子 | |||
千年 2016/12/16-13:38 No.[1673] | |||
梨花さん、瑛子さん、貴重ないいお話どうもありがとうございます。連句の楽しみここにあり。 月はあげてもさげてもいいので、秋でいってもいいし(となると次の短句を月・・)、夏をはさんでもいいし、雑でも。 | |||
千年 2016/12/17-17:01 No.[1674] | |||
付け人は南半球雲の中 〇大きく変わる恋のシナリオ(付け人から芸能へ) 〇バンドネオンにきざむステップ(南米タンゴ) 〇コーヒー豆はいつも挽いてる 〇何かつかぬか土曜日の夜・・・ | |||
千年 2016/12/17-17:11 No.[1675] | |||
ここで、梨花さんの「文学談義川のある町」が、文学は漱石と近いので、「開拓談義切り株に座し」としていただきます。大きな木を伐って切り開いた南米の一コマ。前句の天と地の付け合いでした。 | |||
千年 2016/12/17-17:19 No.[1676] | |||
付け人は南半球雲の中 開拓談義切り株に座し 次はさて、衣食住等軽い場の句でも・・・ | |||
千年 2016/12/17-19:37 No.[1677] | |||
そういえば由美さんもあれっきり。 付け心わけば迷路に朝日かな・・・ | |||
根本梨花 2016/12/18-12:44 No.[1678] | |||
千年さん、苦心の付け有り難うございます。カナダの森林鉄道は明治の大飢饉の折、東北農村の次男、三男がカナダに渡り巨木を切り倒して開墾建設しました。 瑛子さんにお取り上げ頂いたボート場の句も上五の「雪時雨」が命で、宗匠の添削感謝です。それにしてもオリンピック会場は泡沫のごとく消え残念。だからこそ残る句と言っていただいて嬉しいです。 烏骨鶏の小さき卵賜りし | |||
千年 2016/12/18-23:24 No.[1679] | |||
卵なんかいいですね。烏骨鶏の黄身は気持ち、普通のものより青い感じがあるんですよね。なんとか場の句っぽくもっていきたいので、 ●お返しの小さき卵烏骨鶏 とさせていただきます。 | |||
eiko 2016/12/19-15:28 No.[1680] | |||
とてもいい流れですね! お返しの小さき卵烏骨鶏 梨花 付け 月の出涼し続く勤行 黙し決めたり月下の試合 クリスチャンロナウドも柴崎も | |||
eiko 2016/12/19-23:16 No.[1681] | |||
ps. 四三などを直します: 月下のゲーム夏の夜の夢 | |||
千年 2016/12/19-23:17 No.[1682] | |||
サッカーの起源は町はずれの両端にきめたゴールにボール(革袋)を決め合う町をあげての催しだったとなにかの本で読んだことがあります。 勤行でまだ釈教がでてなかったんですが、卵が先か鶏が先かではありませんが、哲学という感じで実りの秋にもっていきましょう。 ●月の出さやか哲学の森 | |||
千年 2016/12/19-23:18 No.[1683] | |||
森とすると開拓の森と打越か? | |||
千年 2016/12/19-23:25 No.[1684] | |||
それでは、まだスポーツもでてなかったので、 ●逆転ゴールさやか月の出 としましょう。サッカーは三冬で冬の月ともなりますが、年中やられてますから、ここは「さやか」な秋の月ということでお願いします。 | |||
千年 2016/12/19-23:29 No.[1685] | |||
お返しの小さき卵烏骨鶏 逆転ゴールさやか月の出 滋養強壮付け?次は秋の長句をお願いいたします。 | |||
eiko 2016/12/20-08:10 No.[1686] | |||
おはようございます! 言いたかったことが言える一直をありがとうございます。 サッカーの起源、なるほどと思いました。 | |||
月子 2016/12/21-08:39 No.[1687] | |||
また次の日におはようございます *梨園の子次々襲名菊人形 *SMAPの解散間近ひょん鳴らす | |||
千年 2016/12/21-14:14 No.[1688] | |||
ここは梨園とかスマップとかに行かず、喜美子さんの「朝日のぼれば輝くもみぢ」を少しいただき、 ●薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 といってみましょう。 | |||
千年 2016/12/21-14:17 No.[1689] | |||
逆転ゴールさやか月の出 薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹(仲秋) 逆付けみたいな感じですか。 次は秋の短句を皆さまご奮発あれ。 | |||
eiko 2016/12/21-19:24 No.[1690] | |||
薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 喜美子 付け いつもの谷で拾う合歓の実 | |||
尾崎喜美子 2016/12/21-23:11 No.[1691] | |||
千年様 紅葉、有難うございました。 いつも、お気をつかわせているようでもうしわけありません。楽しんではいるのですが、時は過ぎなかなかうまく、付けられません。 | |||
根本梨花 2016/12/21-23:42 No.[1692] | |||
烏骨鶏有り難うございました。 今日は「冬至冬中冬初め」でしたが、蒼穹にさざ波光る素晴らしい晴天でした。 冬そこにある蒼穹の下 ビルの校舎に冬の近づく 釣瓶落しを急ぐ自転車 四万十川の川苔がくる(川苔→秋) | |||
酢豚 2016/12/22-11:25 No.[1693] | |||
薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 喜美子 耳聡くして新蕎麦を待つ | |||
千年 2016/12/22-15:31 No.[1694] | |||
三姉妹誰も恋せずこまっちゃう・・・ 姉妹がでたからって恋を無理強いするわけにもいきませんわなあ。 | |||
千年 2016/12/22-15:43 No.[1695] | |||
ここは酢豚さんの「耳聡くして」がいいですね。 ●待ち人来ずにすする新そば ●耳聡くして良縁を待つ 良縁を期待していかせていただきます。 | |||
千年 2016/12/22-15:45 No.[1696] | |||
秋がなかった・・・ | |||
酢豚 2016/12/22-17:14 No.[1697] | |||
薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 喜美子 離縁話に新蕎麦の出る | |||
千年 2016/12/22-21:40 No.[1698] | |||
酢豚さん、どうもありがとうございます。 「新蕎麦の出る」を香りがまだでてなかったので「新蕎麦の香(こう)」とさせていただきます。 | |||
千年 2016/12/22-21:44 No.[1699] | |||
薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 離縁話に新蕎麦の香 姉妹の年は何歳かなあ・・・ 次は秋でもよし雑でも。 | |||
eiko 2016/12/23-06:31 No.[1700] | |||
まあ、そういえば、ここまで、恋が薄かったかもしれません。クリスマス近し、ここは愛の句? 薄紅葉そぞろ歩きの三姉妹 貴美子 離縁話に新蕎麦の香 酢豚 振り向けば愛は通りをふさぐほど (去年の自句) | |||
根本梨花 2016/12/23-10:46 No.[1701] | |||
花嫁はおもはでかくも美しき 梨花 恋の句はどこかと千年さんに伺いたいと思いつつ、このフレーズが頭の中をぐるぐる廻っていました。なぜって(谷地先生 お祝いなので、ここでお話しすることお許し下さい・きっと皆様も喜んで下さるので) 先週、17日は、先生のお嬢様の結婚式でした。それを伺ったとき反射的に発句の蕪村が私にこの句をささやきました。私の経験でも最初の子の結婚式は何とも言えず感慨深いものがあります。でも前句が離婚になってしまったので、どうしてよいか解りませんが瑛子さんの恋の句が少ないというご意見でしたので書いておきますね。よしなに。 | |||
酢豚 2016/12/23-14:28 No.[1702] | |||
千年様 巻き戻して、明るい恋の句でやり直して下さい。 よろしくお願いします。 | |||
千年 2016/12/23-14:42 No.[1703] | |||
酢豚さんと同時でした。 ●初顔合せ新蕎麦の香として、梨花さんの花嫁(雑の正花)をいただきます。 | |||
千年 2016/12/23-14:48 No.[1704] | |||
初顔合せ新蕎麦の香 ナウ 花嫁はおもはでかくも美しき 先生、おめでとうございます。恋がどうなることかと思ってましたら、おかげさまで恋のひとやま超えにけり。 | |||
千年 2016/12/23-19:01 No.[1705] | |||
花嫁はおもはでかくも美しき 〇昔ながらの凧をあげよう(新年) | |||
千年 2016/12/23-19:07 No.[1706] | |||
凧いただきます。 | |||
千年 2016/12/23-19:09 No.[1707] | |||
あと一句雑を挟んで、春いきましょうか。 | |||
eiko 2016/12/24-06:55 No.[1708] | |||
谷地先生、 お嬢様のご結婚おめでとうございます! このトップニュースをお聞きし、胸の中に大輪の花が咲きました。 Cheers, eiko | |||
千年 2016/12/24-07:01 No.[1709] | |||
花嫁はおもはでかくも美しき 昔ながらの凧をあげよう 名残のウラ、一気呵成にいきたいものです。 次は雑の長句。挙句前の花の座は花嫁がでましたので、梅かなにか「花」という言葉を使わずいってもいいか。 | |||
eiko 2016/12/24-10:40 No.[1710] | |||
花嫁はおもはでかくも美しき 梨花 昔ながらの凧をあげよう 千年 🔵 蕪村より嬉しい電話つながって | |||
千年 2016/12/24-13:21 No.[1711] | |||
山頭火、漱石ときて・・・・・ここは蕪村を臆面もなく(笑)もってこられた瑛子さんに敬意を表し、こうしましょう。蕪村初夢に登場!? ●夜半翁ご苦労様と初夢に 新年二連発! | |||
千年 2016/12/24-13:24 No.[1712] | |||
昔ながらの凧をあげよう 夜半翁ご苦労様と初夢に 次は春の短句。雑の短句でも。花以外のはな前。釈教がまだでていない。挙句も皆さまお考えを。 それではまた夜遅くお会いしましょう。 | |||
月子 2016/12/24-14:37 No.[1713] | |||
夜半翁ご苦労様と初夢に 瑛子 春が来て *春風の土手帝釈天へ | |||
eiko 2016/12/24-17:06 No.[1714] | |||
ikanobori kinoo no sora no aridokoro 千年様 昔の凧と聞き、昨日の空の世界観を思いました。 夜半亭に敬意を表する呼称にしてくださり ありがとうございます。 今気づいたのですが、初顔と初夢が近すぎかもしれません。 夜半翁ご苦労様と電話くれ ??? 瑛子 | |||
根本梨花 2016/12/24-18:59 No.[1715] | |||
酢豚様、千年様、ご配慮有り難うございます。 真っ青な澄み切った空にお祝いの凧を上げる、何と晴れ晴れした光景でしょう。 夜半亭ご苦労様と初夢に 稚児行列は梅をかざしに | |||
根本梨花 2016/12/24-19:12 No.[1716] | |||
済みません、うっかり入力ミスです。、 夜半翁を→夜半亭と入れてしまいました。 翁だから良いのに、失礼しました。 | |||
千年 2016/12/24-22:17 No.[1717] | |||
初の障り、瑛子さん深謝。 | |||
千年 2016/12/24-22:32 No.[1718] | |||
さて、 ●藪入の堤をよぎる夜半翁 | |||
千年 2016/12/24-22:39 No.[1719] | |||
昔ながらの凧をあげよう 藪入の堤をよぎる夜半翁 連句の神様ここにあり、次お願いします。 | |||
根本梨花 2016/12/25-00:27 No.[1720] | |||
藪入りの堤をよぎる夜半翁 鎮守のあたり母の面影 確か蕪村は与謝村らしいといわれるけれども出生の経緯がはっきりせず、生涯母の面影を追い求めていたと思いましたが……。 | |||
千年 2016/12/25-08:32 No.[1721] | |||
鎮守いただきます。 | |||
千年 2016/12/25-08:35 No.[1722] | |||
藪入の堤をよぎる夜半翁 鎮守のあたり母の面影 皆さま、「花」でないはなをお願いいたします。 | |||
千年 2016/12/25-11:29 No.[1723] | |||
さらり、しっとり春の花の叙景句でも・・・ | |||
千年 2016/12/25-14:29 No.[1724] | |||
ここで大失敗発覚。 凧あげは三春でした。 | |||
千年 2016/12/25-14:46 No.[1725] | |||
昔ながらの凧をあげよう(三春) 寒明の堤をよぎる夜半翁(初春) 鎮守のあたり数輪の梅(初春) 母の面影は「堤をよぎる蕪村」に込められていると思ってください。こういう捌き失敗のあとの修復作業に連句の神のお導きを感じます。皆さまどうも失礼いたしました。 | |||
千年 2016/12/25-14:59 No.[1726] | |||
寒明の堤をよぎる夜半翁(初春) 鎮守のあたり数輪の梅(初春) 春は五句までいけますので春もよし。雑でもよし。 〇桜餅今年はいくつ頼もうか 〇携帯を焦がしてしまう春暖炉 (直しに夢中になって、ふともものあたりのズボンのポケットにいれていた携帯が電気ストーブの熱で若干溶けてしまっただよ) | |||
eiko yachimoto 2016/12/25-17:30 No.[1727] | |||
千年さま いよいよ大詰めですね!。冷えて来ました、低温火傷にもご注意を。 寒明けの堤をよぎる〜〜いいですね。おちつくところに落ち着きました. hana ni kawaru nioi no za ◯失われし屏風一双帰国展 ◯濡れるほど際立つ幹よ八重桜 | |||
千年 2016/12/25-18:01 No.[1728] | |||
風呂水のあふれてしまうネットの座 さて、希望さんからお手紙メールを今いただき、奥様無事回復されたそうです。 瑛子さんの、屏風一双をいただきます。生誕300年蕪村ゆかりのナウ変化といった感になりましたね。 | |||
千年 2016/12/25-18:15 No.[1729] | |||
いよいよ挙句です。 | |||
千年 2016/12/25-18:59 No.[1730] | |||
以前少しとりあげた『詩あきんど 其角』(別所真紀子著 幻戯書房)に其角が「・・・付合の意義はどのようなものでござりますか」と初対面の芭蕉に問う場面があります。芭蕉応えて「・・・・・・紙の上に連衆相寄って新しい乾坤を打ち樹てるのでござる。さすればこの己れ一身の在りようが自ら悟られる。・・・」。 この前後にもいい文章が続いていますので、皆さまぜひご一読を。 さて、春でない挙句は私ははじめて。はるばるやってまいりましたねえ。 | |||
千年 2016/12/25-22:42 No.[1731] | |||
それでは、 〇車いす押す空気満たして 執筆 を挙句とします。 | |||
千年 2016/12/25-23:00 No.[1732] | |||
相変わらずのわがままな捌きで、消化不良の連衆の方もいらっしゃるかもしれませんがお許しを。約40日の歌仙の旅もおかげさまで無事満尾。夜半翁蕪村生誕300年にちなんで歌仙を巻けたことは大変ありがたいことでした。 | |||
山房の海紅 2016/12/26-07:49 No.[1733] | |||
満尾おめでとうございます。そしてありがとうございます。これに諸兄姉の近詠を発句編として添えれば、体裁だけは『猿蓑』に似たものができるでしょう。できなくても、蕪村は喜んでくれると思います。旧暦、新暦の違いはあるにせよ、蕪村忌の12月25日に満尾ということも不思議な快感であります。 この四歌仙が縁になって、今年一年は蕪村を勉強できましたというお便りをいただいています。ひぐらしさんや希望さんの想定外の不調と辞退、日々の暮らしとはそれらを含めた総体をいうのだと思います。座や会席のモラルとは何か。そんなことを教えてくれる機会でもありました。 一昨日の研究所発表会で年内の仕事が終わりました。しかし、メール等で一方的に届く仕事と闘う年末年始になりそうです。今年一年お世話になりました。よき新年をお迎えください。 蕪村生誕300年 水の如し水の如しと年惜しむ 海 紅 | |||
尾崎喜美子 2016/12/26-09:21 No.[1734] | |||
満尾おめでとうございます。 そして、ありがとうございました。 勉強不足を身にしみて感じておりますが、 身辺急でなかなかです。 どうぞ皆様、良いお年をお迎えください。 | |||
月子 2016/12/26-10:11 No.[1735] | |||
海紅先生 千年様 瑛子様 蕪村生誕300年記念連句の終演、おめでとうございます。一座の端に加えていただき楽しい四季の時間でした。 希望さんどうぞお大切になさってください。この次は希望さんのお捌きを楽しみにさせていただきます。 ありがとうございました。みなさまどうぞ良いお年をお迎えください。 | |||
根本梨花 2016/12/26-11:45 No.[1736] | |||
思いもかけず蕪村忌の満尾だったのですね。 千年様、皆様、楽しく参加させていただき、勉強させていただき本当に有り難うございました。花ではない挙句という珍しい場面に遭遇したことも嬉しいです。また、花嫁のお嬢様も華を添えて下さいました。今回私としては初めて連句に参加しているという実感を持つことが出来たことが何よりの感謝です。お世話になりました。 | |||
eiko 2016/12/26-15:59 No.[1737] | |||
先生、 クリスマスが蕪村の忌日とはつゆ知りませんでした。時空を超える浪漫のつなぎ目を見つけたような気がしております。 お捌き様、皆様 ご治定ありがとうございます。満尾万歳! 新しい乾坤を共に打ち立て、新しい年を迎えられる幸せをかみしめています。 蕪村生誕三百年 行間嬉し付け合いの日々 瑛子 | |||
根本梨花 2016/12/26-22:40 No.[1738] | |||
翁つぶやく俳諧の徳除夜の鐘 梨花 | |||
酢豚 2016/12/27-17:30 No.[1739] | |||
千年様 お疲れ様でした。そしてありがとうございました。 皆様、いいお年をお迎え下さい。 酢豚 | |||
千年 2016/12/28-12:57 No.[1740] | |||
海紅先生はじめ連衆の皆さま、貴重なご意見ご感想ありがとうございます。 室町時代の和漢聯句に「句に淫す、閑煩悩」(句作に熱心になることは『淫』することであり、『煩悩』である」(深沢眞二)という聯句という文芸そのものを詠んだ一句があるそうです。 目指すところは乾坤を打ち立てあうことにあっても、言葉を操りながら煩悩にとらわれているのかもしれません。しかも相手業の文芸、その座の運び方については来年以降も精進を重ねていきたいと思います。 先生の「水の如し水の如しと年惜しむ」がいい座の精神の向き様のスタンスを教えてくれているような気がしました。 皆さま、どうかよいお年をお迎えください。 | |||
千年 2016/12/28-16:18 No.[1742] | |||
かにかくにノイズ湧き出て師走の蚊 それでは、本歌仙収納させていただきます。 | |||
文緒 2016/12/29-19:52 No.[1743] | |||
満尾おめでとうございます。 ◆ 感想を ! 収納宣言後に、失礼いたします。 しばしば、誤解・混同されがちですが、式目を守り毅然とした立場 をとること、と、問答無用と切り捨てる立場とは、<思想の根幹> が異なります。 「煩悩」云々、「ノイズ」などは、その辺りに気づきはじめられた 上での お言葉 でしょうか? 嬉しく存じます。 「歌仙は迷妄の森のような、なにやら恐ろしげな場」という印象 がある限りあらたな参加は、のぞめません。 そこをどうするか? どの お捌き も思案のしどころかと思われます。 結局、まどろっこしく面倒なことではありますが。歌仙の「過程」 を、ご自分の感情・在り方もふくめて、丁寧に 誠実に解説し 「見える化」してゆく。そうした地道な努力の中で「信頼」を得て ゆくしかない、のではないでしょうか。 焦るお気持ち、腹立つお気持ちはよくわかります。が、ひょっとして 逆 をなさっていたかも知れませんね。 それに、ネットの向こうには芭蕉会議への入会を迷っている方も いるかも知れないし。 再び分断の時代のはじまりか? とも言われる昨今、歌仙の意義 や、在り方を問うてもよい「時」。 芭蕉会議の発展のため 「開かれた歌仙」へのご尽力に、期待しております。 大変、失礼いたしました。 | |||