■201506_01 海紅 2015/06/01-15:17 No.[8224] |
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明易し子に絵本読み稿を継ぎ | |||
茫るぺん
2015/06/08-14:55 No.[8225]
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そうちょう の ゆめ に めざめて なきぬれる 「子」を ひざ に だき。 その かなしみ に おもい よせ 「絵本読み」・ きかせ 「稿を継ぎ」。 「子」 の かなしみ はわが かなしみ と なり。 「稿を継ぎ」 「絵本読み」・ きかせ ──── かなしみ は さざなみ・いろ に そまりゆく。 「明易し子に絵本読み稿を継ぎ」 区切り ノ 「i音」ガ ヤワラカク、優シイ フンイキ ノ 句。 シカシ、「明易し」 ハ。 想像 ヲ カキタテル 季語。 ソシテ、句 ノ 基調 ノ 調ベ。 記憶 ノ 底 ノ イメージ ガ ヨミガエッテ。 アリガトウ ゴザイマス。 | |||
美知子 2015/06/16-12:16 No.[8226] | |||
「明易し」が夏の季語で、短夜(みじかよ)のことを知り、実のところ、驚いています。 季語に疎く、「子」につながるので、飽きやすいを音により書かれたものかと、そんな例があるか、古語辞典などを引いてみたりしたのですが、結果、歳時記で見つけ、俳句の奥深さを実感。不勉強を恥じるばかりです。 明易し 子に絵本読み稿を継ぎ 急ぎの原稿のことなど関係ない子は、物語の先を知りたくて、「はやく よんで〜」とせがむのですね。でも明けるのもはやい。その合間合間に稿をすすめる。ほほえましい風景が「明易し」で甘酸っぱい情感を呼び起こされました。 芒るぺんさんの「i音」の優しさ、同感です。それに解釈、すてきですね。 | |||
yumi 2015/06/16-20:55 No.[8228] | |||
うちの子は寝坊助で早朝に起きることはめったになかったので(イエ、それより親が怠慢で早朝に絵本を読んでやった記憶がないので)、子に絵本を読んだのは昨晩のことではないかしらと思いました。 作者はこの何日間か原稿書きに追われていて、それでも昨夜は子にねだられて絵本を読んでやり、その後、また明け方近くまで原稿を書かれたのでは……? 美智子さんのおっしゃる通り、「明易し」も「短夜」も、おおむね現象としては同じだけれど、朝に比重が置かれた「明易し」の方が、希望をもって子育てやお仕事をされている感じが出るので、この言葉を選ばれたのではないかしらと思いました。 でも、茫るぺんさんの解釈もステキだと思います。 | |||
茫るぺん 2015/06/18-10:28 No.[8229] | |||
美知子さん yumiさん ありがとうございます。 恐縮 です。 | |||