■ 201709_01 海紅 2017/09/01-14:33 No.[8442] |
|||
秋の燈をともせば父のありし椅子 | |||
k
2017/09/04-22:20 No.[8443]
| |||
秋の燈はなんとなく昔のことを思い出させるものです。懐かしい黄色い灯りです。お父様のお気に入りの椅子、そこにいつもかけていらしたので座り癖がついていることでしょう。あたたかな懐かしみを感じる句です。 | |||
繁 2017/09/20-21:47 No.[8448] | |||
「秋の燈」という言葉に引っかかってしまいそうです。 秋に燈を、という意味なのでしょうか? 叙情的で好い句だとは思ってますが。 | |||
山房の海紅 2017/09/22-18:55 No.[8449] | |||
この句が合格点かどうかは別にして、独り善がりを脱する一つの方法を提案します。 歳時記によれば「秋の燈(秋ともし・秋灯)」は「春の燈(春ともし・春灯)」と対照的な情感をもつ言葉のようです。春の灯があたたかで色っぽくさえあるのに対し、秋の灯はひんやりと澄み切った印象。このように、日本人が歴史的に共有してきた情趣を学ぶことで、美学を身に付ける。つまり、自分の思いを読者に届けたいなら、歳時記に学ぶ意味は小さくないように思います。 | |||
繁 2017/09/23-15:15 No.[8450] | |||
成る程、そういうことだったのですね。 現代の感覚で、見すぎているといったところです。 やはり、現代詩歌の感覚で俳句を解釈してしまいがちの悪いくせが、無意識に私の中に巣くっているようです。 ご指摘、ありがとうございました。 | |||