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 ■201705_02
 海紅   2017/05/16-16:45  No.[8414]
    道問へば蝿叩きなど商へる

美知子   2017/05/25-11:09  No.[8415]
 
    俳句は一つの物語のもっとも凝縮された形ではないかと
 

美知子   2017/05/25-11:59  No.[8416]
 
    この句からのどかな風景が思い浮かべました。
田舎の道を歩いて、目的地をさがしてもあるはずのところんは一向に見つからない。道をたずねたくても人に会うこともない。
困り果てて歩いていくと、ようやくお店らしきものがある。田舎の百貨店といった、一並びの食品棚と雑貨、農家の肥料まで、雑然とおかれてある。
「ごめんくださーい」と挨拶しても誰も出てこない。奥に向って大きな声で二度三度、声をかけると、ようやくおばあさんが腰を伸ばしながら出てきた。、
道を尋ねるのだが、耳が遠くなっていてなかなか要領を
得ない。おばあさんののどかさに誘われて、店の中を見渡すと蝿叩きも、蝿とり紙もぶらさがっている。
昔のままの姿である。旅人は自分が何を急いで歩いてきたのだろうと、どこか懐かしい時間が止まったような緩やかな時間の中に身を置いて考える。これが旅の醍醐味かもしれない。

この句から物語がいくらでも発展しそうです。俳句は短いだけに読み込まれた世界は読み手それぞれにまかせら
れるのですね。
のどかな気分にさせていただきました。

 

山房の海紅   2017/05/26-07:47  No.[8417]
 
     なんと行き届いた、ありがたい解釈なのだろう。読者を得た仕合わせな心地になりました。
 

美知子   2017/05/26-21:48  No.[8418]
 
    ありがとうございます。
とても楽しみに、学ばせていただいております。

 

茫るぺん   2017/05/27-11:46  No.[8419]
 
   
美知子さんの、感想は とても長閑で、いい感じですね。

 



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