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 ■202002_02
 海紅   2020/02/17-16:36  No.[8723]
    泣きに来て雪解の音に包まれし

つゆ草   2020/02/19-10:01  No.[8724]
 
    一人で泣きたい時は誰にでもあると思います。私事ですが、そんな時は人知れずベッドの布団に顔を埋めて泣いた事があります。

雪解けにも屋根から落ちる凄い音や川を流れゆく少し重たい音や音無き音等、様々な情景が考えられます。以前中学生の男の子が川の流れに心委ねて癒されたという話を聞いた事があります。

この句の場合は包まれしなので、優しさの中に雪解けの先に春がやって来るという、開放感の様な心も読めて、何かいろいろ想像出来るドラマが見える様です。

俳句は手を離れたら読む人の自由と聞いておりますので、何があったのだろう・・と勝手に想像させて頂きました。
 

山房の海紅   2020/02/20-12:14  No.[8725]
 
     昨年の『九十九句』を読む会で、江田氏から「河口まで来て凍て解けをためらへる」のボクの「凍解」理解について疑義が出されたことがある。ああ、確かに日本語は本州を中心にしたものだから、氏のいう通りかもしれない。北海道育ちのボクの「凍解」や「雪解」全般に関するイメージは一般的でないかもしれない。そう思ったものでした。

 雪国育ちのボクの「凍解」や「雪解」には強烈な「雪解川」のイメージが含まれてしまう。「泣きに来て」も、思いっきり泣きたくて、泣き声が、かき消されそうな雪解川までやってきて、人目を憚ることなく大声で泣いた。そんな出来事を記録したものでした。自句自解など意味のないことですが、つゆ草さんに深く読んでもらいましたので、成立の一端を告白してみました。

 雪解の川はスゴイですよ。その勢いも、音も。以上、感謝の意をこめて。
 

つゆ草   2020/02/21-16:08  No.[8727]
 
   
先生、自句自解を強いてしまった様で申し訳ありません。北海道の自然は想像を絶するものがあるのですね。

「河口まで来て凍て解けをためらへる」の句の後に何の番組かは忘れましたが、北国の凍て解けは海に辿り着いた時に海の暖かさに少し戻る事があると聞いた事がありました。正にこの句だと私の脳裏には納得した記憶があります。北海道が大好きな私には、未知な自然が沢山あり、今回の句のイメージがハッキリしました。有難うございました。
 

eiko   2020/02/22-16:39  No.[8728]
 
    五大湖の雪解けもものすごいです。川の名前に kettle river
があったのを覚えています。ヤカンが沸騰する勢いで流れてゆくのです。

酷寒の地に住んだ思い出、寒さが人を率直にし、一生の友達ができました。

 

山房の海紅   2020/02/24-22:03  No.[8729]
 
     こんなに読者を得られて嬉しや、ナア海紅よ!
 



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