■202002_01 海紅 2020/02/03-14:16 No.[8717] |
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風少し吹いて雪間の土匂ふ | |||
美知子
2020/02/11-10:57 No.[8719]
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もうすぐ春!春の訪れを待つ気持ちも伝わってくるすてきな句で、心が弾みます。 | |||
山房の海紅 2020/02/11-21:35 No.[8720] | |||
土の匂いがするにはもう少し時間が必要かもしれませんね。昔は何でもなかった土に匂いがいとしい年齢になりました。 | |||
yumi 2020/02/16-09:25 No.[8721] | |||
土の匂いっていいですよね。 雪国の人は今まで見えなかった土に春を感じるのでしょう。少し吹いている風は柔らかい生まれたての春風でしょうか。 一方、関東南部に住む私には、雪はちょっとした事件で、消えてなくなるまでは、冬の頂点という感じがします。雪かきされた雪が少しとけて土と混じり、匂い立っている、幼い頃の夕刻の情景を思い出すのですが、風は冷たくて、冬感満載。暦も季語も知らない頃のことですが、けなげにも、「あんなに白かった雪が……」と時の流れやあわれは感じていたように思います。 | |||
山房の海紅 2020/02/17-10:52 No.[8722] | |||
雪国の人雪見などするものか 作者未詳 高野素十門の方に、こんな句を教えられたことがあります。雪見などという日本の風流は京都中心の公家の美学ですね。俳句が大衆化して、全国に広がる時代が来て、この句のような、従来の美学を修正する、新しい感性が詠まれるようになりました。郷里北海道でも、雪は戦うべき相手でした。子どもは面白がって遊んでいましたが。私はとてもよい句だと思います。 | |||