■202204_01 海紅 2022/04/01-16:16 No.[8980] |
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辛夷咲く校歌の歌詞にある如く | |||
citron
2022/04/12-23:26 No.[8981]
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酸いも甘いもある学校生活を、辛夷は作者の近くでずっと感じていたのでしょう。 辛夷の花と作者・校歌が結びつき晴れやかで清廉な思い出となっていますが、当時やり残した何かが心にくすぶっているようにもみえます。 | |||
美知子 2022/04/13-11:27 No.[8982] | |||
ご無沙汰していて開けたらすてきな句。 私の出身校の校歌は「桜花咲き散る影に わが春を・」で始まります。校歌といえば「桜」思ってといましたが、「辛夷」が出発の春の象徴で校歌に詠み込まれているのでしょうか。『北国の春』の歌詞を思い出しました。辛夷の花が一輪一輪開いていく季節、戸惑いと期待が入り混じった不安定な季節。青春に戻った気がいたします。citoronさんと同感です。 | |||
山房の海紅 2022/04/13-16:09 No.[8983] | |||
わたしの郷里は面積は広いけれど、普通高校は一校のみで、地域に散らばる十数の中学から受験して高校生になった。心身ともに不安定な時期だから、同じ中学の子とは疎遠になる一方で、異なる中学からきた生徒と新しい友情が芽生えたりもした。そのなかに、「辛夷の花の咲く丘に・・・」と、自分の母校の校歌をよく歌ってくれるMがいた。 北海道の辛夷は花の大きさや香りが関東のそれとやや違うように思えて懐かしい。桜の開花は五月だから、辛夷の方が早く咲く。その花付きで豊作になるかどうかを占ったりするとも聞いた。 そういう郷愁から生まれた一句である。 鑑賞いただきありがとうございます。 | |||