■202108_01 海紅 2021/08/02-14:50 No.[8903] |
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一稿を抛ち茗荷摘みに出し | |||
eiko yachimoto
2021/08/03-14:02 No.[8904]
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私は茗荷のピクルスをつくるほど茗荷好きなのでこの句にひかれました。 大切な書きかけの原稿を放り投げて、季節の恵みを摘みに 出る動きが見えます。 | |||
千年 2021/08/03-19:33 No.[8905] | |||
茗荷を摘む行為は言葉を探る感覚と似ているかもしれません。一稿なげうってもミョウガ摘むところにおかしみがあると思いました。 | |||
美知子 2021/08/11-10:25 No.[8906] | |||
eikoさん、千年さん、茗荷って日本のハーブ?不思議な力があるのかもしれませんね。 この句に出会ったとき、猛暑の中、涼風が吹き抜けるよ うな爽やかさを感じました。とても好きな句です。 書くのに疲れた時、気分転換に出ることのできる自然環境。樹下のいつもの場所、茗荷より涼とそこに湧き出る清水も目的のうちなのでは…と、またまた楽しませていただきました。下手な脇句をつけてみました(笑)。 見つけたりまたひとつ山清水 | |||
美知子 2021/08/12-11:51 No.[8907] | |||
<抛ち>(なげうち)旧字体で書かれたのはどうしてかなと 思っていました。これも先生のテクニックでは…とみると、この句の「軽み」「滑稽」が見えて、前掲の景色と違う、肩の力を抜いたおかしみが湧いてきました。 また長く書きたくなるのでこの辺で。勝手な解釈をお許しくださいませ。 | |||
山房の海紅 2021/08/14-17:32 No.[8908] | |||
たくさんの鑑賞をありがとうございます。庭の茗荷は美しい花が咲くのをサインに、すぐに採って晩酌の薬味にします。原稿は行き詰まると抛り投げて、机を離れるのが一番です。何か他のことをする方がひらめきが戻ってきます。今年の茗荷はそろそろ仕舞いの時期に入りました。 | |||