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■202502_01 海紅 2025/02/03-11:50 No.[9298] |
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山の名も川もアイヌ語麦を踏む | ![]() | |
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蛙星
2025/02/04-06:28 No.[9299]
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そもそも「麦を踏んだ」経験も見た事もないので、今回の(今回も?)鑑賞はトンチンカンになりそうですがご容赦ください。 まず調べたところ「麦踏み」作業自体があまりワイワイ賑やかではなさそうです。黙々とこなす。この辺に「アイヌ」との接点を感じました。人種差別の標的になったアイヌ民族。今は昔ほどの差別はないにしても、明治時代の政策で固有の慣習や文化の多くが破壊され、民族も激減したらしいです。それでもアイヌ語の山があり、川が残っている。その事実を麦踏みしながら噛みしめている。北海道出身の先生らしい一句ではないでしょうか。 いやー!今回の句は難しかった!拙い鑑賞(感想?)で失礼致しました。 | ![]() | |
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千年 2025/02/09-18:30 No.[9300] | ![]() | |
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麦踏が初春、初めて知りました。麦秋が夏のイメージが強かった。 山の名も川もアイヌ語麦を踏む 四万十もシマムタというアイヌ語からきていると聞いたことがあります。 | ![]() | |
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海紅山房 2025/02/11-10:34 No.[9301] | ![]() | |
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「麦踏み」は種蒔きして一週間から二週間後に出た芽を踏むこと。種蒔きの時期は郷里の北海道では九月後半でしたが、関東に暮らして、寒暖差に忠実に列島を南下することを学びました。よって、歳時記に「麦踏み」を早春の詞とするのは便宜的なもので、地方によって異なるとするのが正しいことになります。ちなみに、北海道の「麦踏み」は十月の風物詩でした。つまり、麦は出芽後の根張り(株張り)をしっかりさせた後で越冬(雪をかぶる)ことになります。 作者としては、この句も先掲「早梅や土産物屋に奥座敷」に同じく旅中所見の産物なので、自他場でいえば「場」の句かと考えていますが、初五から中七への展開によって多少の抒情が創出出来たと自画自賛しています。 最後に「アイヌ語」について一言。アイヌといえば東北から北の樺太や千島に先住し、近世まで大和との同化を拒んだ民族とされていますが、千年氏指摘のように、古くは日本列島全体に住んでいて、アイヌ語由来の地名が四国九州にまで及んでいます。その昔の日本はアイヌ民族の天地だったのだと思います。 いつも鑑賞ありがとうございます。 | ![]() | |
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