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 ■202405_01
 海紅   2024/05/01-14:05  No.[9192]
    割烹着脱ぎ豆飯の座に直る

蛙星   2024/05/01-16:45  No.[9193]
 
    これは先生の若き日(幼少期?)を詠んだ句では?というのが第一印象です。
割烹着を着たお母様…慌ただしく豆飯や夕餉の支度をして、子供たち(快一少年)に「ご飯まだ?」と急かされ「はいはい、お待ちどうさま」と割烹着を脱ぎつつ食卓につく…そんなささやかですが幸せな家庭のひとコマを詠んだ一句…という鑑賞はいかがでしょうか。特に下5の「座に直る」が昭和の端正な女性像・母親像をイメージします。
 

山房の海紅   2024/05/03-10:10  No.[9194]
 
    明快なる解釈と鑑賞。大兄に手で拙句が輝いて見えます。多謝
 

美知子   2024/05/03-13:51  No.[9195]
 
    家族の姿が見えて、食卓の様子、豆ご飯の香りもして
みんなの声まで聞こえてくる。懐かしい風景。五感をくすぐられました。こんな一場面があったと、さやえんどうの豆をむくのは私。豆ご飯は炊いている時からいい香りがして、みんな揃っていて母の「御飯ですよ」の声に食卓について…と思わず幼い日を思い出しました。  
蛙星さんの評のとおりですね。
   割烹着脱ぎ豆飯の座に直る
お母さんの姿をを浮き彫りにして、日本の良き時代の母親の存在、家族像が見えて、懐かしく拝読しました。ありがとうございました。
 

山房の海紅   2024/05/03-20:59  No.[9196]
 
    いろいろ境涯の不運を嘆きながら生きてきましたが、すべてを受け入れて、昭和を懐かしく思い出しています。芭蕉さんの教えです。天与に似た俳句のお蔭です。

 

美知子   2024/05/11-19:51  No.[9197]
 
    昭和の母親は何があっても凛としていた。昭和を生きた私たちは誇りに思っていいと思います。
情緒豊かな時代でもあったと、あれこれ思い浮かべながら思いました。何かに書き留めておかないと消えてしまいそうな危うさを感じる昨今です。これからも楽しみにしております。ありがとうございました。
 



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