■202111_01 海紅 2021/11/01-14:34 No.[8933] |
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故郷に母在りし日の小春かな | |||
citron
2021/11/06-18:58 No.[8935]
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母親は家庭に灯りをともすように温かく、柔らかく、穏やかで優しい存在です。「小春」は母の人柄の象徴でしょう。「小春」の温かさが故郷で過ごした日々と作者の懐古心、読者を包んでいます。 | |||
紫詰草 2021/11/07-00:00 No.[8936] | |||
小春は思い出もあたたかにしますね。 私が子どもにとっての「小春」のような存在になることも出来たのだなあと今さら気づきました。 | |||
美知子 2021/11/07-11:42 No.[8937] | |||
10月の柔らかい日差しの中にいると、時が止まっているように感じることがあります。 懐に抱かれているような安堵感。ぽんと母の健在の時のひとときの置かれたような錯覚。 春から夏に向かう時節とは違う、秋から冬は思い出が引き出される季節だなあと思います。自然はいい季節の巡りをくれているのですね。小春日に母と過ごした時を思い出しながら読ませていただきました。 | |||
山房の海紅 2021/11/12-21:15 No.[8938] | |||
ボクは文学で食べてきたゆえに、自分の俳句は文学的にならないように気をつけよう。俳諧(俳句)の世界に身を投じてから、そんなことを考えて暮らすようになりました。この句もほぼ御賛同いただけたようでホッとしています。明解、心あたたまる鑑賞に感謝いたします。 | |||