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 ■202109_02
 海紅   2021/09/15-14:44  No.[8921]
    長き夜や母のみじかき手紙読む

つゆ草   2021/09/26-13:23  No.[8922]
 
    この句を読んだ時、以前の先生の夏の句、「夏痩せの母の見てゐる方をみる」という句を咄嗟に思い出しました。

今回の句にも、短いお母さまの手紙をきっと何度も読み返しただろう姿が目に浮かび、しみじみとしたものを感じました。手紙を読む時間はたっぷりある長い夜だけに、尚更切なさを感じます。

私事ですが、昔の母の手紙だけはどうしても処分できない愛着があります。文面が何であろうと、文字一つ一つが温かい愛情で包まれているから・・です。
 

美知子   2021/09/28-11:39  No.[8923]
 
    秋の夜長のこんな時間いいなあと思いながら、しみじみと読ませていただきました。
私は、母が亡くなり母の歳をこえて、母の手紙を読み返すと、もらった当時は気づかなかった親の気持ちがわかり、今頃になって、申し訳なかった気持ちになります。こんな時間が持てるのも季節と年の移ろいのお陰かも…です。

 

山房の海紅   2021/09/28-17:02  No.[8924]
 
    ・・・昔の母の手紙だけはどうしても処分できない
・・・今頃になって、申し訳なかった気持ちになり

 そうですよね。母の手紙は、ときに包装紙の裏に書かれていたりしましたが、父は電話にさえ出ることもなく、受話器の向こうで「カラダニ、キヲツケナサイ」てなことを言っているだけでしたね。

 年をとるのも悪くない。
 鑑賞ありがとうございました。
 



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