■202109_01 海紅 2021/09/01-14:41 No.[8916] |
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ふるさとの教師をめざす夜学かな | |||
紫詰草
2021/09/10-10:37 No.[8917]
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ふるさとの教師をめざしているのは教え子の一人でしょうか?友人でしょうか? 夜学生は昼間は仕事があるので疲れ果てていたり、眠かったり、お腹がへっていたりする。勉強のための時間も足りない。そうした事情をよく知っている句ですね。 「がんばっているね」と呟く声が聞こえてきそうです。 | |||
citron 2021/09/10-13:43 No.[8918] | |||
夜学に励む姿が「ふるさとで教鞭をとるため」とも「ふるさとにいる憧れの教師のようになりたい」とも解釈できました。 読み手によって鑑賞が様々に広がる句だと思います。 | |||
美知子 2021/09/12-12:17 No.[8919] | |||
夜学が秋の季語だとはじめて知りました。秋がもっとも勉強に適した季節だからとのこと。 紫詰草さんcitronさんのおっしゃるように様々に観賞できる句ですね。ちょっぴり哀愁と見守る温かい目をを感じました。 「ふるさとの教師」になるという明確な目標を持って学ぶ姿、美しいなと思いますし、やがてこのご苦労が必ず教え子に反映されるだろうと思いました。ちなみに私が中学三年間教わった先生は夜学で大学を卒業された先生。多くのものをいただいて今もなお忘れられない先生です。 | |||
山房の海紅 2021/09/13-09:25 No.[8920] | |||
終戦が昭和20年、復興を謳った五輪が昭和39年。この間に育った人々にはガンバリ屋さんが多かったなあ、なんて回顧する時間が増えるこのごろです。大学食堂を利用すれば、かけそば、かけうどんが40円。まずその程度の腹ごしらえをして、18時からの90分講義を三つうけたものです。 田舎で貧困にあえいでいても、東京に出れば道がひらける。そう思った人は多かったはずです。 鑑賞感謝申し上げます。 | |||