■202101_02 海紅 2021/01/18-14:46 No.[8829] |
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定年といふ字を太く初硯 | |||
つゆ草
2021/01/23-11:00 No.[8830]
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十数年前の事です。カルテモさんとのイベントの会で確か題字と式次第だったと記憶していますが、大きな和紙に味のある書の字が書かれており何方の字かしらと思っていたら、何と谷地先生が書かれたと知りました。とっても素敵だったので頂いて帰りたかったのですが、言えずでした。 私が師事する書道の先生は書にはその人の性格なり気持ちが現れると言います。「定年」という人生の大きな節目でもあるこの字にはきっと様々な想いが滲みでて、より味わい深い素晴らしい書であろうと、想像致します。又それが初硯である事に大きな志が窺えます。 | |||
山房の海紅 2021/01/27-12:02 No.[8831] | |||
芭蕉さんに学ぶようになってから、人生は毎日が初であると考えて、元気を出すようになりました。この初は〈First〉というより、〈Fresh〉とか〈Departure〉といった語感で用いています。 中学生になってやめましたが、子どものころに算盤と書道の塾に通わされました。算盤は経理屋になるとき役に立ちました。書道は国文学を専攻して以後に役に立ちました。毛筆とかくずし字とかに抵抗がなかったからです。親はこんなことのために塾に通わせたわけじゃないでしょうが、何が幸いするかわからないものです。 感染症の流行で家に居る時間が増えている昨今、墨をするという時間はなかなかよいものですね。 | |||
yumi 2021/01/29-22:19 No.[8832] | |||
人生は毎日が初っていいですね。 芭蕉さんはどこでそういうことを言っているのですか。 | |||
山房の海紅 2021/01/30-16:52 No.[8833] | |||
スミマセン、どこにも書いていません。文字資料でなく、芭蕉の全体を理解しようと読み続けて、ボクが抽出した人生観です。いや待てよ。皆さんに差し上げた論考「求道の終着地」を読んでいただければ、そのヒントとなる言説が散らばっているとは思います。 | |||
yumi 2021/02/01-09:30 No.[8834] | |||
有難うございます。 文字から芭蕉さんの境地を理解するのは、自分との距離がありすぎて難しいですが、「毎日が初」はしっくりきます。 たくさん寝た後のように元気が出ます。 | |||
美知子 2021/02/01-15:16 No.[8835] | |||
先生の書かれた太字の書、見せていただきたいなあと思いました。躍動感を内に秘めた静かな書ではないかと想像しております。 書は本当に正直に気持ちを映し出してくれると思っています。久しぶりに筆をとりたくなりました。「初」の気持ちを忘れず、日々送れたらと思います。 | |||