■200608_03_akapen 事務局 2006/08/31-20:20 No.[123] |
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暑気払本気で食ってかかりたる | |||
千葉ちちろ
2006/09/01-06:49 No.[124]
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この句の作者はどうみても男性と思われますね。少し川柳っぽい感じがします。ただ、暑気払いとは「飲む」のが主体だと思うので「食って」はピンときません。まして「食ってかかる」となると一般的には「激しい口調で立ち向かう」さまを指す言葉だと思います。「本気で飲みにかかりたる」の方がよさそうです。男の酒を飲むときの口実です。「かかりたる」と連体形で終止の形を取っているのは、ある動作をおこない、その結果も今あることを示していていいのではないかと思います。 | |||
千葉ちちろ 2006/09/02-07:24 No.[126] | |||
一日経ってもう一度句を見てみたのですが、もしかしたら「本気で食ってかかる」とは、あまりの猛暑に負けてたまるかというような感じで「食ってかかる」という意味ですかね。まさか「食って」は「食べる」の意味でヤケ食いではないでしょうね。「本気で」ともあるので考えれば考えるほどわからなくなってきました。どなたか明快な句意と解説をお願いいたします。 | |||
濱田惟代 2006/09/04-09:05 No.[128] | |||
暑気払いは仲間と和気合い合いに飲み、食事をしながらの楽しいひと時を持つことで夏の疲れをとり、元気を取り戻すことだと思います。夏痩せをしたから体力を取り戻すことの意味もも考えられますが急にたくさん食べても直ぐに戻るわけでもありません。この句はそのはおかしさを詠んでいると思います。[本気で食ってかかりたる」は作者ではなく、回りにそういう方がいらしたのかもしれません。 | |||
千葉ちちろ 2006/09/04-09:53 No.[129] | |||
濱田さんのご説明ですと、「食って」は「食べる」という意味ですよね。私としてはどうしても「食ってかかる」と言う表現が紛らわしくて今一納得できないんですよね〜。後日、作者が公表されたあとに、作者ご自身からご説明いただければ幸いです。 | |||
千葉ちちろ 2006/09/04-14:22 No.[131] | |||
追伸。「食って」が「食べる」という意味なら「かかる」はその動作に「とりかかる」という意味でしょうから、「食って」というすでに動作をしている状態に対して「とりかかる」のはおかしいと思います。もし、「食べる」という意味なら、今から「とりかかる」のであれば、「食ひにかかりたる」となるだろうし、「食って」いる状態なら「食ってしまいたる」とかになるんではないでしょうかね。しつこくてごめんなさい。 | |||
濱田惟代 2006/09/04-21:55 No.[133] | |||
ちちろさんの文を読んだらますますわからなくなってしまいました。辞書で調べたら「食って掛かる」とは「激しい口調で反論したり、自分の意見を押し通そうとする。」と有りました。暑気払いは「気を晴らすこと」と勘違いした」のでしょうか。俳句でけんか腰はおかしい思ったのですがこの勘違いがおかしさかもしれません。前回の解釈よりもこちらのほうにが近いでしょうか。いづれにしろ難解の句でいろいろな解釈ができます。私も作者の意図を知りたいのでよろしくお願いします。 | |||
千葉ちちろ 2006/09/05-07:22 No.[134] | |||
濱田さん、ありがとうございます。私にはあくまでこの句からは暑気払いで酒を飲みながら、会社の上司とか先輩、目上の人、同僚などに本気で食ってかかっている状態を詠んだものとしか読み取れないんですよね。それが俳句になるものなのか、そしてそれがおかしさなのかどうかは私にはわかりません。いやあ〜、本当に難解な句ですね。 | |||