■200608_03 海紅 2006/08/21-05:55 No.[108] |
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灼熱を免れがたし百日紅 | |||
千葉ちちろ
2006/08/21-16:08 No.[110]
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お寺の境内などで見かける百日紅は確かに灼熱の太陽に焼かれるかのように他の木からは離れて立っていますよね。そして枝や幹は淡い褐色に焼け焦がれたような感じに見えます。だから真っ赤な太陽に負けないように紅色や紅紫色の花が咲くのでしょうか? | |||
千葉ちちろ 2006/08/25-07:10 No.[118] | |||
この句に対して皆さんからはいつものようにコメントがありませんね。多分、「灼熱」と「百日紅」の季重なりにどうコメントしようか悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。うまく言えませんが敢えて先生がこの句を掲示したのには意味があるのではないかと思います。皆さんのご意見を拝見したいものです。 | |||
海紅 2006/08/25-08:11 No.[119] | |||
どーも、海紅です。赤ペン句会に興味が移って、海紅句抄はお払い箱になる勢い…とクショウ(○苦笑。×句抄)していたら、ちちろ氏からのようなお誘いもあって、責任上登場しました。 この句は数年前に〈百日紅は偉いな…〉と思ったときに、溜息のように一気に出てきた句です。〈百日紅に比べると、ボクはまだまだ堪忍が足りない…〉とネ。照りつける陽光から、その暑さから、彼には逃れる術がない。修行僧のようでもある。その不思議な木肌のなめらかさもも、先端の花も、きっと暑さに耐え続けた結果として生まれたものに違いない。ボクも百日紅にならなくっちゃナンテネ。 だからこれは百日紅の句で、灼熱の句ではないつもり。句意を変更することなく、灼熱を別の言葉に置き換えることができるなら、そうします。置き換えられないとすれば、灼熱に季感があるとしても、この句においては季題ではない。こんなふうに考えています。批判してください。 この続きは掲示板に書きます。 | |||
千葉ちちろ 2006/08/25-09:11 No.[120] | |||
先生!余計なことを言って申し訳ございませんでした。 先生の句を作ったときの状況、心境がよくわかりました。確かに灼熱には季感はありますが季題ではないですよね。ところで先生のおっしゃるように赤ペン句会のほうに皆さんの興味が移行しているような気がいたしますね。負けずに海紅句抄がんばってください。 | |||
三木喜美 2006/08/25-10:13 No.[121] | |||
何年か前家の近くの東工大の路傍に、それは見事な百日紅の木々があり写真を撮りに行ったことがあります。この日も暑い日でした。確かに木肌はなめらかで花は濃いピンクで蕾は丸い紅い実のようでとても可愛いものでした。この句を拝見して、私の写真がよく似合う等と一人ほくそえんでいる次第です。 | |||
濱田惟代 2006/08/27-23:00 No.[122] | |||
我が庭の百日紅はまだつぼみでいつ開くか待っているところです。梅雨時の陽気のために花の時期が遅れているようです。涼しくなってきたので灼熱の太陽と百日紅の取り合わせにはずれてしまいました。花はやわらかく、薄くフリルのみたいで色は優しいピンクや白があります。この花のイメージは可憐な乙女、といったところで強烈の太陽によく咲くと思える花です。ひまわりは灼熱の太陽によくあいますが百日紅は春に合いそうな花です。そのへんを捕らえたのでしょう。けなげに強い日差しを耐えているという感じがしました。先生のいたわりの心が感じられます。しかし太陽と戦って追い詰められた感じの「免れがたし」は百日紅の花に使うには強く硬いすぎるすぎるような気がします。 | |||