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 ■200908_01
 海紅   2009/08/03-17:01  No.[6613]
    花火見る別れの背中まるくして

ちちろ   2009/08/10-09:52  No.[6675]
 
    この句が出てから10日も経つのにどなたからもコメントが出てこないので、またまた小生なりの鑑賞をしてみたいと思います。小生がコメントをするといつも物議を醸すようで控えていたのですが・・。例えば「手も足も不自由ゆゑに涼しき眼」の句に対しての小生のコメントも悪意を持ってコメントしたわけではなく、単に疑問に感じたことを述べたつもりです。その点ご理解を・・。
さて、この句についてですがやはり解釈が難しい。
作者の想いとは全く違ったトンチンカンな解釈かもしれません。
打ち上げ花火の煙を流す風は蒸し暑い夜とはいいながらもう秋の気配を感じる。真夏の激しかった恋も(線香)花火のようにアッという間に別れを迎えてしまった。
「さ・よ・う・な・ら」。その背中は色々な想いを込めて夏に別れをつげるのであった。

 

ちちろ   2009/08/10-16:10  No.[6678]
 
    今朝、解釈をしてみましたが、やはりよく考えてみるとトンチンカンな解釈だったことに気づきました。
ここは句抄の一連の流れから、やはり作者のお母さんを詠んだ句じゃなかろうかと思います。
帰省した折にお母さんと一緒に花火を見た。花火を見た後はまた東京に戻らなければならない。つかの間の休暇も終わり、また別れが来る。その別れの際の年老いた母の後姿はさびしげであり、背中も丸くなってしまっている。まだまだ元気で長生きして欲しい。
 

つゆ草   2009/08/10-17:33  No.[6679]
 
    ちちろさんへ
私もいつも的外れのトンチンカンのコメントを入れて後悔しています。この場はそれぞれの疑問を投げあうことが許された場であるからこそ自由にコメントが言えると思っています。
この句のちちろさんの解釈成る程と感心しました。背中丸くして、が疑問でした。この夏私も花火を見に行き浴衣の娘と浴衣の彼が中睦まじく寄り添っているのを微笑ましく見ていましたがそこに別れの雰囲気はなく、でも束の間の恋だったこともあるのかなと思っていました。でも背中丸くが寂しくてどう解釈したら・・と思っていたのです。夏の夜の物語ですね。
 

ちちろ   2009/08/11-06:55  No.[6680]
 
    つゆ草さんへ
小生の拙い解釈にご賛同いただき感謝します。
小生も背中丸くしてをどう解釈すればいいのかと思っていました。本当は作者の想いとは違っているかもしれませんが最初の激しかった恋の別れよりも後の解釈の方がより近いのではなかろうかと感じています。
娘さんの幸せの様子を伺って小生までほのぼのした気分になりました。
 

mitiko   2009/08/11-09:47  No.[6681]
 
    私、花火大好きなんですよ。
 夜空に大輪の花が咲き(名前はわからないのですが)
 しだれ柳のように広がります。
背中を伸ばして、空を見上げます。
 !あ・あ綺麗だな!思わず声を掛けたくなる。
 「泡沫の花」を眺める瞬間は、そこに存在している。 花火が終わると、さみしくなるけど、祭りのあとの静けさも愛しています。
背中を丸めて、帰ります。単純に鑑賞してみました。
 

 

浅草っ子   2009/08/11-18:22  No.[6682]
 
     私は住んでいる場所柄毎年贅沢な打ち上げ花火を見ています。でも背中を丸くすることはない。背中を丸くしてみる花火って手花火じゃないかしらん。
 

ちちろ   2009/08/14-06:55  No.[6683]
 
    ところで皆様にお聞きしたいのですが・・・。
「花火見る」の「見る」は終止形?それとも「別れ」を修飾している連体形?
小生は終止形と解釈していたのですが、もしかしたら連体形かもと思いはじめてきました。
皆様の解釈お聞かせください。
 



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