■201909_01 海紅 2019/09/02-15:00 No.[8662] |
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無花果に老眼鏡が渡さるる | |||
千年
2019/09/08-20:21 No.[8663]
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静物画のよう。かたわらにある無花果に、ふと読書をやめて老眼鏡を置いた世界。無花果の色彩と弱る眼とのクローズアップ、滲む世界。 あるいは、無花果のなっている小道で老眼鏡をふとその枝に掛けた、やはりまなこと無花果の色の重なる色彩の世界かと。 あるいは、無花果を渡されて、食べるために、老眼鏡は必要ないので、渡された・・・ | |||
yumi 2019/09/12-23:48 No.[8664] | |||
どう解釈したらいいか難しい句ですね。 私は、無花果が登場して、これで句を作ってくださいと言われ、おっと、これが必要ですねと老眼鏡が渡されたところかと思いました。 無花果は暗紫色に熟れていく様はなかなか陰影に富んでいますし、割ると赤白の小さい粒々ぎっしりあり、ちょっとエロティック。渋くて甘い味も複雑です。そこで一句。 無花果や中高年の恋のごと yumi 失礼いたしました。 | |||
yumi 2019/09/14-07:30 No.[8665] | |||
推敲しました。 無花果や中高年の秘めし恋 | |||