■201809_02 海紅 2018/09/18-14:56 No.[8573] |
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鉦叩やすみ来し方振り返る | |||
鬼?
2018/09/20-13:02 No.[8574]
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鉦叩の音は何かを考えさせる音です。 余韻の中に見えそうで見えないものがある。 昨夜は鉦叩が鳴きやむとコオロギが鳴いて、また鉦叩が鳴いて、の繰り返しで… 松さんに聴かせてあげられないのが残念でした。 | |||
茫るぺん 2018/09/26-10:56 No.[8575] | |||
軒先に ぬっと立つ 深編笠 の 虚無僧 の 尺八の 音色 の さわやかさ 。 托鉢 を 終えた 夕暮れ 。 えがたい そら音に ふと足をとめ 耳を 澄ませば 。 チン リン の あわい を奏でる 鉦叩 。 ふれあう 秋涼の うた 。 ふたつの 調べ は いつしか ひとつになって 。 宙 にひろがる 灰白色 の トーン 。 ──────── 気がつけば 夜露 に ぬれる 草 ・ 原 。 闇 は しずかに 深く 。 はるかとおくに 嘶く 仔馬 。 | |||
千年 2018/09/30-20:21 No.[8576] | |||
はち叩きは冬では。季語が自在の作者かも。深い | |||
戦中の子 2018/09/30-22:16 No.[8577] | |||
良夜に虫の音を聞き分けられました 耳のない者に届かない音、詠まれる音であることもよくわかりました 大津絵や古語辞典で、僧の姿の人が頭に入っていて虫の音はどれなのかよくわからずじまいでした。 ひとつずつ言葉やしきたりを習う頼もしさは 藜の杖にもまさります。 | |||
啓子 2018/09/30-22:18 No.[8578] | |||
「鉦叩たたき行く末疑はず」と対の一句です。 今回はまるで鉦叩が一途に叩いていた手をちょっと休み、小首を傾げて来し方を振り返っているような印象を得ました。前の句はいつまでも果てしなく叩き続ける感じでしたが、今回はちょっとユーモラスな感じがしてほっとしました。 | |||