■ 201607_02 海紅 2016/07/15-14:26 No.[8335] |
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下駄履いて出づる涼しき一会ゆゑ | |||
K
2016/07/17-15:15 No.[8336]
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下駄がこんなに涼しく、軽やかなものかと最近になりようやく分かってきた。サンダルともミュールとも違い、足裏に風を感じる。 作者は、今宵は親しいお友達と会がある。その会になら下駄で行こうかと家を出られた。心は軽く、下駄の音も軽い。「涼しき一会」が素晴らしい。 | |||
美知子 2016/07/18-12:05 No.[8337] | |||
いいですねえ。きっと仕事から解放された夕暮れか夜の外出なのでしょうね。気兼ねのない友と会う喜びが伝わってきて、涼しさと軽やかな楽しい気分をいただきました。ちょっと浮き立つ気分も。 幼い日を思い出しました。 舗道に響く下駄の音と、余分な街燈がなく、昼間のように明るい月の光。建物の影とのくっきりとしたコントラスト。その道を歩くときめき。自分が魔法の国にいるような高揚した気分をあじわったものです。下駄が似合いますね。♪月がとっても青いから♪をくちづさんだりして。 昭和はよかった・・なんて、月の光、下駄の情緒を懐かしむ年代です。江戸時代の歌人・橘曙覧の「たのしみは そぞろ読みゆく 書の中に 我とひとしき 人をみし時」を思い出しました。 | |||