■ 201409_01 海紅 2014/09/01-16:19 No.[8155] |
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水澄める紙漉村の空小さし | |||
山房の海紅
2014/09/06-06:42 No.[8156]
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カナカナやツクツク法師が鳴きだして半月ばかり、ボクも毎日を一所懸命なのだけれど、手に乗せて眺められる結果はほとんどない。情けない人生だと思っていると、突如虫の声が草庵を包み〈ああ、お前はなにをしてきたのだ〉と、中原中也のように責め立てられる。とはいえ、秋は「澄む」とか「爽」とかということばが似合う季節で、こころのリフレッシュには悪くない。世界で起きている哀しみに比べると、ボクが見上げる空のなんとちっぽけなことか。 | |||
つゆ草 2014/09/06-12:33 No.[8157] | |||
先生のお住まいの近くではカナカナもツクツク法師も聞く事が出来るのですね。私の家の廻りでは普通の蝉はいるのですが、情緒あるこの2種類の声は聞く事が出来ないので羨ましいです。以前小川町の和紙を漉く所を訪れ、葉書を作った事があり、懐かしく思い出しました。水澄むの季語が効いていると思います。 また、お忙しくご活躍の先生でもご自分をこんな風に思われていられる謙虚さに、心動かされました。歳を重ねてくると、小さな事が嬉しく有難く、私の見上げる空もちっぽけであることを忘れてはいけないと再確認した次第です。 | |||
茫るぺん 2014/09/07-14:51 No.[8158] | |||
「水澄める」 あき も しゅうばん の ころ いにしえ の 「紙漉村」 は せいひつ に つつまれる かみ を すく げんしゅくな おと で おとめ たち の うたごえ で。 かみすき ・ さぎょう は このち の いきる よすが むらびと たち の まなざしは ふかく しんけん を やどし。 おとめ たち の うたう かみすき ・ うた は 「空小さし」 と ばかり に やま ・ やま に こだまし たま を ころがし うたう とび の こえ の ように うつくしく たにま に さく しらゆり の ように かぐわしく。 さふぁいあ ・ いろ の ろっぽう ・ しょうけい と なって うたごえは いく ・ やま ・ かわ を こえ ひと びと へ いやし の こころ を とどけ。 「水澄める」 あき も しゅうばん の ころ いにしえ の 「紙漉村」 は せいひつ に つつまれる。 「水澄める紙漉村」トハ ドンナ トコロ カ ト オモイ エガイテ イタラ。 コンナ クウソウ ニ 。 ココロ カラ カンシャ ! | |||
山房の海紅 2014/09/08-08:39 No.[8159] | |||
御感想をお寄せいただきありがとうございます。 露草や屈みて見れば目の合ひし つゆ草 おだやかで、いかにも優しい。どうぞこのような句を作り続けてください。 | |||
つゆ草 2014/09/09-10:24 No.[8160] | |||
先生、有り難う御座います。最近句があまり作れないのですが、時々フッと出来ることがあります。いろいろあったので無理をせず、ブログもノンビリと書いてゆきたい・・と思っております。感謝。 | |||