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 ■201407_02
 海紅   2014/07/16-14:48  No.[8147]
    書くことに倦むとき汗の子を膝に

茫るぺん   2014/07/22-22:13  No.[8148]
 
    おもうに  「汗の子」 は
おとこたち の ぶんしん
おさない ころ の   ちち との たたかい の きおく
おとこら の けんりょく・とうそう の きげん
                      と は いえまいか
              
ちち が きょじん に みえた あのころ
いつも まけいぬ だった ぼく は   ちち を にくんだ


あるとき   ちち と しんじつ ”わかい” したい と
                    せつ に おもった !

その ひ から   ぼく の ないぶ で
ちち の いめーじ と の たたかい が はじまる

きょうふ に ねむれぬ よる が つづいた
かわいて くるう ひ も あった
みぞれ の なか を たちすくむ ひ も あった
ねつ に うなされ もうろう として
げんや を はてしなく さまよう ひび も あった

いつか
ぶんしん・「汗の子 を 膝に」 のせ
よくやったね と いえる ひ を しんじて
ちち と むきあい つづけ
ーーーー
              
いま   ぼく の なか で
いわかん・いぶつかん だった 「汗の子」 が
いとおしい そんざい に なり
けんりょく の しょうちょう だった ちち の いめーじ は
おだやかな もの へ と かわった

「書くことに倦むとき」 の 句 に
かつて の あの ひび が よみがえった !


トウジ ノ ジブン ヲ フリカエル キカイ ニ ナッタ。
感謝 !

「汗の子」 ニ ツイテ ハ
海紅句抄 ノ 前句 「汗の子の手をひらひらと智恵づく夜」
ヲ ゴ参照 クダサイ。

             
 

つゆ草   2014/07/29-11:00  No.[8149]
 
    過去にも先生が御子たちの句を詠んだものが幾つもあります。例えば、2011年の4月、「春宵や聖書を借りて子の帰る」、7月、「父と子の三尺離れ籠枕」とか、平成23年2月、「長欠の子が立春の塵を掃く」、24年4月、「親許を離れる覚悟若葉雨」等等、どれもジッと見守る父親の優しい気持が滲み出ていて印象深いものがあります。あるいは、2008年12月には「冬帽の子をかたぐるま父を恋ふ」等はご自身が子だった時の句でしょうか?いずれにしても、成長の段階でいろいろ通過しなくてはならない葛藤は、私事ですが母と娘にもありました。今年の句には3月にも4月にも親の心情が詠まれていて、何かシミジミとしたものを感じます。いつしか手の届かない存在になろうとも親は子が気になって仕方ないものです。「汗の子」にはもう抱きしめることが出来ない切ない親心も感じるのですが・・。共感出来る句です。
 



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