■201405_02 海紅 2014/05/15-14:32 No.[8124] |
|||
椎若葉して木洩れ日の遊びをり | |||
eiko yachimoto
2014/05/15-19:52 No.[8125]
| |||
木漏れ日の心地よさと風の軽さが真っすぐ伝わってきます。 (主語にするなんていいですね。) | |||
山房の海紅 2014/05/18-14:17 No.[8126] | |||
ありがとうございます。 大樹に育つ椎の木は御存じの通り「先づたのむ椎の木もあり夏木立 芭蕉」のシイ。その若葉はうっそうとしつつも、まことに明るく美しい。 今は「物事を依頼する」意の「たのむ(頼む・恃む)」が、古くは「信頼して身を任せる」という意であることを思うと、幻住庵に心身を養う当時の芭蕉さんにいかにもふさわしい句だと思う。椎の木をみると、いつもこの芭蕉句を思い出します。芭蕉さんはきっと木洩れ日もみていたに違いありません。いい季節になりました。 | |||
eiko yachimoto 2014/05/21-22:05 No.[8127] | |||
膳所の義仲寺で関西に住む英語圏出身の俳句好きの面々が 集まる会があり、頼まれて、湯浅先生と捌いたことがあります。 そのとき湯浅先生が選んだ発句が 先ずたのむ椎の木もあり夏木立 聞かれても、感想を言語化できなかったのですが、日本語として立派だとは感じてはいました。あのとき余計なことをいわないでよかったです。 今、海紅先生のことばに納得しております。 | |||
茫るぺん 2014/05/22-11:21 No.[8128] | |||
きれながの ひとえまなこ の 「椎若葉」 ふさふさと きみどり したたる 「椎若葉」 「椎若葉」 の こもれび くん わかばに そそぐ おひさまの おこぼれ だから 「木洩れ日」くん ひとえまなこ の は を くぐりぬけ きみどり したたる えだ ぐりぬけ ちらちら ちらちら まぶしげな ひかりの かたち つくってる さんかく しかく くみあわせ ごかく ろっかく くみあわせ じざいに かたち つくってる えだはの かたち かげの かたちに よりそって かぜの かたちに よりそって ひかり の ふしぎ つくってる 「椎若葉」の たいじゅ くん おこぼれ・こぼれ の 「木洩れ日」くん しょかの おおきな おそらの もとで どちらも まけず かがやいて 「木洩れ日」オウエンダン ノ ヒトリ デス。 | |||
飛翔 2014/05/22-19:54 No.[8129] | |||
初めてコメントさせていただきます。 俳句というものにあまり触れたことが無く、感覚ばかりで申し訳ないのですがコメントします。 とても清々しい感じが自分を駆け抜け、心地よい温かさ・輝く景色・若葉の香りまでもが感じられ、その場に居るような気にすらなりました。 この様な短い形式で小説のように入り込める物を作れるとは、俳句とは素晴らしいものだと感じさせていただきました。 | |||
山房の海紅 2014/05/24-08:59 No.[8130] | |||
ボクの知らないNetの向こうの端末で拙句を覗いてくださる方がいることに感謝申し上げます。 | |||
eiko yachimoto 2014/06/01-17:45 No.[8131] | |||
横須賀市岩戸の満願寺に 先ずたのむ椎の木もあり夏木立 の句碑があると先生の連載で教えられました。我が家から 歩いて30分くらいのところですが、これまでいちども足を運びませんでした。こんどはじめてきっと歩いてみます。 | |||
eiko yachimoto 2014/06/05-15:08 No.[8133] | |||
おととい一念発起して満願寺まで歩きました。 (実はまだ疲れがとれません。)30分ではなく、 片道1時間以上かかりました、金比羅さまのような 長い階段もありトライアスロン状態、無事家にたどりついて、達成感を得ました。 けれど,横須賀にこんな見事な書家の句碑があるとは! 開け放った本堂で 楽しそうに話す声がするお昼どきに到着、句碑の後ろにある椎の木を見上げ、鎌倉の文化圏であることを確認しつつ、水を飲ませてもらい、足をさすりました。 まずたのむ椎の木もあり夏木立 芭蕉 ps.横須賀には子規の句碑もあり、それはそれは立派です。 | |||