
	■201401_02 海紅 2014/01/21-14:02 No.[8078]
		寒月を友と淋しきことを言ふ


	eiko yachimoto 2014/01/23-16:47 No.[8079]
		following me from room to room loneliness （ロンリネス部屋から部屋へ付いて来る）とか who needs company when you have lonliness (淋しさを抱きしめている連れ不要）とかの載ったloneliness togetherとう句集があります。寒月が照ってもっと淋しく感じました。
	山房の海紅 2014/01/23-21:01 No.[8080]
		今は事情があって交際が途絶えていますが、ボクには三十代前半に出家した友だちがいます。恩師を含む何人かで、得度した彼を訪ねて、句会をしたことがあります。久しぶりに会った彼は、ボクにあの高い空にある月が今の自分の友だちだよと言うのです。唐突にそれを聞かされて、涙がとまりませんでした。そんな気持ちの欠片でも読者に伝われば、それで本望です。 There is no way to convey the loneliness. 悲しみを伝える方法があればどんなに落ち着くか、伝える相手がいればどんなに仕合わせか。みんな望みながらも、なかなか叶えられない人生です。
	山房の海紅 2014/01/23-21:02 No.[8081]
		following me from room to room loneliness これが好きです。
	大江月子 2014/01/24-09:05 No.[8082]
		先生素敵なお話ですね。瑛子さんがまた素敵。とつぜん話が変わりますが、1937年非凡閣刊行の「現代語訳国文学全集」に収められたという川端康成の「竹取物語」が現代語訳として去年の暮れに河出文庫になっているのを偶然見つけて手にしました。私は文学部で古典を学んだときに一番衝撃を受けたのが「竹取物語」でした。（人間としてわかりやすい。笑）。その文庫のカバーがまた私の好きな日本画家小林古径の「かぐやひめ」です。なんと明日1月24日から上野の東京都美術館で開かれる「日本美術の祭典」に古径の「竹取物語『昇天』」が展示されます。先日の冬の満月はほんとうに清らかでした。私は心を寄せる人がまだたくさんいますが、人それぞれ月を友とすることほど心を慰められることはないのではないかと…きっと私は歳のせいですね。やがてあそこへ行くのだと…。もとより言わずもがなのことですが小林古径『昇天』は人間のわざとはおもえないほどの作品です。ちょっと言い過ぎましたか。
	eiko yachimoto 2014/01/24-09:26 No.[8083]
		先生、おはようございます！　得度したおともだちのお話、瀬戸内寂聴とは随分違いますネ。ありがとうございました。月子さん、満月は１月１４日頃でしたね。空全体が明るかったのを覚えております。寒月や寒卵は季語として力が強いのがわかるようになりました。千年さん、そろそろ初懐紙はいかがでしょうか？
	美知子 2014/01/28-12:08 No.[8084]
		表出しているのは１７文字の言葉。でも多くの含意があるようで、その背景を想像していました。一つの句から、ひとつの小説ができる内容があるのですね。蕪村が『月が東に』でひとつの小説を書いたと。どんな小説でしょう。それをもとに夏目漱石は『門』を書いた(森本哲郎氏）と。想像の自由は読者に委ねられているのですが、興味があります。そのひろがり、一つの句がひとつの世界をつくりだしているなんて、すごいことですね。出家なさった青年の｢寒月を友」というに至る心の軌跡は想像させていただくことにいたします。それにしても｢寒月」はすでにひとつの世界観を持っていると思いました。瑛子さん、月子さん、すてきなコメント、読ませていただきました。今年もどうぞよろしく。
	美知子 2014/01/28-17:15 No.[8085]
		『月は東に』でした。不勉強のままです。でも興味あります。機会がありましたらご教授お願いします。
	eiko yachimoto 2014/01/29-14:04 No.[8086]
		美知子さん、同感です、短編小説ほどの内実を含む一句、友と寒月の深い交流を想像しますし、友と作者の交流を照らしているのも寒月ですね。今朝，東の空に朔前の細い美しい月と星が見えました。いま月は地球に大接近しているそうで，いつもより長さがありました。今週金曜日が一番近づく日だそうです。満月ではありませんが，是非見ようと思っています。
	美知子 2014/01/29-17:49 No.[8087]
		eikoさん、その通りだと思います。金曜日の月、私も見ようと思います。ありがとうございます。

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