■201201_01 海紅 2012/01/18-16:19 No.[7619] |
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羽子板の大きなひとみ初明かり | |||
つゆ草
2012/01/20-10:47 No.[7635]
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今年初めての海紅句抄が始まらないので、もしかしたら先生がお忙しいので止めてしまうのかと思っておりました。いつもの様に幕が開き嬉しく思います。 今年の初句らしく、なんて明るくほのぼのとした句だと思います。羽子板は最近あまりやっているのを見かけなくなりましたが、子供の頃良く路地で楽しみました。あの懐かしいカーンコンという軽やかな音が聞こえてきそうです。この句はお嬢さんが小さい時の句でしょうか?父親の優しい瞳も感じます。 | |||
eiko yachimoto 2012/01/20-16:12 No.[7636] | |||
さすが、つゆ草さん、この羽子板は伝統工芸のあの日本髪が 盛り上がったものではなく、きいちのぬりえのような、 ベルサイユの薔薇のような、少女漫画のあの大きなひとみが描かれたこどもたちが実際使うものでしょう。(求めたばかりで 新しい。) 流れをひとみに凝縮させてから初明かりへと解き放つ、この時、作者のまなざしと初明かりがこの子供用羽子板をcelestial(天上の、最高の)な羽子板にtransform(化身)させております。 こどもたちを詠んだ久女の佳句をおもいました。また飯田龍太の 冬空の鴉いよいよ大きくなる よりいいと思いました。 | |||