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■201012_02 海紅 2010/12/15-12:20 No.[7045] |
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一去就終日冬の蝿とゐて | ![]() | |
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ちちろ
2010/12/17-08:49 No.[7046]
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新たな仕事を依頼されたのだが、今現在も多忙で手がまわりそうも無く、引き受けるべきか、お断りすべきか、惑いつつ、終日家の中で原稿を書いている。ふと硝子戸に目をやれば、冬の蠅がじ〜っとしている。しばらくしてまた目をやればまだじっと蠅はいる。蠅も去就を考えているのだろうか。 一去就終日冬の蠅とゐて 海紅 ひたとやみたる凩の音 ちちろ | ![]() | |
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山房の海紅 2010/12/18-00:47 No.[7047] | ![]() | |
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ひたとやみたる凩の音 ちちろ この脇イイデスネ。ウットリシマス。 | ![]() | |
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ちちろ 2010/12/19-10:46 No.[7048] | ![]() | |
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先生、脇句お褒めいただきありがとうございます。 でも「ウットリシマス」は言い過ぎではないですか。 恥ずかしくなりますよ。 他の方からも句の鑑賞よろしくお願いいたします。 又連句の第三の付けもよろしくお願いいたします。 | ![]() | |
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山房の海紅 2010/12/20-06:38 No.[7049] | ![]() | |
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ちちろさん、第三(長句)もいかがですか。 | ![]() | |
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ちちろ 2010/12/20-08:46 No.[7050] | ![]() | |
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ありがとうございます。 お言葉に甘えて第三を考えてみました。 一去就終日冬の蠅とゐて 海紅 ひたとやみたる凩の音 ちちろ 原稿の筋もまとまりペン取らむ ちちろ | ![]() | |
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ちちろ 2010/12/20-18:11 No.[7051] | ![]() | |
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第三を考えてみましたが、すごく悩みました。 発句が「て」留めなので、第三は季語を詠みこむか雑にしようか、式目に則ってやっぱり「て」「に」「にて」「らん」「もなし」、その他の留めにしようかとなどと無い頭をひねって思いあぐねました。 晩春の季語で、 春信に誘はれ田舎(都、京)に急ぐらむ では旅体で表六句では忌まれるところだし・・・。 先生、お助けを!! | ![]() | |
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研究室の海紅 2010/12/22-14:01 No.[7052] | ![]() | |
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おっしゃるように、「一去就」という拙句は伝統的な俳諧の発句には不似合いです。だから、第三で悩ませてしまう(スミマセン)。 海紅句抄の場合、偶発的に生まれる付合だから、打越を離れることと、自他の変化に遊ぶことの二点を考えればよい。そうして、付合のおもしろみを覚えて、いずれ規則に沿った連句を楽しむ。まあ、こんなふうに考えているのですがネ。 一去就終日冬の蠅とゐて 海紅 ひたとやみたる凩の音 ちちろ 脱稿の万年筆もそのままに ちちろ 春信描く春着乱るる ちちろ 皆既月食といふ月珍しや 海紅 画のポスターの春信の画のめくれたる原稿の筋もまとまりペン取らむ ちちろ | ![]() | |
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研究室の海紅 2010/12/22-14:04 No.[7053] | ![]() | |
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一去就終日冬の蠅とゐて 海紅 ひたとやみたる凩の音 ちちろ 脱稿の万年筆もそのままに ちちろ 春信描く春着乱るる ちちろ 皆既月食といふおぼろ月 海紅 月の句直しました。 | ![]() | |
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研究室の海紅 2010/12/22-14:26 No.[7054] | ![]() | |
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一去就終日冬の蠅とゐて 海紅 ひたとやみたる凩の音 ちちろ 脱稿の万年筆もそのままに ちちろ 春信描く春着乱るる ちちろ 皆既月食といふ月おぼろなり 海紅 ボケているようです。再度月の句の音数を直しました。 | ![]() | |
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ちちろ 2010/12/23-10:00 No.[7055] | ![]() | |
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ありがとうございました。 確かにこの場は連句のための場ではなく、偶発的な付合ということで、付合のおもしろみを楽しむことと考えれば気が楽になりました。 一去就終日冬の蠅とゐて 海紅 ひたとやみたる凩の音 ちちろ 脱稿の万年筆もそのままに ちちろ 春信描く春着乱るる ちちろ 皆既月食といふ月おぼろなり 海紅 重き籠負ひ茶山を下る ちちろ | ![]() | |
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山房の海紅 2010/12/24-03:56 No.[7056] | ![]() | |
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御賛同に感謝。付合になると、いつも感想を書き込んでくれる人が遠慮してしまう(これがネットの難しいところ)。「白山連句」を早く再開して、付合はそこでやるようにしなければいけませんね。千年兄が忙しくなって、その穴埋めがなかなかできないでいます。来年はなんとかしましょう。 なお、ちちろさんに個人的に言えば済むことかもしれませんが、皆さんの参考になることでもありますから、以下の点、海紅からの今年最後のメッセージとしてお読みください。 句は何をどのように詠んでもかまわないのですが、十七音しかない表現ですので、原則として〈動詞は一つ〉を目標にしたほうがよい。「まとまり」「取ら」、「誘は」「急ぐ」という二つがあると、一句の収斂を弱めるからです。失礼ながら、参考にしていただければ幸甚。 みなさま、本年の御厚情に感謝いたします。どうぞお健やかなる御越年をお祈りいたします。 ※この一文、正月を前にして、メデタク赤イ色ニイタシマス。 | ![]() | |
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ちちろ 2010/12/24-08:17 No.[7057] | ![]() | |
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先生、動詞の件、よくわかりました。ありがとうございました。 本年も色々とお世話になりました。 来年もよろしくお願いいたします。 | ![]() | |
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