■201012_01 海紅 2010/12/01-15:46 No.[7035] |
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枯芦を分け入り月の沼のあり | |||
さ
2010/12/03-13:44 No.[7036]
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少年が恐る恐る枯芦を掻き分けて行きます。 幼い頃より向こうはどうなっているのか気になっていました。自分では冒険心などとは思っていませんでしたが何故に今夜なのか不思議でした。 程なく「なんだ沼があったんだ」と引帰るのですがふと立ち止まり振り向くと沼には月が浮かんでいました。 あれから何年経ったろう幻想の世界の新鮮さはもう無いかも知れません。 | |||
山房の海紅 2010/12/05-09:36 No.[7037] | |||
枯芦を分け入り月の沼のあり 海紅 あれから何年経つたろう さ 熱燗の一人大きなこと言ふて 海紅 | |||
ちちろ 2010/12/05-10:59 No.[7038] | |||
「さ」さんの鑑賞、すばらしいと思います。 枯芦を分け入り月の沼のあり 海紅 あれから何年経つたろう さ 熱燗の一人大きなこと言ふて 海紅 それにつけても続く不景気 ちちろ | |||
山房の海紅 2010/12/05-21:34 No.[7039] | |||
枯芦を分け入り月の沼のあり 海紅 あれから何年経つたろう さ 熱燗の一人大きなこと言うて 海紅 それにつけても続く不景気 ちちろ 梅の香の終日届く谷戸の風 海紅 | |||
ちちろ 2010/12/06-11:29 No.[7040] | |||
枯芦を分け入り月の沼のあり 海紅 あれから何年経つたろう さ 熱燗の一人大きなこと言うて 海紅 それにつけても続く不景気 ちちろ 梅の香の終日届く谷戸の風 海紅 煮魚摘まみ春愁ふ夜 ちちろ | |||
山房の海紅 2010/12/06-16:27 No.[7041] | |||
打越にある「不景気」を抜け出した方がよいので、「春愁ふ」は再考すべきでしょうね。そのためには人情なしの句がよいと思う。「初蝶やすむ石段の隅」なんてどうかナ。 | |||
ちちろ 2010/12/07-08:36 No.[7042] | |||
先生のおっしゃるとおりですね。 初蝶の句でしめてください。 | |||
さ 2010/12/09-13:09 No.[7043] | |||
初めに、ちちろさん読んで下さりありがとうございます。少し戸惑いを感じています。 わたくしのところの猫が一ヶ月以上も経ちますが帰ってきません。前の猫のことがありますので薄情の心境に入りつつあります。まだ寿命ではないと思うのですが見事に姿を消しました。 分けても分けても枯芦の中、わたくしにはまだ体力はともかくその向こうの楽園を求める資格には程遠いものがあります。 | |||
ちちろ 2010/12/10-11:15 No.[7044] | |||
「さ」さん、可愛がっていた猫ちゃんが帰って来ないとは心配でしょうね。 逆に我が家では現在チワワを飼っているのですが、それとは別に10月の末に公園に捨てられていたフォックステリアを拾いました。雨の中を泥にまみれ、毛に泥や草や木の枝がからまり、又、毛や爪も伸び放題でとても可愛そうな感じの犬でした。おい、どうした?と声を掛けたら、そのまま家までついてきてしまい、妻もすぐにお風呂で体を洗ってあげてそのまま飼うことになってしまいました。最初のうちは、オズオズしていたのですが、今では我が物顔でチワワを押しのけんばかり。まだ2歳ぐらいでヤンチャ盛りで可愛くてたまらなくなってきました。「さ」さんが寂しい思いをしているのに申し訳ありませんね。 先生が連句で「さ」さんの句を採ってくれてよかったですね。 | |||