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 ■200809_01
 海紅   2008/09/02-16:35  No.[5813]
    一陣の風とんぼうの逆立ちす

余一郎   2008/09/02-17:19  No.[5814]
 
    おおアクセス出来る。
 
  夏の終わりの少年の思い出。
 あの時、原っぱでオイラも見た。
 ユーモラスでダイナミックだった。
 
 作者の純粋の心はいつまでも続いている。
 

余一郎   2008/09/03-06:47  No.[5815]
 
    瞬間的に静止した映像を人は共有している。
 それを見事に表現できるのは努力と才能だろう。
うらやましい限りでもあり移り行く季節のあの日を思い出すことができ感激もしている。
 夕餉の呼ぶ声で友は一人減り二人減りあの一瞬から吾に返れたのはどのくらい経ただろう。

 

余一郎   2008/09/04-07:58  No.[5816]
 
    ここのトンボは夕焼け小焼けの“赤とんぼ”ではなく今でも少し憧れの「ぎんやま」である。
 本当にそうだったのだから仕方がない。
あの時「ぎんやま」は一陣の風に身を任せたのだろうか、それとも一人ぼっちになったオイラを遊んでくれたのだろうか。大げさかもしれないが謎でもある。

 諸兄姉のトンボに纏わる話を聞かして欲しい。
 

余一郎   2008/09/04-21:46  No.[5817]
 
    蕪村が生きていてこの句に接したならばサラサラでなく丹念に俳画ではなく「俳諧ものの草画」を画いたでしょう。
 史実の言質はさておき「賛の絵」として喜々として筆を運んだことことは間違いありません。
「君、トンボの目なんだ墜落をこらえながらも此方を窺う余裕の目、プロとしても見逃せないね」得心ですね。
 

mitiko   2008/09/05-09:43  No.[5818]
 
    虫愛ずる元少女から
いつまでも腕白少年の心を持っている方たちへ!
 鬼やんまは、中々捕まえることが出来なかったが、塩辛トンボは良くつかまえていた。
 それと、ショウリョウバッタも。

 虫取りのスカートふわり秋暑し
 

美知子   2008/09/06-12:17  No.[5819]
 
    随分ご無沙汰していて開けたら、こんな素敵な先生の句に出会って嬉しくなりました。
こんな句は思い出の一場面を想起させてくれるものですね。四国を旅したときのこと。引込み線に、まだ穂の出始めたばかりのすすき、おびただしいトンボの群れの中におばあちゃんと孫娘らしき二人が立っていて、列車を見送っていました。

涼しい風が立ちはじめると、なぜか思い浮かぶ情景。
いい句はたくさんの思い出を引き連れていて、読むものの思い出を引き出してくれるんですね。曇り空の多い昨今ですが、あの日の秋の澄んだ空が広がりました。

 

余一郎   2008/09/07-08:54  No.[5820]
 
    「風又た一層を加う」
泉鏡花の「紅葉先生逝去前十五分間」のなかの一節ですが刻々と悪化していく容態を自然描写で表しています。
 今日は鏡花の命日です。
「ひそかにしるしたるものより」として、

 泣きがおをだれにもみせず秋の風  久保田万太郎
 



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