■200801_01 海紅 2008/01/07-17:37 No.[2485] |
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泣きやみし眼の風花をとらへをり | |||
久保寺勇造
2008/01/09-00:21 No.[2505]
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なにが悲しくてこの子は泣いたのでしょうか。 泣き止むまでじっと待っていたのはさて誰でしょう。 父か兄か母か姉かそれとも見知らぬ人、いやそれは無いかもしれません。 泣いていた子のまつげが長くて可愛いこと、そっと風花をとる優しい手こちらの方も目に涙をためています。 そして子供の目線で「泣き虫なんだから…」まもなく雪になります。 | |||
松村 實 2008/01/10-11:33 No.[2513] | |||
泣き止んだ眼は未だ潤んでいる。青空より散ってくる 風花の形も初めは潤んで見える。が時間とともにその形を徐々にを整えてきている。風花がなんとも切なく美しい。 悲しみが癒されていく心理的過程が写生によって視覚的に捉えられていて美しい句となっている。こんな形で悲しみが癒されればと思った一句です。 | |||