■200708_02 海紅 2007/08/15-16:15 No.[1773] |
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もういちど見返す汀夏の果て | |||
市川千年
2007/08/21-13:39 No.[1794]
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海紅先生の句にあらわれる「海」や海に連関した言葉(汀)は、郷愁の念を含んでいる。そんなふうに思いました。北海道の海道には大地・土の要素が強烈にある、などとも感じてしまいました。 「水風呂におさまるふぐり夏深し」。私の夏の果ての句ですが、これは郷愁ではなく、中年の哀愁の句となってしまいました・・・ | |||
三木喜美 2007/08/30-10:21 No.[1857] | |||
千年さんがおっしゃる通りこの海は北海道の広々とした光景だと思います。青い空と海と白い漣が果てしなく続く汀は「夏の果て」により晩夏のイメージとともにいろいろあった夏の出来事を回想するに充分なロケーションであり、そこには風も潮の匂いすら感じることが出来ます。「もういちど」には何か特別の思いが含まれているようにも思え、とてもスケールの大きい句だと思います。 | |||