■200704_02 海紅 2007/04/16-15:05 No.[1607] |
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花冷えの脛に短き宿浴衣 | |||
久保寺勇造
2007/04/16-23:06 No.[1615]
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男性のユーモラスの情景が目に浮かびます。この場合はやはりグループ客でしょう。逆に長すぎる人もいたりして,桜前線は今はどの辺でしょうか。この句は部屋の中の男性の状態を詠んだものとして決め付けます。女性客でしたらすぐ適宜のものを取り寄せるかなあと思います。あたりまえですね。 | |||
久保寺勇造 2007/04/18-10:05 No.[1625] | |||
“つんつるてん”という言葉を思い出しました。目に映る人はシャイなのでしょうか。それとも無頓着、どうやら一人旅でもあるかも知れません。 勝手のものです哀愁を感じるようになりました。 そしてすぐ楽しい旅のひとときにはあるなあ…とも想いをめぐらします。 | |||
市川千年 2007/04/18-10:27 No.[1626] | |||
成長真っ盛りの子どもの「脛」と捉えました。久保寺さんの鑑賞のように、そういう経験のある者として、「男性」とも思いましたが。家族旅行の微笑ましい光景。 | |||
久保寺勇造 2007/04/18-13:07 No.[1627] | |||
家族旅行ですか。川と言う字で寝ることが家族の幸せの出発点ですから、それに子供は多ければ多いほど楽しいものだと自分の子供の頃を思い出します。 また小生は将棋と同じく読み筋がはずれてきました。 そうですね子供のつんつるてんは、微笑ましいです。 | |||
久保寺勇造 2007/04/19-20:17 No.[1642] | |||
今日は寒い一日です。この句を思い出してまたここにやってきました。裁縫の得意な身内の者が居ましたので和服には少なからず関心があります。いきなり本日も辻褄の合わないことをしゃべり出しますがご勘弁下さい。 「辻褄」とは裁縫用語です。辻は縫い目が十文字に合うところ、褄とは着物の裾の左右が合うところです。 さて、登場人物の裾はどうだったでしょうか。小生は少しちぐはぐな着付けの方がこの句には似合うなどと勝手に想像しています。このまま外出はどうでしょうか。 | |||
堀口希望 2007/04/19-21:28 No.[1643] | |||
この句のポイントは「花冷え」でしょう。一人旅でも、出張でも、団体旅行でも、家族旅行でも、それはあまり関係ない。宿のツンツルテンの浴衣をあてがわれて、脛の辺りが何かうそ寒い。そうか、花冷えなんだと気がつく。「花冷え」という季節感を「宿浴衣」によって感じたのだろうと思います。 | |||
久保寺勇造 2007/04/20-07:38 No.[1644] | |||
花冷えに老師の膝のうすきかな 宇津喜知恵子 花冷えの仮寝の裾に猫も来て 菅沼玲胡 今朝は花冷えの句の中から二句を探しました。膝小僧が寒むそうだと何故かすこし可哀想、またどなたかお見えになりましていろいろお話下さい。 | |||
菅原宏通 2007/05/01-09:30 No.[1650] | |||
声を出して読むとリズムが非常に良い。上五の花冷えのの「の」が句調を滑らかにしているのでしょうか? 「や」でもなく、「に」でもなく「の」しかないと感じられます。「に」を使った句に ・花冷えに欅はけぶる月夜かな ・花冷えに瓢亭藁の円座出す 下五が「かな」でないのも良い。 但し花冷え(晩春)と宿浴衣(初夏)の季重なりが一寸気になるのは私だけでしょうか? | |||
菅原宏通 2007/05/01-09:44 No.[1651] | |||
失礼しました。例句の「欅」の方は渡邊水巴、「瓢亭」の方は橋本美代子です。次の下五が「かな」でないのが良いは海紅句に対してです。 | |||